◆著者インタビュー INDEX
『無名標』
中条 卓先生
「アニマ・ソラリス」初代編集長の-卓-先生が、処女作を上梓されたということで、 早速インタビューさせていただきました。 東海村とおぼしき核施設がプルトニウム爆発を起こして東京全土が汚染され、 主人公の男性は核シェルターに引きこもるものの、何故か妊娠してという奇想天外な物語です。 年代が近いので、共感する部分も多々あり、謎解きも興味深かったです。
◆SFファンクラブ探訪
チャチャヤング・ショートショートの会
そもそもの始まりは、故眉村先生がパーソナリティをされていた、 大阪のラジオ局毎日放送で開始された「MBSチャチャヤング」という深夜放送(1970年秋)でリスナーによる 「ショートショートコーナー」が始まったのが発端とのこと。 「チャチャヤング・ショートショート・マガジン」編集担当の大熊さんに色々お話しをうかがうことが出来ました。
◆ 読切短編小説
『さよなら、アルクトゥルス』
小林ひろき
沙枝が撮った写真に偶然写っていた西の空の異常、 それはブラックホールの強大な重力場による重力レンズ効果と赤方変異の証だった。
一方、レレンの暮らす星では、来たり来るカタストロフィから逃れるため、金持ちたちが宇宙船に乗って次々に逃げ出していた。
◆ 連載長編小説
ようこそ大宇宙へ! 超古代の巨大宇宙船で宇宙を征く
『第三章 銀河団のトラブルバスター編』
「第十八話 さんかく座銀河の片隅で」
稲葉小僧
今日も今日とて潜入捜査のフロンティア一同。悪の組織に乗っ取られ、 本来の仕事もままならない状態に陥ったシスターを救うために立ち上がる。 それは銀河一周宇宙船レースに参加して、トップの賞金を獲得することだった!
他、番外編のおまけ短編が4本あります。
◆ コラム
SF随想録
おおむらゆう
◆シャンダイア物語(第7部 第6章)
福田 弘生
編集後記
4月末に、前立腺肥大からの急性前立腺炎で病院で点滴と服薬。 細菌による炎症は収まったものの、男の宿命である前立腺肥大は治ってないので、 ちと困っております。担当医に聞くも、前立腺癌とのからみからか、投薬も無し、次回の受診も無しという。 転院するかなぁ。知り合いの先生なんだけど、そこは無茶苦茶混んでいるのが悩みの種です。
コロナは、今後多少の感染者の増減はあろうとも収束に向かっているようですね。 今回感じたのは国とか自治体の封鎖ってけっこう出来てしまうもんだなという事。
実は自治体隔離の1か月半の間に各自治体ごとのサーバーに全住民の人格情報が移植されて、 緊急事態宣言解除(人類滅亡)後にコロナの無かった2019年の夏あたりの記録を延々とループするとか、 県境に行くと霧が出て眠ってしまって作られた記憶が植え込まれるとか、 実は自分の自治体だけ残っていて外部は宇宙空間とか。
そんなふうに情報だけで世界が構築できそうな気がしたのです。
# 我が町田サーバーには精霊がたくさんいるので外敵には負けないぞ。
緊急事態宣言が解除されましたね。
まぁ、緊急事態宣言とは言っても、実体はちょっと強めの自粛要請でしかなかったのですが、 日本人の民俗性か、それでもみんなストレスためながら自粛してきたわけで。
そんな今日このごろ、東日本大震災とコロナ禍を過ごしてきた私たちには、 卓元編集長の『無名標』はどこか身に沁むところがあるかもしれません。
さて、もうちょっと、あとちょっと堪えないといけないかな、っと。