「樽の中の芥子畑」合成酵母菌による密造麻薬が流行る水没街を舞台に、偏屈だけどどこか優しい薬屋の女店主と、彼女に恩義を感じている街の人たちの関わりが感動を呼びます。
上記2編+番外編「午後の海上にて」を収録。作者個人制作による続刊。
商業誌終了後、作者個人にて続編を制作した「人間と他生物を分かつものは何か」を問う医学生物系SF、完結!とありますが、そもそも人間と他生物の境界線を決めようというのが人間の傲慢さの現れだと永田先生は書かれている気がします。人間も他の生物も、お互いに色々な意味で助け合って生きていくしかありませんよね!
永田礼路先生《螺旋じかけの海》シリーズ以外の著作の「ブックレビュー後編」はこちら スマホ等で画像が表示されない方はこちらに画像あり
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