癖は本能時にあり しょの18の2
軽茶一 成助
承前
「この旅の目的は本当は何ですか?
そしてあなたは本当は誰ですか?」
「・・・
その男は大きな泡に包まれ変身した
それは サルであった
「余は斉天大聖 豊臣秀吉ぢゃ わしの思惑はわかるまいて」
そこへまた天から大きな泡が降りてきてまた別な男が現れた
「ちっ わしはひとまず隠れる あとはあの男に聞くがよい」
サルは雲に乗って姿を消し あらたに現れた男はこう言った
「わたしこそ頂いた恩義により貴君をお迎えに参った者です
先程のサルは貴君の行いに乗じて自分の野望を遂げただけ
時間を操って自分のした改竄の証拠隠滅をしているのです
実はわたしもサルに見ざる言わざる聞かざるを強いられた」
「しかし私の行いは間違っていたのですか?」
「それを知るには・・・
最初に出会った3匹の猛獣とは 豹は色欲と無節操を表し
獅子は暴力と権力 狼は物欲と陰謀を表しているのですが
やはりまた地獄・煉獄の冥界めぐりをすればよいでしょう
その途中で第六天魔王に会えば先人達の行いの罪もわかり
そして最後に待っている人物が天国に案内してくれる筈と」
「やはりそうゆうことだったのですね
では貴方はいったい何者なのですか」
「わたし? わたしの名前とゆうより
海王星のゼロとゆえばおわかりかと」
光が光を包む そしてあらたな門が開いた
続く?