Author Interview
インタビュアー:[雀部]
『ウルトラマンデュアル』
  • 三島浩司著/Masayuki Gotoh装画
  • 早川書房
  • 2000円(文庫版:1180円)
  • 2016.1.25発行

かつて地球征服を目論みながら、ウルトラ戦士たちとの死闘の末、野望を打ち砕かれたヴェンダリスタ星人。生き残ったキップ・ラト・メイ スの三人は、強大な科学力と人に憑依する力で今も全人類に屈服を強いていた。

ウルトラ族で唯一生き残った聖女ティアは、なおも抗戦を続けるために、心ある人間たちと光の国の“飛び地”で共闘していた。そしてティ アによってウルトラ化された二柳日々輝は、地球を救う戦いに身を投じる!

『ウルトラマンデュアル2』
  • 三島浩司著/後藤正行カバーイラスト(円谷プロ)
  • 早川文庫SF
  • 1260円
  • 2018.9.25発行

ヴェンダリスタ星人を撃退してから八年余りの月日が流れた。その間に、悪者宇宙人の地球侵攻を阻むため地球防衛軍が組織される。栗村円 と一ノ瀬環は、新世代のウルトラ戦士として地球を守る任務につくことを望んだが、円だけがウルトラ化に失敗してしまった。一方その頃、太 陽系近傍には新たな宇宙人の脅威が迫っていた。

雀部 >
今月の著者インタビューは、昨年(2018)の9月に『ウルトラマンデュアル2』を出された三島 浩司先生です。『ウルトラマンデュアル』(2016/01)は、出て直ぐ読ませて頂いたのですが、『ウルトラマンデュアル2』は出たことに気 がつくのが遅れてしまって、申し訳ないです。今回もよろしくお願いします。
三島 >

『ウルトラマンデュアル2』は刊行されたことを知らないデュアル1読者が多いみたいですね。『デュアル1』の単行本から文庫本が出るま で2年半が経過し、その3カ月後に『デュアル2』が出ました。

しかも『デュアル2』は文庫本を新刊として出したので、混乱した方が少なからずいらっしゃったようです。

雀部 >

ということは、最初から2巻もしくは3巻の予定で書かれていたのでしょうか。

三島 >

『デュアル』で終わりのつもりでした。刊行後しばらくして『デュアル2』を創らないかという話が早川書房さんからでました。

雀部 >

私は最初から『デュアル2』が出ると思ってたのですが、そうだったとは。

前回の『ダイナミックフィギュア』著者インタビューか らもう五年も経ちました。インタビューの最後にお伺いした“某国民的ヒーローの一大企画に関与”という作品のヒーローは、やはりウルトラ マンだったんですね。

『ウルトラマンデュアル』の表紙に“02”の記述があるとおり“01”は『多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー』だったのです が、そもそもこの企画に加わることになった経緯をお教え下さい。

三島 >

これについては特に面白いエピソードはありません。ウルトラマン誕生50周年記念として、円谷プロダクションさんと早川書房さんが小説 版のウルトラマンを企画したわけです。

私は山本弘氏がどのタイミングからこの企画に積極的に関わっておられたのかは存じておりません。早川書房さんとしては短篇アンソロジー と長篇をやろうと企図され、1つ空席だった長篇が私に回ってきたということです。

雀部 >

なるほど。長編を書かれるに当たって、円谷プロ側からは何か注文はあったのでしょうか。『多々良島ふたたび』の収録短編を読んだ限りで は、ウルトラマンに対する「愛」があれば、後はどう書いてもと思えたのは内緒です(笑)

三島 >

事前のリクエストは特になかったと記憶しています。プロットを提出したあとと、原稿を提出したあとに円谷プロダクションさんからゆるい 変更要請があったくらいです。

雀部 >

そうなんですか。ご著作の中で『ダイナミックフィギュア』で一番感じたのですが、かなり設定に凝られる方だから、そういうところをかわ れて長編を任されたのかと想像してました。超国民的ヒーローであるウルトラマンを題材にするに当たって、苦労された点、もしくはやりやす かった点とかはありましたでしょうか。

三島 >

私個人の馴染みのないシリーズ作品ならかなり神経を遣っていたと思います。幸いウルトラマンは私がこどもの頃にさんざん親しんできた作 品ですから、ファンという立場もあって書きやすかったです。

こどもにしてはよくお金を使ったと思いますよ。カードやら消しゴムやら図鑑やら。

その金額がこのたび私に遠慮なく作品を書かせたんだと思います(笑)。

雀部 >

ウルトラマンが始まったのは高校生の頃で、カードも消しゴムも図鑑も無かった(笑)

『ウルトラマンデュアル』には、外部に被害が及んだため光線系の必殺技が禁止されたというエピソードがあって、これは“必殺技があるな ら最初から使えよ!”という三島先生の主張を裏付けるエピソードだと思ったのですが?(笑)

三島 >

そうですね。光線技を使うのに最適なタイミングはエネルギーが最大にみなぎっているスタート時ですね。『デュアル1』では、世界政府は 中立でありながら、最悪のシナリオを考慮してヴェンダリスタ側に傾いたスタンスをとっていました。シラヌイを心で応援しつつ、シラヌイに ハンディを課さなくてはならなかったんですよね。

雀部 >

全く。ここらあたりの宇宙人との政治的な駆け引きも面白いですね。

それに加えて飛び地のロジスティクスの問題とかもあって、受ける印象は全く異なるのですが、そういう点は映画の『シンゴジラ』(常に会 議して対応策を練っているし)と同じような方向性もあるのではないかと。

三島 >

地球全体の問題ですから、特別な一機関に全権をゆだねるというスタイルにはあまりしたくありませんでした。どこかで政治の中枢とのパイ プを残しておかないとリアリティがなくなってしまいます。

話は逸れますが、怪獣という巨大なスケール上、ウルトラマンデュアルでは作戦というものをなかなか立てられませんでした。15分会議し ている間に町一つ燃えてしまいますから。飛び地の緩衝地帯も怪獣がどれくらいで駆け抜けるか計算しました。あっという間です(会議無 理)。怪獣のパンチ力も人間とのスケール比で計算しましたね。そこからマグニチュード換算もしました(笑)。

雀部 >

なんと!>マグニチュード換算。対策会議無理はその通り(笑)

段々とエネルギーが枯渇してきて省エネを徹底するところも切実、かつありそうでなんか納得しました(笑)

三島 >

ティアズスタンドの船内エネルギーは有限なのですが、オンドールという怪獣が出現したときに菊田司令官は大胆にも9割を消費させます。 これは私の人間性のどこを探してもない部分で、あり得ない決断です。ウルトラマンデュアルに限らず、もしこの手の大胆さが描かれていた場 合はエヴァの碇ゲンドウの影響力だと思ってください。

雀部 >

(驚) 碇ゲンドウの影響だったとは。

あと読んで感じたのですが、ヴェンダリスタ星人も人間に憑依するというのは、敵のパートの描写に宇宙語を使わなくても良いという優れた 設定でもありますよね。

三島 >

そうですね。日本語を銀河系の共通語にしたくはありませんでした。

雀部 >

確かに。

それと相撲用語が多いのは、飛び地がゆがんだ円形をしていて周りに超巨大な壁があり、ヴェンダリスタ星人との取り決め上、それを越えて はいけないからなんでしょうか?

相撲だと俵から出たら負けですからね。私が視聴していた昔のウルトラマンは、怪獣との闘いの技はプロレス系が多かった印象があります が、プロレスはリング外に出てもカウント中に戻ってくればOKですし(笑)

三島 >

飛び地という設定に至った順序はもう憶えていないのですが、怪獣を日本全国・世界中に出現させられたらいろいろな意味でお手上げのわけ で、できるだけ狭い範囲にしたかった。その狙いから相撲へとつながったのは、「シラヌイ」という名前のウルトラマンにしたかったからだと 思います。横綱の不知火型ですね。じゃあ戦場は土俵にしよう。土俵下があって、砂かぶりがあって、枡席があって……。(悪くないじゃな い)

雀部 >

「シラヌイ」という名前からの「相撲」だったとは。そういえば後で「ウンリュウ」も出てきますね。うんうん、確かに飛び地を俯瞰する と、土俵とその周りと類似形ですね。 あと、『ダイナミックフィギュア』でお伺いした「概念」。『ウルトラマンデュアル』においてもそれ らしき記述がありますが、もっとも苦労されたのはどこでしょうか。

個人的には『正義とは悪に育まれるものだ』という警句が一番好きです。

三島 >

ウルトラマンをリアルに描くにあたって問題になったのは4つだったと記憶しています(もっとあったかも)。

1つは怪獣をあっちゃこっちゃに出現させない。基本的にウルトラマンの活動時間は3分なので、地方出張が難しくなってくるはずです。

2つ目は怪獣をどうやって出現させるのか。怪獣は巨大なので連れてくるのがたいへん。

3つ目はウルトラマンも負傷するのではないかという問題。これをどうやって治療するのか。

4つ目は光の国と地球の絶望的な距離。光の国は千光年離れているというオリジナル設定が存在している(※M78星雲は現存するメシエ天 体のM78ではない。メシエ天体のM78はけっこう近い)。

1つ目の問題は“飛び地”で解決しました。あそこは地球ではなくティアが統治する光の国なんですね。

2つ目の問題は“ディメンションケージ”で解決しました。ウルトラマンたちは船の中に“宇宙”を搭載しているのです。いくらでも積み込 めます。しかしそこに入っている怪獣は宇宙怪獣でなくてはなりません。ウルトラシリーズで登場した怪獣に何体か友情出演してもらいました が、宇宙怪獣が意外といないんですよね。これは誤算でした。

3つ目は“ウルトラコンディショナー”で解決。便利でした(ニッコリ)。腕が飛んでも再生してくれます。

4つ目は『デュアル1』では説明されず、個人的には逃げ切れたと思っていたら、『デュアル2』の話をいただいて、やっぱり逃げきれな かった。これは『デュアル2』で“駅”というオリジナルの概念で解決したつもりです。

雀部 >

なるほど、結構苦労されて設定を詰められたんですね。

この中で一番好きな設定は、やはり“飛び地”ですね。怪獣の出現がここに限定されるし、外交上も都合が良い。なにより隔絶した感じが良 いですね、そこに冒険も生まれるしで。

それはそうと、ウルトラ化にあたって、ファースト・ステップ、セカンド・ステップと段階を踏むのですが、これを採用された最大の理由は 何でしょうか?

三島 >

副産物として、ファースト・ステップでは装置や機器の操作権が限定されるという面白い設定になりました。本来の目的は、段階を設けるこ とにより、ウルトラマンになるとはどういうことなのか、ヒトであることを捨てるとはどういうことなのかをより強く感じていただくためで す。ちびっ子たちがヒーローものやヒロインものを見れば、ヒーロー・ヒロインになりたいと思うでしょう。

しかしちょっと待てと。ヒトじゃなくなるって大変なことだぞ。オイ、そこの僕、また戻れると思ってるのか?

現実はそんなに甘くないぞ。ウルトラマンデュアルはこども向けの作品ではありませんから、このあたりをシビアな設定にしたわけです。

雀部 >

確かに。子供のころは格好良いところしか見てないです。

後ですねぇ、三島先生の持ち味としては『ダイナミックフィギュア』の安並司令の第一声が任侠調とかに代表される、真面目な顔をして受け を取る点があると思っていたのですが、『デュアル2』では、ウンリュウが正座して怒られるシーンとか、ティアの親御さんが追放された娘が 心配で遙々出張ってくるところとかは、明らかにはじめから笑わせにきてますよね(笑)

三島 >

『ウルトラセブン』でちゃぶ台をはさんで対話するメトロン星人とモロボシ・ダンのシーンは強いインパクトをあたえてきましたよね。

いくらなんでもあり得ない画といいましょうか。スーツ姿の宇宙人(ウルトラ系)が畳の上で正座をさせられて地球人の婦人に怒られてい る。これもあり得ない画ですがちょっと安らぎを感じるシーンでもあります。どんな必殺技をもった超人でも“お母さん”には頭が上がらない 状態が1番平和なんじゃないかと思いますね。

雀部 >

やはり(爆笑)

三島 >

ティアの両親のシーンを描いた理由はなんでしたかね。ティアが地球人になることを示したかったのもありますし、そんな重要なことを勝手 に決定するビッキーの裁量と器を示したかったというのもあります。千光年も離れた光の国からお嫁さんをもらうというスペースオペラ的な シーンでもあります。

雀部 >

そっちの方でしたか〜。光の国にも親子の情愛は地球と同じようにあるんだと思いましたよ。

他に、“う〜む、やるな”と感じたのは、

1.国際防衛大学に学閥がある。→確かに出来るかも知れないぞ!

2.ハウイェ星人から「ギャラフィアンに屈することなく撃退した地球人類は、天の川銀河でちょっとした有名人になってる」と聞くところ は、クラークの「太陽系最後の日」を思い起こさせます。

3.怪獣が出現して戦うとあたり一帯に病原菌がまき散らされるので、新薬の抗生剤を処方される→なんと!盲点だった。

4.ティアたち聖職者の能力は、光の国の戦士を殺すためにのみある。こ、これは思いもよらなかった設定ですが、読み進むとなるほどブ レーキ役は確かに必要ですね。

5.タマキを6号艇まで護送する際に、光の国の戦士たちが正規には褒められない規則違反だったタマキの行為に対して、次々と謝辞を述べ るために集まってくるシーンは、かなりジーンと来ました(泣;;)

三島 >

1と3についてですが、私の作品は現実社会をベースとしていまして、そこにとある不思議なことが1つ起こると、それにともなって現実社 会がどのように変化していくのかをシミュレートする作りになっています。現実社会をベースにするということはリアリティを保つということ です。学閥や病原菌は、実際ははたしてどうなのか、わかりません。しかしリアリティを錯覚できればそれでいいのです。

雀部 >

そこが近未来SFの読みどころでもありますし。

まあウルトラマンだから、緩くても許されるとは思いますが(笑)

三島 >

2につきましては、地球が将来光の国になるという展開と同じ意味合いでして、ちょっと誇らしくて鼻の下がくすぐったくなりますよね。

雀部 >

日本人が外国人から凄いなあと感心されると嬉しいのに似ているかも(笑)

三島 >

4につきましては、じつは意外と思われる理由がありまして、聖職者という概念を破壊したかったのです。我々現実の地球人は、まだ宇宙人 と会ったことがありません。だからヒトが1番優れていると思ってしまっているところがある。英語が宇宙で通用すると思っている。英語が通 用するとは思っていなくても音声によるコミュニケーションが宇宙のスタンダードだと思っている。地球の単位スケールが通用すると思ってい る。

聖職者と聞けば私はバチカンをイメージしてしまう。しかしそうではなくて、地球の概念はあまり宇宙で通用しないんだよといいたくて、光 の国での聖職者には恐ろしいイメージをもたせたわけです。私はSF作家ですが、宇宙について書くのは初めてでした。1番困ったのは時間の 表現ですね。宇宙で1“時間”・1“日”って超ローカルでダセぇ(笑)。

雀部 >

わかります。そこはSF作家の腕の見せ所でもあるわけですが。

三島 >

5は地球パートと宇宙パートのバランスですね。地球の出来事はマドカや三矢、宇宙のパートはタマキとビッキーを中心に描くのですが、バ ランス的に宇宙のボリュームが若干物足りなくなってしまう。これは私が宇宙に明るくないという理由からですが、できるだけがんばって描き ました。ちょっぴり感動するシーンも入れたいですよね。それにしても涙の設定は至るところで生きたなあ(自画自賛(笑))。

雀部 >

最後の最後で、涙の結晶も間に合うし。大団円ですね。 

ヴェンダリスタ星人、なかなか侮れない感じが良いです。トランプ大統領だったら気が合いそう(笑)

三島 >

ヴェンダリスタ星人はたったの3人(+宇宙にいる2人)ですからね。この構図って、普通の作品なら「正義側」ですよね。ヴェンダリスタ 星人よくがんばった(笑)。相撲三賞の敢闘賞をあげましょう。技能賞もかな。

雀部 >

そこも相撲ですか(笑)

例えがすごく古いですがE・E・スミスの《スカイラーク・シリーズ》におけるデュケーヌ博士的な立ち位置かと。

キップの言葉だと“「ありがとう」の反対は「当たり前」だ。総ての行為は自分のため。これを誠実に認めたとき初めて美しくなる”。凶悪 宇宙人の言葉じゃないっす(笑)

三島 >

最終的にヴェンダリスタ星人はじつは良い宇宙人ということになりました。ちなみに「ありがとう」の反対は「当たり前」の話をされたのは 生前の小松左京氏です。

雀部 >

えっ、小松先生だったとは(恥;;)

ラストシーンは印象的ですが、聖職者は子供を作れないわけではなさそうなので、聖女とウンリュウの子ども、待望します(笑)

三島 >

ビッキー×鈴=耀子 ティア×ウンリュウ=? ジュニア世代は初めからハイパフォーマンスで活躍できそうですよね(ん? それってドラ ゴンボールの世界ではないのか?)。しかしまあ、シラヌイを“弱いウルトラマン”で描いておいたのは、後々活きてくるだろうと思っていま した。

雀部 >

ドラゴンボールの世界は、かかあ天下です(笑)

シラヌイは、ウンリュウより強いのかと思ってました。弱い設定って『デュアル3』用なのでしょうか?

三島 >

これは昭和−平成、そして令和へと続いていくだろうウルトラシリーズへの配慮もありました。シラヌイの実力は弱くしておくのが無難だろ うと。

新しいヒーローが誕生するごとに実力をアップさせないと見る側に刺激をあたえられなくなるものです。私はこの面でダイナミックフィギュ アのときから挑戦してきており、弱い火力でも戦闘は面白くなることを示したいと思ってきました。これから先もそのスタンスでがんばりま す。

雀部 >

はい、総合的に弱い側が知力と計略(と根性も)を駆使してなんとか勝利するというのも王道パターンではあります。ドラゴンボールとか烈 火とか幽々とかの、どんどんレベルアップするのは少年誌だけで良いです(笑)

それと、個人的には、『ウルトラマンデュアル』の前日譚というか、人類が出てこない「堕落の翼」が初代の宇宙警備隊を務めていた頃の話 が読みたいです。

三島 >

ムチャぶり(笑)。それはもう私たちの知る地球の概念をごっそり除いた別の世界を丸々クリエイトしないといけないでしょうね。人類に とって年代的には過去の話でも、科学や文明についてははるか未来のことを描かなくてはなりません。(あっ、なんか三島って人間は面倒くさ い?)

雀部 >

いえいえそんなことはありません。期待の現れということで(笑)

最後に支障の無い範囲で、今後の執筆予定をお聞かせ下さい。

三島 >

ヤングアダルトのSF小説を発表する予定です。私にとって40代の代表作になると思います。

ウルトラマンデュアルをよろしくお願いします。インタビュー、ありがとうございました。またアニマ・ソラリスでお目にかかりましょう。

雀部 >

こちらこそ、お忙しいところありがとうございました。

ヤングアダルト向けSF、期待してます。

[三島浩司]
1969年生まれ。関西大学工学部電子工学科卒。電気関係会社退社後、小説執筆を続ける。『ルナ Orphan’s Trouble』で第4回日本SF新人賞を受賞し、同作で2003年にデビュー。2011年、ハヤカワSFシリーズJコレクションより『ダイナミックフィギュア』を刊行。 従来の二足歩行兵器のコンセプトを更新する、最先端のリアルロボットSFとして広く話題を呼び、ベストSF2011「国内篇」第3位にランクイン した。
[雀部]
"TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE"のコラボでは、以下の二冊も出てます。
『多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー』
収録作:
山本弘「多々良島ふたたび」
北野勇作「宇宙からの贈りものたち」
小林泰三「マウンテンピーナッツ」
三津田信三「影が来る」
藤崎慎吾「変身障害」
田中啓文「怪獣ルクスビグラの足型を取った男」
酉島伝法「痕の祀り」
『ウルトラマンF』小林泰三著