『蒼い月の眠り猫』 伊野 隆之先生
--伊野隆之著/Kindle版
第11回日本SF新人賞を受賞の『樹環惑星―ダイビング・オパリア』から7年、
伊野先生の新作長編が出たのを機に著者インタビューをさせていただきました。
『蒼い月の眠り猫』は、現在の所AmazonのKindle版しかありませんが、
“kindleunlimited”加入者は無料で読めます。「アニマ・ソラリス」には、SF新
人賞受賞時の特別インタビューもありますので、合わせてお楽しみ下さい。
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■短編小説
『時間衝突後』 小林ひろき
時間衝突後、東京の時間は停滞し、ニューヨークの時間は加速した。東京に住
む明里は、精神は28歳だが身体は中学生のままだった。そのギャップを埋める
ためにVRを使った医療処置をうけていたが、東京の外に出て行った同級生から連
絡が来て、久しぶりに会おうという話になり……
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■連載長編小説
『ようこそ大宇宙へ! 超古代の巨大宇宙船で宇宙を征く』
『第一章 太陽系のトラブルバスター編』
「第四話 木星周辺の日常と、お仕事」 稲葉 小僧
木星調査団はトラブルの嵐。しかも、どうもそれはトラブルと言うよりは、俺
の目から見るとスパイ行為の発展形、破壊工作の類に違いない。はてさて、不肖
トラブルバスターこと楠見糺は、今回の任務はすんなりと解決できるか……
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■コラム
SF随想録『カレンダー』 おおむらゆう
SFだー、と始まったのにいきなりSFじゃなくてFantasy寄りの話題になります。
今回はみんな大好き星占い、ならぬ占星術 Astrology の話題から暦や時間に関係する単位の話をしてみましょうか。
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●編集後記
今月号のトップページのCGは、「アニマ・ソラリス」創刊100号記念号の際に
SFマガジンの表3に出した広告に使われたロボットのCGの別バージョンです。お
蔵入りのままではもったいないので、作者の方にお願いして使わせて頂くことに
なりました。「横浜の空に出現した、小さな空間の裂け目を見上げる巨大ロボッ
ト」という設定です。
雀部陽一郎 (監修/書評子)
父母がほぼ同時期に病気になって、介護と仕事で全く時間に余裕が無くなっ
たのですが、病院で待つ時間に本を読む習慣が戻ってきました。
父母がほぼ同時期に病気になって、介護と仕事で全く時間に余裕が無くなっ
たのですが、病院で待つ時間に本を読む習慣が戻ってきました。
ああ、本はやっぱりいいなあと最近しみじみ思っています。
福田弘生 (Anima Solarisプロデューサー)
一時期SFというジャンルが消失したなんて言われていたものでした。
他の小説がSF的な題材を普通に扱うようになったので、SFというくくりにする必然性が薄れてきたというものです。
それでも昨今のSF小説の復刊や新刊のラッシュが意味するところは、やっぱりSFというジャンルの小説に人が何かを
求めるものがあるのかもしれませんね。
おおむらゆう (編集)
十億年のうたたね
ほーけきょけきょとやや鳴き声のぎこちないうぐいすの声で目が覚めました。
うまく鳴けないことからたぶん今年生まれたうぐいすの幼鳥が鳴いているみたいです。
桜の花が咲く頃には大人のうぐいすと同じようになるといいやと思っています。ぎこちない鳴き声が微笑ましくて癒されます。
さて十億年のうたたねですが、火曜日は葉書を出してもなかなか当たらない懸賞報告と、金曜日は絵本のお布団ねたから桜の花ねたに変わり、
日曜日は少しずつしか痩せないダイエット報告をやっています。お暇なら見てね。
しばらく前からうたたねは休んでいたのですが、体調不良につき、しばらくお休みします。
7月か8月頃復帰できたらいいかなと思っています。
doru (コラムニスト)