続・「一週間の歌」の考察

軽茶一かるちゃいち 成助なりすけ

第3章『ユノ連続体』


201X年の夏 ユノは天球を支えていたアトラスの力を借りてガイアのスイングバイにより「そこ」へ向かった 彼女は 磁力計 MAG マイクロ波放射計 MWR 重力測定装置 GS エネルギー粒子検出装置 JEDI オーロラ分布観測実験システム JADE 電波実験装置 WAVES 紫外線撮像スペクトロメーター UVS 赤外線オーロラマッピング装置 JIRAM そして JUNOCAM を持っていた 目的はユピテルの素行調査である


参考


和名/ ギリシャ名/ローマ神話/英語名

水星  ヘルメス/メルクリウス/マーキュリー

金星  アフロディテ/ウェヌス/ヴィーナス

地球  ガイア/テラ/アース

月   アルテミス/ディアナ/ダイアナ

火星  アレス/マルス/マーズ

小惑星 デメテル/ケレス/セレス

木星  ゼウス/ユピテル/ジュピター

土星  クロノス/サトゥルヌス/サターン

天王星 ウラノス/ウラヌス/ウラヌス

海王星 ポセイドン/ネプトゥヌス/ネプチューン

冥王星 ハデス/プルト(ン)/プルートー

太陽  アポロン/アポロ/アポロ


ヘラ/ユノ/ジュノー※ゼウスの姉で妻※父はクロノス

アテナ/ミセルヴァ/ミネルヴァ※ゼウスの娘

ヘパイトス/ウルカヌス/ヴァルカン※ヘラ(一人?)の息子※アフロディテの夫

ヘスティア/ウェスタ/ヴェスタ※ゼウス兄弟の長女

ディオニソス/バッコス/バッカス※ゼウスの息子

オケアノス/オケアヌス/オーケアヌス※ウラノスとガイアの息子

ヘリオス/ソル/ヘリオス※ゼウスの従兄弟※太陽

セレネ/ルナ/ルナ※ヘリオスと兄弟※月

エオス/アウロラ/オーロラ※同上

マイヤ/マイヤ/※アトラスの娘でヘルメスの母

アトラス//アトラス※ティターン一族

プロメテウス//プロメテウス※ティターン一族

ザン/ヤヌス/ヤヌス※ローマ神話

アスクレピオス//※アポロンの息子



・しょの1


16から17世紀 イタリアはトスカーナのリュート奏者 作曲家 音楽理論家 ヴィンチェンツォ・ガリレイの長男 ガリレオ・ガリレイは


父が音響学の分野ですでに数学的な手法を大いに取り入れていたわけで 息子のガリレオは物体の運動の研究をするときに(父にならって)実験結果を数的(数学的)に記述し分析するという手法を採用した このことが現代の自然科学の領域で高く評価されている 彼以前にはこのように運動を数的に研究する手法はヨーロッパにはなかった さらにガリレオは天文の問題や物理の問題について考えるときにアリストテレスの説や教会が支持する説など 既存の理論体系や多数派が信じている説に盲目的に従うのではなく 自分自身で実験を行って実際に起こる現象を自分の眼で確かめるという方法をとったと一般に考えられている それらにより現代では「科学の父」と呼ばれている



1610年1月7日自ら開発したガリレオ望遠鏡で木星の3つ(後にもう一つ)の衛星を観測した 内側からIO(アイオ)EUROPA(エウロパ)GANYMEDE(ガニメデ)CALLISTO(カリスト)である この観測結果による論文「星界の使者」は3月には発表されたがその翌月にはヨハネスケプラーが読んでいる ガリレオは既にそれまでのプトレマイオスモデルではなく地動説を揺るぎないものと考えていたが公表はしなかった

※昨年7月連載の光子はかく語れりシリーズ参照

それから約400年後ガリレオは再び木星に向かった ガリレオミッションである


しかしガリレオより二千年も前に裸眼で木星の衛星を観ていた人物がいた



・しょの2


それは 中國東周戰國時代中齊國的天文學家,甘 徳である 彼は紀元前364年に木星近傍に暗い星があることを記録した 時は中国・戦国時代 場所は斉 斉は秦の始皇帝によって滅ぼされた最後の国 創始者は周の文王・武王の国師であった軍師の呂尚(姜尚)である つまり太公望のこと

この戦国時代に惑星の位置やその運行がより正確に観測され理解されるようになると占星術はきわめて盛んになり 甘徳や同時代人の石申らによって占星術の知識が集成され 惑星のなかでは歳星(木星)が重視された とゆうのはこの惑星がほぼ12年で全天を一周することから 周天を12等分した十二次のどこに歳星がくるかによって十二次に割り当てられた分野 すなわち地上の国々の命運が占われたからである 陰陽五行説の起源は太陽・月・五惑星による占星術と不可分なところがあり 逆に占星術も五行説を媒介にして整理されたとゆうことだ

さて甘徳が観た木星の衛星はガニメデである 木星の第三衛星 太陽系の衛星の中では最大 水星よりも大きい(質量は約半分) 衛星の中で唯一磁場を持つことをガリレオ探査機が発見 また薄い酸素大気を持ち ケイ酸塩岩石と水の氷がほぼ半々の組成で 水や内部海の可能性もある



ガニメデ(ラテン語系)はギリシャ神話ではガニュメーデース イーリオス(トロイア)の王子で美少年 オリュムポス十二神に不死の酒ネクタールを給仕するとも ゼウス(ユピテル)の杯を奉げ持つともゆわれる(そのためこの名前がついた イオ エウロパ カリストも皆ゼウスの愛人である) 元来は大地に天の雨をもたらす神だったと考えられており ヴェーダ神話のソーマ(神々の酒盃 ゾロアスター教ではハオマ)との関連も指摘されている


そのガニメデが誘拐された


・しょの3


一般にはガニュメーデースが神々の給仕となったのは以下の事情によるとされる オリュムポスの神々に給仕するのは もとは大神ゼウス(ユピテル)とその正妻ヘーラー(ユノ)の娘 青春の女神であるヘーベーの役割であった ゼウスの子 英雄ヘーラクレースが死後 神々の列に加えられたとき ヘーラクレースを憎んだヘーラーはようやくヘーラクレースと和解し その娘ヘーベーが妻としてヘーラクレースに与えられた このため神々の宴席に給仕するものがなくなった ゼウスはガニュメーデース(ゼウスにとっては玄孫に当たる)の美しさを愛し ガニュメーデースをさらい オリュムポスの給仕とした この仕事のためにガニュメーデースには永遠の若さと不死が与えられた また代償としてその父に速い神馬(別伝ではヘーパイストスの作った黄金のブドウの木)が与えられた

ガニュメーデースの誘拐には諸説がある まずガニュメーデースをさらったのは誰かについて異伝があり 神々たち ゼウス自身 ゼウスの使いの鷲 ゼウスが鷲の姿に変じてさらったなどの説がある 一方で タンタロス またはミーノース エーオースがさらったという伝承もある

また、ガニュメーデースがさらわれた場所は 一般にトローアスのイーデー山(ラテン語名イーダー山)であるとホメーロス他ではいわれる 他方で 同名のクレータ島の山 またはエウボイアの山 ミューシアのハルパゲ(誘拐の意)という場所であるとの説もある

ヘーラクレースに与えられる前のヘーベーが給仕中に転んであられもない姿になったので ゼウスは彼女に免職を言い渡し その代わりとしてガニュメーデースをさらったともいわれる

わし座はガニュメーデースを誘拐するときのゼウスの姿 みずがめ座はネクタールを給仕するガニュメーデースと酒壷にそれぞれ見立てられたものである



もうひとり誘拐されたのは

エウロパであった



・しょの4


『エウロパの誘拐』は、レンブラントの作品では珍しい、神話に主題を求めた絵画の一つであり、現在はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスのジャン・ポール・ゲティ美術館が所蔵している。古代ローマの詩人オウイディウスがその主著『変身物語』の中で語る、ゼウスがエウロパを誘惑する箇所にレンブラントが着想を得て描かれたものである。

エウロパの友人たちが岸で恐怖におののく中、牡牛の背に乗ったエウロパが荒れる水面に分け入り連れ去られる場面が描かれる。レンブラントは、この寓話的な作品を描くために、パトロンの興味関心と自らの古典文学への造詣とを結実させたのであった。バロック絵画盛期の様式に則って自らの時代の思想と情景描写とを綯交ぜにした彼の手法は、この絵画における両面的な強みとなっている。

オランダ東インド会社所属の商人ジャック・スペックスの後援を得て完成したこの絵画の寓意は、レンブラントが愛読したと思われるベルギー人芸術史家カレル・ヴァン・マンデルの著作に帰するところが大である。



レンブラントは17世紀の マンデルは16世紀の そしてガリレオは16から17世紀のシト

マンデルはマニエリストであり その著作とは「画家列伝」のことである

『画家列伝』には古代ローマの詩人オウィディウスが書いた『変身物語』の翻訳も含まれており、これは宗教的題材よりも古代神話に基づいた絵画を描くことが画家にとって必要であるということを意味している。当時は象徴的寓意を絵画に持たせることは非常に重要で、『変身物語』に出てくるキャラクターと画家が意図する象徴表現を組み合わせることにより、絵画に明確な物語性が生まれるとしている。『画家列伝』の最終章は、動物などが持つ象徴性についてのものである。



オウディウスは紀元前から紀元後のシト


恋愛詩をヘクサメトロスでエレギーアした ここにおいて 神々は叙事詩ではまぢめだがエレギーア詩ではそうでわなかった 彼はひとつの詩歌と過失で追放された


ヘクサメトロスは さらに紀元前8世紀のホメロスまで遡るが ギリシャ神話ではアポロンの娘ペーモノエの発明した韻律のことである 変身物語メタモルフォゼスは中世文学やシェイクスピア、そしてグリム童話にも大きな影響を与えた。

ナルシストの語源ともなった、ナルキッソスが呪いにより自己愛に目覚め、やがてスイセンになる話、そのナルキッソスを愛するエコーが木霊になる話、蝋で固めた翼で空を飛んだイカロスが墜落死する話、アポローンに愛されるもゼピュロスの嫉妬によりアポローンの投げた円盤に当たって死んでしまうヒュアキントスがヒヤシンスの花になる話など、有名なエピソードも本作に収められている。



・しょの5


カリストは凌辱された


チェストー でわなくて

カリストーはその名の通りのとても美しい乙女だったが、身を飾ることや色恋にはまるで興味を示さず、アルテミスの従者として処女を誓い、狩りに明け暮れる生活をしていた。

しかしある日、その美しさゆえにゼウスに見初められる。よく知られた伝によれば、ゼウスはアルテミスの姿を借りることで男性への警戒心の強いカリストーに近づき、思いを遂げた。彼女は男と交わったことがアルテミスに知れるのを恐れてこのことをずっと隠していた。だが何ヶ月も経ったある日、狩りの最中にアルテミス達と沐浴をすることとなり、彼女も仲間入りを強要される。彼女はゼウスの子どもを身ごもっており、衣服を脱いだためにそれを知られてしまった。その結果、純潔を尊ぶアルテミスの怒りにより、あるいはゼウスの妃のヘーラーの嫉妬によって、恐ろしい呪いを受けることになる。哀れみを乞うカリストーの真っ白な腕は黒い毛皮で覆われ、両手は湾曲して鉤爪が伸びて獣の前肢となり、ゼウスがとりわけ愛でた口元は巨大な獣の顎となって喉からは言葉の替わりにおぞましい唸り声しか出せないようにされた。彼女はもとの美しい容姿とは似ても似つかぬ、熊の姿に変えられたのである。

カリストーが熊に変えられる経緯については諸伝がある。古い伝承では妊娠が発覚した時点で純潔の誓いに背いた罰としてアルテミスによって変身させられた、とするものが多い。ゼウスが彼女をアルテミス、ないしヘーラーの怒りから守るために変えたという説もある。最も流布しているオウィディウス『変身物語』中のエピソードでは、妊娠が発覚した時点ではアルテミスのお供から追放されるにとどまり、彼女が熊に変えられるのはアルカスを生んだ直後、ヘーラーによってである。この場合、ヘーラーが夫ゼウスの心を奪った彼女の美しさを妬んでの仕打ちである。

その後、熊にされたカリストーを、ヘーラーがアルテミスに猛獣として討つようにと説き伏せ殺させたとも、アルテミスが誓いを守らなかったことに怒り殺したともいわれ、ゼウスはカリストーの遺体の中から子供を取りだしマイアに預け、遺体を天にあげておおぐま座に変えた。



子供はアルカス 大きくなって狩人になるが母と知らずに熊を射殺そうとしたところを ゼウスが儚んで 小熊座として天に上げた 牛飼い座のアルクトゥルスとゆう説もある

大熊座の一部が北斗七星であり柄杓の先の延長にあるのが小熊座αの 北極星である



紀元前6世紀 孔丘(孔子)が見上げた星空には北辰はその位置には無かった



・しょの6


イオもゼウスに拐かされた


生まれについては諸説あり アルゴスでヘラ(ユノ)に仕える女神官だった

でこれがゼウス(ユピテル)のお手つきになるわけです それをヘラに発見されたゼウスはシラを切ってイオを牝牛に変身させる そこでヘラはその牝牛をアルゴス(百目鬼)に見はらせた ゼウスはヘルメスに盗んでくるよう命じたが失敗してアルゴスを殺してしまう イオは解放されるがヘラのいびりであちこちを彷徨うことに成り 最後にエジプトで元の姿に戻りゼウスの子を産む


イギリスの詩人ロバート・グレーヴスは、アルゴスの人々は新月を牝牛の角に見立てて崇拝していた。このことからイーオーは雨をもたらす月の女神の化身だったとする。また、イーオーの物語は本来関係のない二つの物語が原型にあり、これにいくつかの要素が加わってできたのではないかと考察している。二つの物語とは、ひとつは月の神獣である牝牛が星々に守られて大空をめぐる話で、アイルランド伝説にも同種の話がある。もうひとつは、ギリシアに侵入したヘレーネスの指導者(ゼウス)が月の巫女を陵辱した話で、イーオーとは「牝牛の眼を持った」ヘーラーの異名にほかならない。加えられた要素としては、虻に追われて牛が狂い回る仕草は、雨乞いの儀式であり、アルゴス人の植民地がエウボイア島からボスポロス、黒海、シリア、エジプトへと広がっていったことに伴い、この祭式も東漸したことを示す。また、ギリシアにおけるイーオー信仰が、エジプトのイーシス、シリアのアスタルテー、インドのカリのそれぞれの信仰と類似していることの説明であるとしている。



イオで四つ出たところで

木星のガリレオ(が発見した)衛星は 内側からイオ エウロパ ガニメデ カリストである


大きさはガニメデ>※タイタン(土星)>※水星>カリスト>イオ>エウロパ

イオの公転周期:エウロパの公転周期:ガニメデの公転周期 ≒ 1:2:4 という関係が成り立っているが、これは軌道共鳴という天体力学のメカニズムにより説明されている。またいずれも自転周期は公転と同期している。(※地球の月のように常に同じ面を木星に向けている) カリストのみ離れていて木星の磁場の影響を受けないので木星探査基地としてはここになるだろう エウロパは別の理由により難しい(※生命が居る可能性)



『ユノ連続体』サプリメンタル


ギリシャ人にとって神話が何だったのかとゆうと 幻想でも比喩でもなく宗教や論理や哲学と同様の現実体験を表現する異なった方法だった 人間と世界との思考 体系としてはオルペウス的伝統(宇宙生成論)とオリュンポス的伝統(宇宙構造論) 前者:ディオニュソス・デメテル・プロセルビナなどは時間的で 後者:ゼウス・アポロン・ヘルメス・アテナなどは空間的宗教である ニーチェの対概念など


さて ユピテルことゼウスは稀代のコマシである レダやイオの他にもエウロパやダナエやアンティオペなどたくさんあって 正妻のヘラでさえも最初は断られてからカッコーに化けて近づきものにしている ヘラ自身は貞淑な妻だが嫉妬においてイオの他にも数々の逸話を残す その他アポロンはダフネを ハデスはペルセポネをとゆうように この時代は(男性社会の)強者が弱者を征服するとゆう路線なのであった 祝聖されたレイプはカノンであって単なる肉欲ではなかった チンギスハンもそうだし 仏教でも龍樹は透明人間となり多くの女性との交合を果たす伝説がある ピカソの女性遍歴を見よ ティツィアーノは聖愛と俗愛とゆうが レダもイオもつまるところ不倫の話である では主役は誰か

レダにしてもイオにしても古代の石棺の浮き彫りに数多く使われていた またミケランジェロもネオプラトニズムにおいてメディチ家の墓の中に夜の寓意像としてレダを用いた これらは神に愛された者は死ぬとゆうことを示す しかし神に愛されて死ななかった奇跡の女が一人いた それはマリアである



「ハカセ まだ肝心のユノが出てきません」

「あーね いちお作為はあったんやけどな」

「木星上がったが四衛星の食も見えません」

「ンナもん 肉眼で見るの無理とちゃうけ」

「でわロケの方にしばらく集中しましょう」

「まー来月末までにわ大学ロケをやりたい」

「コロナをむしろ逆手にとるくらいってね」

「そこシナリオの変更しようとは思ちょる」

「とりま本が完成したのでできるでしょう」

「出張ロケさえできれば怒涛の進捗だがの」

「チェストー



『ユノ連続体』(第2部)しょの7


先日のこと フランスとオーストラリアの研究チームがシーラカンスの鱗を調べたところ 今まで20年前後と思われていた寿命が約100年であるとゆうことがわかった(Current Biology 2021.6.17)

40年前 モザンビーク海峡にあるコモロ諸島の島のひとつアンジュアン島沖で 魚類学の権威・?(むろあじ)鮫太郎教授は日本の伝統的な漁法・鵜飼いでシーラカンスを捕獲した 研究所に殺到する報道から逃れて帰宅した教授を待っていたのは「寿司牛 牛山興兵衛」を名乗る怪しげな男であった 牛山は教授にこう言った

「シーラカンスをあっしにゆずってくだせえ あっしはシーラカンスの寿司をにぎってみてえんだ!!」

『にぎり寿司三億年』である



シーラカンスが出現したのは古生代デボン紀(約4億1600万年前から約3億5920万年前までの時期)で 約6500万年前(中生代白亜紀末)の大量絶滅(K-Pg境界)を境にほとんど全ての種が絶滅した はずであった

このK-Pg境界とは顕生代において5回発生した大量絶滅のうちの最後の事件である

このときメキシコのユカタン半島付近に直径約10kmの巨大隕石(チクシュルーブ衝突体)が落下した この隕石落下が大量絶滅の引き金になったと推定されている


この時代の(世界中の)地層にはイリジウムが発見されている これは地球由来では無いので隕石のもたらしたものだとゆうこと また衝撃石英も現存クレーター周辺に多くある しかし肝心のその現場には巨大クレーターが残っていないのである 海中だからだろうか



・しょの8


K-Pg境界は白亜紀末(6600万年前)で それ以前にも三畳紀末(2億130万年前)ペルム紀末(2億5100万年前)デボン紀末(3億5920万年前)オルドビス期末(4億4370万年前)の5つの大量絶滅事件があった

しかしもっと大昔にそこどこやない事件があった


「後期重爆撃期」 天文学・地球惑星科学において41億年前から38億年前の期間を指す言葉である 原始生命ができた頃だから絶滅ではなくむしろパンスペルミアかも知れない

これは太陽系内で単なる隕石より惑星レベルの衝突があったとゆうもので 結果として

月に多くの隕石衝突によるクレーターが形成され、地球・水星・金星・火星といった岩石惑星も多くの天体衝突を受けたと考えられている。後期重爆撃期の主な証拠は月の石の年代測定から得られたもので、天体衝突に由来する月面の溶融岩石の大部分がこの短い期間に作られたと示されている

この時代特定はアポロ15/16/17が「雨の海」「神酒の海」「晴れの海」の近くから集めた月の石の放射年代測定によるものだが あくまで仮説であって反論もある

1)サンプルとして一つの衝突盆地からの放出物を偏って採取している可能性があり、衝突年代の集中は人為的なものかもしれない。

2)41億年前以前に形成された衝突溶融物が存在しないのは、そのような岩石が粉砕されたか、形成年代をリセットされたためかもしれない。



JAXA宇宙科学研究所によると


2010年の「はやぶさ」が調べた小惑星イトカワはRubble Pile(母天体が衝突によって破壊されたのち、再度集積したもの)状の天体です。約14億年のAr/Ar年代はこの大規模インパクトが起こった時代を示しており、イトカワはその後に破片が集積した天体であると考えられます。これは太陽系でのRubble pile天体の生成が46億年前の太陽系形成以来、32億年以上続いてきたことを意味しています。

もしインパクトが原因でイトカワ粒子のAr-clockが完全にリセットされているとしたら、Ar/Ar年代からイトカワの4つの進化シナリオが考えられます。

シナリオ1:イトカワの母天体に約14億年前にインパクトが起こってAr-clockはリセットされたが、母天体は破壊されず、その後のインパクトで母天体が壊れてイトカワがRubble pile状天体となった。この場合、イトカワは14億年より若くなる。

シナリオ2:約14億年前のインパクトでイトカワ母天体が壊れて、すぐにRubble pile状イトカワ天体が形成された。小惑星の力学モデル計算によれば、このような天体はインパクト後1日程度で作られる。

シナリオ3:イトカワができた後に起こったインパクトによって、Rubble pile中の粒子のAr-clockがリセットされたが、Rubble pileは壊れなかった。しかし、現在のイトカワの空隙率が40%に達していることを考えると、Ar-clockのリセットを起こす程度のインパクトであったら、イトカワ自体が壊れる可能性の方が高い。

シナリオ4:イトカワの上に、イトカワとは関係のない約14億年の年代を持つ他のLLコンドライト物質が捕獲されていて、偶然にも「はやぶさ」が持ち帰った。このシナリオは可能性としてはほとんどありえない。

14億年では時代が違うでは無いかとゆうと これにはまた別の38-46億年と23億年との研究結果もあるので結論は出ていない



2000年 アメリカ合衆国宇宙評議会のヘイウッド・フロイド博士は、月のティコクレーターで発掘された謎の物体「TMA・1」(Tycho Magnetic Anomaly, ティコ磁気異常1号)、通称「モノリス」(一枚岩)を極秘に調査するため、月面クラビウス基地からティコクレーターに向かった

その18ヶ月後 つまり2001年に木星使節(JUPITER MISSION)が送られる

クラークの小説では目的地は木星ではなく土星の衛星ヤペタスであった これはヤペタスが観測位置によって2等級の明るさの違いがあることと 赤道付近に人工的と思われる奇妙な地形があることであった しかし当時の撮影技術では土星が映像化しにくかったために 映画では木星が舞台となる しかしその結果エウロパのヒミツが描かれることになった

9年後 2010年にはディスカバリー(1号)捜索のためフロイド博士はソ連のレオーノフ号で木星に向かう(2号はまだ未完成だった) しかし後から出発したはずの中国のチェン号が燃料消費を無視して加速 レオーノフを追い越し水の補給のためエウロパに着陸した しかしそこには


・しょの9


2001年も2010年も既に過去である 余りにも有名な最初の映画とこの続編映画 原作にはさらに二つの続編がある


2001: A Space Odyssey が書かれたのは1964-68年 このときの望遠鏡ではガリレオ衛星は小さい光点でしかなかった 1969年7月20日つまりアポロ11もまだであり アポロ8が初めて月の裏側に回ったときもクルーは月面にモノリスがないか探したとクラークに伝えた アポロ13の司令船はオデッセイと命名され事故の直前クルーはツァラトストラのテーマを聴いていたとゆう

アポロ宇宙飛行士達も観た映画の公開は1968年だが そのわずか15年後にボイジャー1号2号が木星を探検する それは2021年現在も運用されていて 同機は地球から最も遠い距離に到達した人工物である 6号は2273年スタトレに再登場した

1986年のチャレンジャー事故による宇宙計画大幅遅延の後 ようやく1989年木星に向けてガリレオ探査機が打ち上げられたが さらに観測結果が出るのは10年以上はかかるため クラークは待ちきれず続編(2061年)をスリランカのコロンボで書く(1987) 数年前ぼくはコロンボにお墓参りに行ってきた


前作でエウロパには近づいたらあきまへんとモノリスにゆわれていたにもかかわらず 不測の出来事(テロリストによる宇宙船ハイジャック)によりフロイド博士の孫の乗るギャラクシー号がエウロパに着陸したとゆうお話し そこには生命があっただけではなくすごいものが眠っていた

2061は映像化はされていない


さらにクラークは後日談として『3001年終局への旅』を書く(1997)

この舞台はエッジワース・カイパーベルトから始まる 海王星軌道付近に2001でHALに殺された宇宙飛行士フランク・プールが仮死状態で発見されるとゆうもの そして人類を進化させたはずのオーバーロードは今度は・・

ガリレオ衛星は木星の恒星化によってイオは火山だらけ ガニメデは氷が溶け カリストは開発中 そしてエウロパは相変わらず立ち入り禁止だった 2304年には太平洋に小惑星が落下して数百万人が犠牲になったことになっている 終章では1万8千年後 進化したエウロパ人がモノリスを崇拝していて恒星化した木星「ルシファー」を太陽と呼んでいた


3001も映像化はされていないが リドリースコットがやる予定もあった

軽茶版アライヤンナイトでは 2001夜目の物語 2010夜目の物語 2061夜目の物語 3001夜目の物語が タイトルだけ残っている


サプリメンタル3


ここでちょっとまたおさらいです


世界ははじめ天と地と海がぐちゃぐちゃ(カオス)なってて 最初にガイア(大地※地球とゆうより全て)がでけた

ガイアは4人の子 エロス エルボス ウラノス ポントスを産み そのうちのウラノス(天王星)とまた子を作り その中にクロノス(土星※サトルヌス※サターン)がいた

クロノスはおとんのウラノスを倒すが いつか自分も子供にタオされるかと思って6人の子供 ヘスティア デメテル ヘラ ハデス ポセイドン ゼウス ケイロンを飲み込もうとした(※「我が子を喰うサトルヌス」の絵画で有名) 

その時石になってうまく逃げたのがゼウスで のちに祖母ガイアの援助でクロノスをタオし 他の5人の兄弟を助けた 

そしてこの兄弟のうちのポセイドンとハデスとでそれぞれ天・海・冥界の王様になった さらにゼウスは姉のヘラ(ジュノー※ユノ)と結婚してアレス(火星※マルス)を産む ところがこのおっさんは他にもいっぱいワヤしてアフロディテ(金星※ヴィーナス)ヘルメス(水星※メルクリウス※マーキュリー)アポローン(太陽)アルテミス(月)などを産んでゆく

海王星ネプトゥーヌスはポセイドンのことで ここにいなかった太陽系のシトは火星と木星の間で爆発?した第5惑星(フェイトン※パエトン)です

別の解釈では太陽系の命の母はティアマト 必ず双子を作り最初にでけたのは フェイトン 地球 火星

このフェイトンを破壊したのは「ニビル」でわないかとゆう話

ニビルとは 楕円軌道で地球まで寄ってくる長周期彗星またはダモクレス族である10番目の惑星X

4000年以上も前にシュメール人が予告している

※マヤカレンダーは過ぎている

これが水星の陰「氷王星」なのかどうかはわからんが位置はその辺 モシトツ0学上の疑問 月星の陰「魚王星」てなんなんよ だが 御射山御大はこれを土星と天王星の間に位置づけていた

ぼくは当初 地球と月の6つのラグランジュポイントのうちのトロヤ点にあったであろう「リリス」ではないかとオモタ

陰と陽は 女と男と考えられる

月王星は陽だから男とゆうわけでなく たいてい月は女神で女 では陰の魚王星とは?

この目に見えないダークムーン(月の裏側のことではない)であるリリスは女 リリスとはアダムの最初の(イブ以前の)妻のこと アダムと別れたあとルシファーの妻になる 何で別れたかとゆうと リリスは女性上位をアダムに求めアダムはそれを拒否したからだ それでリリスは女性解放運動の象徴になったりしてるわけっ(リリスにはもっと複雑な経緯がある) それで堕天使リリスがアダムに腹立ててルシファーつまりサタン(サターン:土星とは違うが)のとこへ走ったときにいきおいあまってフェイトンをどついてしもたんか?

しかしこれではちょっと無理がある

トロヤ点は実は二つある(L4 と L5)

仮にリリスを命の母Aとする でわ命の母Bはあるのか?

天体物理学では質量の違う天体を同一軌道上で同じ速度で運動させる事は不可能で3点問題として解決する必要があり したがって片方にしかないとゆう

木星のトロヤ群は小惑星の集まりである 火星にもある(ヒルダ群) 地球にもあるとさえゆわれる(反地球説※これは真反対の位置 L3 にある)

ジャイアントインパクト説では地球に衝突したとされるのはリリスではなく「テイア」である

これは神話ではガイアとウラノスの子で オケアノス コイオス クレイオス ヒュペリオン イアペトス(ヤペタス※土星の衛星2001原作の舞台) クロノス レア テミス ムネモシュネ ポイベ テテュスと兄弟 そして月の女神セレネ(アルテミス)のおかんです 太陽の神ヘリオス(アポロン)のおかんでもある ティアラの語源にもなってる

そんなえらいシトがほんまにそこ(トロヤ点)にいてたとして 軌道を乱して落ちてきた理由はナニか

だからぼくは他のなにかがフェイトンを破壊して欠片が地球に落ちてその結果飛び出したモノが月であるとしたのだが またそれを画策したのは月自身であるとすれば もともと月は地にあったことになる

月にはコアとゆうものがない

月曜に風呂を炊いたんは誰じゃ?

炊いたん!? タイタン・・

しかしテイアは厳密にはタイタン一族ではない

フェイトン(パエトン)はヘリオス(アポロン)の子なのでテイアにとっては孫である さらに神話ではパエトンを撃墜したのはユピテル(ジュピター)つまりゼウス 頼んだんはケレス(小惑星帯中で最大のセレスのこと)とゆうことになっている

なんでかちゅうと パエトンが イオの息子でお友達のエバプスに自分が太陽神の息子であることを疑われたので 証明するためにおとんであるアポロン(ヘリオス)の火車で勝手に暴走したからだ

そもそもガイアはゼウスが天帝になってからは疎ましく思っていた なのでアルテミスが黒幕とは考え難いが実行犯は従兄弟のゼウスなのでおかんのテイアが娘や孫をかばっているのか?とゆうことだ

ややこしてすんません



サプリメンタル4


ツーリストのための外惑星ガイド v.219.3

木星の4つのガリレオ衛星はなぜこれほど異なった世界なのか

一番内側のイオだけは余りに近いので重力の朝夕作用がその内部をこね回し大量の熱を生み出して 火山活動で地表はなかば溶けて絶えず地図が変化している 二番目のエウロパは潮汐力はやや少ないが内部に生じる熱によって 表面は氷であるが内部は海である ガニメデは木星のルシファー化によって暖かくなり緑化される カリストは隕石のアバタで覆われていて恒久基地は1000年経ってもまだ少ない

問題はエウロパ

ぢつわ木星にも生命体(メドゥーサ)はあったのだがビッグブラザーはそちらは切り捨ててエウロパ人を育てた 温暖化により表面の氷は全て溶け 陸地も出現し水生生物たちは陸に上がった また水蒸気が吹き上げて雲で覆われたため それらの生命進化の観測を不能にした

このエウロパに新しい地形が生まれていた ゼウス山である 人工物では無いのだがこれはある貴重な物質で出来ていた

ルーシーインザスカイウィズダイアモンド


「おはよござます 茶ンドラ博士」

「そう来たか おまいわHALか」

「HALの双子の妹でSALです」

「わしはKALだからよいのかな」

「まだユノが出てこやんのですが」

「ぐわっはっはコマいことゆうな」

「クラークせんせが笑ろてますよ」

「少年よ大志を抱かず現実を見よ」

「それはちゃうシトでわないかと」

「少年 勃ち易く 且つナニ硬し」

「それもちゃいます 老人Zやし」

「とりま今日明日はGOTOぢゃ」

「サボリは良いがネタは忘れずに」

「ちっ 考えとくわ



『ユノ連続体』第3部予告


次のチャプタに入る


ギリシャ神話はだいたい紀元前16-15世紀(中国では殷が起こり エジプトではカルナック神殿ができた頃)で最初は口承だった 紀元前9-8世紀のホメロスによるイリアスやオデュッセイアが頂点で 文字により体系化されたのはその少し後 ヘシオドスによる「神統記テオゴニア」である 今でもギリシャでは小学校で習う オリュンポスの始まりと神々の誕生 ウラノス - クロノス - ゼウスの三代にわたる政権交代劇を説き起こしている

>これらの原初の神々からは、人間のありようをめぐる概念の擬人化・神格化とも言える多数の神々が生まれたと、ヘーシオドスはうたう。ニュクスからは、夜の子供に相応しい、ヒュプノス(眠り)やオネイロス(夢)、またタナトス(死)やネメシス(復讐)、運命の三女神らが生まれている。


さてこの運命の三女神とは


『ユノ連続体』第3部 神様はつらい しょの1 モイラ


ギリシャ神話が紀元前16-15世紀として ローマ神話は紀元前6世紀頃にでけた これはローマ古来の神々をギリシャ神話の神々に当てはめていわゆるギリシャ語翻訳したとゆうこと 独自のものもある またこちらの方が天体名に多く用いられている

この集大成をしたのがオウディウス『変身物語』である

前出の三女神とは 運命の女神モイラ(イ)三姉妹のこと


モイラ(複数形はモイライ)はホメロスにも登場する

ギリシャ神話ではクロートー・ラケシス・アトロポスの3柱

モイライはゼウスの権威に従ってはいるが ゼウスもまたモイライの決定に逆らえない

ローマ神話ではパルカ(複数形はパルカエ)である クロトに対応するのはノーナ ラケシスに対応するのはデキマ アトロポスに対応するのはモルタ


で この3人は何をやっているかとゆうと

「運命の糸」を紡いでいるのだ


糸? とゆうと あれを思い出すでは無いか

「一週間の歌」に出てきたでしょ あれですよ


この三つは過去・現在・未来も表す

さらに北欧神話においては「ノルン(ノルニル)」三女神が相当する 長姉のウルズが「過去」次姉のヴェルザンディが「現在」末妹のスクルドが「未来」を司る

ラグナロクである 「神々の黄昏」は誤訳 元来の語義は「神々の(死と滅亡の)運命」


・しょの2 ディオニュソス


バッコス(バッカス/バックスともゆう)はディオニュソスのことであって「若いゼウス」の意味のギリシア神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神 ローマ神話ではワインの神 エジプトではオシリスに相当する アトリビュートは葡萄と蔦 バッコスを讃える(酒宴の)踊りはバッカナーレとしてクラシック音楽にもたくさんある

ディオニュソスはゆわばゼウスの私生児のようなもの


ヘラ(ユノ)は、夫ゼウスの浮気相手であるセメレを大変に憎んでいた。そこで、彼女に「あなたの愛人は、本当にゼウスその人かしら?」という疑惑を吹き込んだ。セメレは内で膨らむ疑惑に耐えきれず、ゼウスに必ず願いを叶えさせると誓わせた上で、「ヘラ様に会う時と同様のお姿でいらしてください」と願った。ゼウスは仕方無く雷霆を持つ本来の姿でセメレと会い、人間であるセメレはその光輝に焼かれて死んでしまう。ゼウスはヘルメスにセメレの焼死体からディオニュソスを取り上げさせ、それを自身の腿の中に埋め込み、臨月がくるまで匿った



オリンポス12神の一つにも加えられることがあるが 唯一 母のセメレは人間である この狂気の蛮神はちょっと特異な存在であり悲劇の起源にもなる

ニーチェは、ディオニュソスを陶酔的・激情的芸術を象徴する神として、アポロンと対照的な存在と考えた

ぢつわデメテルとの子であるとゆう異説が


・しょの3 デメテル


異説ではディオニュソスがデメテルの子であるとゆうことで

デメテルはクロノス(ウラノスとガイアの息子)とレア(ウラノスとガイアの娘)の娘 ややこしわっ つまりゼウスの姉である なんだけどゼウスとの間に最愛の娘ペルセポネ(後述)を産み ポセイドンとの間にも子供を産む 恋人イーアシオーン(ゼウスの息子・アトラスの孫)はゼウスの嫉妬により稲妻に撃たれる


デメテルとは「母なる大地」「掟をもたらす者」のこと 豊饒の神 もし異説が正しければディオニュソスは「変転する土地力」である

デメテルは普段は温厚だが怒るとゼウスもびびる飢餓をもたらす



この女神の信仰は古く 紀元前10世紀以前にも遡る

名前の後半メーテールは古代ギリシャ語の母を意味し

前半のデーは大地を意味するゲーが変化したものではないかとゆわれる

神話ではガイアやレアに続く地母神の正統な後継者で幾多の女神の中でも最高位とされる

「パエトンの墜落」の一件は 彼(パエトン)が太陽神(父アポロン)の火の戦車を暴走させて地を火の海にしたために豊穣の女神ケレスが最高神ユピテル(ゼウス)にになんとかしてくれと頼んだことによる

デメテルはローマ神話ではケレスであり

ケレスとはセレス

火星と木星の間で最初に発見された小惑星のことなのである


サプリメンタル5


太陽系内旅行がGOTOトラベルになったとして

最も眺めの良いホテルはどこだろう

水星と金星は地勢や天候から危険 火星は殺風景で二つの月はあるが小さく暗い そこでむしろ衛星の方から惑星を観る方が良いのだ

近場では月で地球の出を観るツアーが最短に実現する

土星のリングを観るのだとすれば これはミマスなど近い衛星が全てリングと並行の位置に公転しているので 真横から見ると薄っぺらなためよくわからないのだ 角度があるのはフェーベだが距離が離れすぎ 次のヤペタスも遠いがここには不思議な地形があるので観光には良いかも


エウロパは海水浴ができるが立ち入り禁止


そこで木星を間近に見れるアマルテアをお勧めする 今から50年ほども前に銀河帝国衰亡史を書いたアジモフ博士もそうゆうている 赤道直径100キロほどの小さい衛星だが 木星は視野角45度に広がり さらにガリレオ4衛星も夜空を廻るのだ 近くのイオは地球の月より大きく見える おそらくこれらは壮観であろう



・しょの4 ヘリオス


ギリシア神話の太陽神としてはアポロンが最も有名ですが、本来の太陽神はヘリオスでした。 光明神だったアポロンは、古代ギリシアで時代が下るにつれてヘリオスと同一視されるようになりました。 アポロ計画は、太陽の馬車を駆って天空を駆け巡る姿から名付けられましたが、古典上この姿はヘリオスのものでした。


アポロンは太陽(ギリシャ語でヘリオス)その姉のアルテミス(セレネ※ヘリオスの妹)は月のことである


再掲:


和名  ギリシャ神話名/ローマ神話名/英語名

太陽  アポロン/アポロ/アポロ ┓

    ヘリオス/ソル/ヘリオス ┛紀元前4世紀頃から習合

月   アルテミス/ディアナ/ダイアナ ┓

    セレネ/ルナ/ルナ       ┛同


ここがややこしいのだが アポロンとアルテミスの親はゼウスとレト

ヘリオスとセレネの親はヒュペリオン(ウラノスとガイアの息子)とティア(ウラノスとガイアの娘)

 そのヘリオスとクリュメネ(ウラノスとガイアの孫)との子がパエトンである


ヘリオスは、1868年の皆既日食の際に分光観測から発見された、元素番号2のヘリウムに名前を残しています。



アポローンについては

大蛇ピュートーンを矢で射殺したアポローンが、帰途偶然出会ったエロースと彼の持つ小さな弓を馬鹿にしたことから、エロースはアポローンへの仕返しに、黄金の矢(愛情を芽生えさせる矢)でアポローンを撃ち、鉛の矢(愛情を拒絶させる矢)でダプネー(ダフネ)を射た。このため、アポローンはダプネーに愛情を抱いたが、ダプネーはアポローンの愛を拒絶した。

→ダフネは死んで月桂樹になり失意のアポロンの頭を飾ることになる


ヘリオスについては

常に空にあって(※太陽)地上のすべてを見ているため、アプロディーテー(※金星)のアレース(※火星)との浮気をヘーパイストス(ローマ神話のウゥルカーヌス※ヴァルカン※水星の内側にある未知の惑星とゆわれた)に密告したのも、ハーデース(※冥王星※プルートー)がペルセポネー(※後述)を誘拐した際にゼウス(※木星)が加担したことをデーメーテール(※小惑星※セレス)に教えたのもヘーリオス(とヘカテー※アポローンの別名ヘカトスとも?他にも沢山の説あり)である。

アプロディーテーは仕返しにへーリオスを愛人クリュティエから別のレウコトエーとくっつけ その不義をクリュティエーに密告させ 結果ヘリコトエーを死なせることになるが へーリオスはもはやクリュティエーを振り向かなかった

→失恋死したクリュティエはヒマワリになっていつも太陽の方を向いている



あと12時間ほどで世界的(UTC-12)に6月が終わるので残りを急ぐ ユノとは JUNE の語源でもあるからだ


・しょの5 ペルセポネ


ゼウスとデメテルの娘 異説もある ハデス(プルート※冥王星)の妻

生と死との間を廻る大地の女神 地上にいるときはコレーと呼ばれる


神話によると

ペルセポネー(当時のコレー)は、アテーナーとアルテミスのように永遠の処女であることを誓ったため、アプロディーテーはエロースの矢で冥界の王ハーデースを射ることを画策した。ちょうどペルセポネーは、ニューサ(山地であるが、どこであるのか諸説ある)の野原でニュムペー(妖精)達と供に花を摘んでいた。するとそこに一際美しい水仙の花が咲いていた。ペルセポネーがその花を摘もうとニュムペー達から離れた瞬間、急に大地が裂け、黒い馬に乗ったハーデースが現れ、彼女は冥府に連れ去られてしまった。

この後の話は長いので各自自習のこと


ポイントは

デーメーテールがポセイドーンとの間に産んだ娘、デスポイナ(英語版)と同一視されることもあり、ギリシア神話が確立される以前はポセイドーンとデーメーテールの間に産まれた子だった。そもそもペルセポネー自体が本来デーメーテールと同じ神であり、同一神格の別の面が強調されただけではないかともいわれる。

50年前に まだ冥王星の衛星も発見されていなかった頃 第10惑星の可能性を含めてアジモフ先生は 衛星の名前はプルートの妻であるペルセポネが良いのでは無いかとゆいました(※結局はカロン(三途の川の渡し守)※以下ステュクス(三途の川) ニュクス(夜の女神) ケルベロス(地獄の番犬) ヒドラ(九頭の水蛇)※それぞれスゴイ名前である)


そしてペルセポネの名前は小惑星帯にある一つの小惑星についた

ローマ神話で対応するプロセルピナ(ユピテルとケレスの娘)もある

「ペルセポネー」という名前の意味については諸説がある。

「光を破壊する女」あるいは「目も眩むような光」

「破壊する者」

とゆうことは


残り10時間


・しょの6 メルクリウス


ローマ神話ではギリシャ神話のオリュンポス12神に相当するディー・コンセンテス12神の一柱である


マーキュリー(水星)

ゲルマン神話ではウォーダン(Wednesday の語源でもある)

一週間の歌では 水曜日には友達が来たことになっているが

この友達とは誰のことか


神の伝令使ヘルメスと同化 雄弁家、盗賊、商人、職人の庇護者 とゆうところに謎がある

別名をメルクリウスともエジプト人ヘルメスともいうヘルメス・トリスメギストスは、ヘルメス主義を象徴する神話的人物であるが、後世、ヨーロッパ中世およびルネサンス期において、錬金術の考案者にして諸学と技芸の祖であると考えられた。

ユングによると「メルクリウス」については

「メルクリウスは(錬金術でいうところの、即ち、無意識の)作業(オプス)の始めに位置し、終りに位置する。

メルクリウスは原初の両性具有存在ヘルマプロディートスであり、一旦は二つに分れて古典的な兄-妹の対の形を取るが、最後に「結合」において再び一つに結びつき、「新しい光」、即ち、「賢者の石」という形態をとって光り輝く。

メルクリウスは金属であるが同時に液体でもあり(「メルクリウス=水星」を象徴する金属は水銀)、物質でもあるが同時に霊でもあり、冷たいが同時に火と燃え、毒であるが同時に妙薬でもあり、『諸対立を一つに結びつける対立物の合一の象徴なのである。』」

「メルクリウス」の変容性と多様性は錬金術の根本表象であり、即ち、「メルクリウス」は我々の無意識、心的世界の一つの表象といえる。


ゲルマンの神ヴォーダンとはオーディンのことである

水曜日は英語では Wednesday、ドイツ語では Wotanstag (通常はMittwoch)、オランダ語では woensdag、デンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語では onsdagとなる。

水曜日はローマ歴ではメルクリウスの日であり ゲルマン語ではオーディンの日と呼ぶ

オーディンはルーン文字のヒミツを得るためにユグドラシルの木で自ら首を吊った これがタロット XII Hanged Man である 神々の世界アースガルズにあるヴァーラスキャールヴに住み、フリズスキャールヴに座り、世界を見渡している。


残り8時間


・しょの7と8 アフロディテとアレス


二人ともゼウスとヘラの子供で他の兄弟も沢山いる

めんどくちいので この金星と火星をまとめて行ってみよう

なぜなら この2神の関係は「不倫」だからである


アレスは軍神、アフロディテは愛と美の女神で、共にオリュンポス12神と呼ばれる主要な神様の一員。ギリシア神話とローマ神話の違いにより、アレスはマーズ、マルスとも呼ばれ、アフロディテはヴィーナス、ウェヌスとも呼ばれる。


ヴィーナスという呼び名は一般的に知られているが、アレスはその有名なヴィーナスの浮気相手として有名。アレスに妻はいないが、アフロディテには夫のヘパイストス(ウルカヌス※ヴァルカンとも呼ばれる)という鍛冶の神がいるので、つまり「浮気」。

 しかしこの2神は結構仲が良く「トロイの木馬」で有名なトロイア戦争の時も二人してトロイア側についていた。

アレスについての物語はこの「アフロディテとの浮気」と「トロイア戦争で人間に負けた」の2つでほとんどになる。軍神アレスの如く、とか比喩としては良く出てくるが、物語的には少ない。

この二人は今回の話にはあまり関係ない


それより気になるのは アプロディテの夫ヘパイストス(※ウルカヌス※ヴァルカン)である

ヘパイストスもゼウスとヘラの長男だがちょっと奇形児であり(理由は諸説ある イザナキ・イザナミの最初の子である蛭子とも見る考えがある)

そもそもなぜヘパイストスのような醜男がアフロディテのような美貌を妻に出来たかについては逸話があるが これもまたヘラが最初から仕組んだものではないかとも考えられる

さてヴァルカンはスポックの星では無くて 水星の近日点移動を説明できるものとして 水星の内側に存在する未知の惑星もしくはバルカン群と呼ばれる小惑星帯では無いかと考えられたが 現在ではアインシュタインの一般相対性理論により解決できるため その存在は否定された


しかし本当に無いのだろうか

水曜日に来た友達とはこのことではないか

そしてそれはどこから来たのか


残り6時間


・しょの9 ウラノス


水金(地)火(?)木土と役者が揃ってきたが

ここから外惑星の天海(冥)について補足する これらが順次発見されたのは18世紀以降である

まず天王星はハーシェルが1781年に発見 それまでも観測はされていたが にわかに話題になったのは天王星の位置がチチウス・ボーデの法則(前出)に見事に当てはまったからである

そらびっくり すわ次を探さんかいと 今度は海王星が見つかるが その次の冥王星はその数値に当てはまらなかった

それはなぜか



天王星(ウラノス)の不思議

自転軸が黄道面に対して約98度傾いている つまり横倒しで自転しているとゆうこと 赤道上に土星ほど目立たないがリングがある 木星や地球と同じく磁場(強さは地球とほぼ同じ)がある ただし磁場の中心から大幅にずれている

これらは惑星形成期に何か大きな原始天体が衝突したからでは無いかとゆう推測がある

ウラノスの命名はハーシェルではなくボーデ 天王星の訳語は中国による


残り4時間


・しょの10 ネプトゥーヌス


海王星 ネプチューンつまりポセイドンである

惑星記号はポセイドンの武器で三叉槍(さんさそう)

ぼくの星でもある


太陽系において唯一経験的観測では無く数学的予測で発見(1846)された惑星 小さいがリングもある その後まもなく最大の衛星トリトンも発見された トリトンの特徴は他の衛星とは違って逆行軌道 つまり捕獲天体である あと36億年ほどでロッシュ限界に達して崩壊する

ガリレオの図面には何かがその位置にあったが誤認識していて発見者では無かった まー当時の望遠鏡では無理 肉眼では見えない

命名は当初 ヤーヌス オーケアノスなどから一転 ネプチューンに落ち着く 亜細亜圏では海王星となる 天王星との違いはその海の青色にある 理由は未知の化合物とされている 何でしょね 内部には岩石のコアがありその上に水やアンモニア・メタンの氷(実際は高温の液体だが)でマントル その上が水素やヘリウム・メタンの大気 海は無くガス惑星である 気候は惑星単位で常に超音速の暴風圏 木星の大赤班のような大暗斑がある これはたぶん台風みたいなもの

天王星と海王星の形成は正確にモデル化することが困難で全て仮説である このあたりからカイパーベルトになる この辺は惑星を作る材料が希薄なのだ

そこで別の概念として これらの天体がより物質密度が高かった太陽の近くで形成されて 原始惑星系円盤が消滅した後に現在の軌道に移動したとするものがある これは大きなヒントだ


冥王星は後述するが ここまで占星術で扱う10大天体とは

太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10で、古代から世界中の占星術で共通して扱われてきた七曜に、近代に発見された天王星・海王星の2惑星と準惑星である冥王星を加えたものである。冥王星の惑星除外後も、冥王星を10大天体から外そうとする動きは大きくない。

10大天体は、20世紀の冥王星発見後の占星術のもの。海王星が発見されたのは19世紀でありそれ以前にはありえないため、七曜・九曜にも含まれない(九曜は別の「仮説上の天体」をカウントする)。


残り2時間


・しょの11 ハデス


冥王星 つまりプルートである


2006年に惑星の枠からはずされて外縁天体のサブグループの準惑星になってしまった 

最大の衛星カロンは直系が冥王星の半分以上もある 大きな特徴は地表にある巨大なハートマーク

海王星の内側に入る離心率の大きな楕円軌道と黄道面からの傾きその他 はずされた理由は惑星の基準がIAUで見なおされたからである ディズニー(プルートの件や七人の小人※ドワーフの件)や 著名な占星術協会 他 多くの反対運動があったことはまだ記憶に新しい


この時の議論では

冥王星を惑星として残すだけで無く カロンやケレス エリスなども加えて12個にする案もあった


原子番号92番、93番、94番の元素はウラン(英: uranium)、ネプツニウム(英: neptunium)、プルトニウム(英: plutonium)と名付けられており、これはそれぞれ天王星(英: Uranus)、海王星(英: Neptune)、冥王星(英: Pluto)から取ったものである。

アジア語圏での名称 冥王星は日本人が考えた 「幽王星」とゆうのもあった ベトナムでは「閻王星」



さてここで 天・海・冥がそれぞれ ウラノス・ネプツーヌス(ポセイドン)・ハデス(プルート) でいくつか疑問がある


なぜ冥王星は太陽系惑星一族では無いのか


また天界・海界?・冥界 の王は ゼウス ポセイドン ハデスではなかったか

なぜ 天王星がウラヌスで ジュピター(※ユピテル※ゼウス)が木星 サターンが(※サートゥルヌス※クロノス)土星なのか


そして幻の第5惑星フェイトンはどうなったのか?


今回新たな容疑者として浮かび上がったディオニュソスやデメテル(ペルセポネ)との関係は


そしてユノ連続体とは?



締め切りは過ぎた

六月のユノは地球から去っていった

      ちょとまてぃ



はいはい でわサプリメンタル6


古代ギリシア人より前に星空を見上げて思推していたのはバビロン人である

ラテン語や古代チュートン語を見ると

天体に神話上の名前をつけるとゆうのはギリシャ人に始まったものではなく意識的な物真似である

まずヘリオスとかガイアなどの言葉があって後に擬人化されて神々になったのだ

つまり後のギリシャ人は この方面に神話的人物が欠けているやないけと思って

アポロを太陽の神にアルテミスを月の女神にしようとした

これはギリシャ学者は気に入ったが 一般ピーポーは 依然としてヘリオスでありセレネでええやないかだった

そこで


サプリメンタル7


太陽と月を除いて最初に気づく明るい星は金星 

しかし明けの明星と宵の明星は違う星だと思っていた

それぞれポスポロス(光をもたらすもの)とヘスポロス(夕方または西の意味)とした

明けの明星のラテン名はルシフェル(光をもたらすもの)である

この時点で彼らは神話を引き合いに出していなかった


サプリメンタル8


しかしバビロニア人は明けの明星と宵の明星が同じ星であることを知っていた

彼らは論理的にこの惑星を美と愛の女神イシュタルになぞらえるのが適当だと考えた

この知識をバビロニアで学んでギリシャに持ち帰ったのがピタゴラスである


「ハカセ さんざひっぱっといてこのオチは何でスカー」

「わしはヒッパルコス 詳しくはトレミー君に聞き給え」

「トレミーゆうたら あのプトレマイオスのことでスネ」

「ゲオグラフィアは前に紹介したことあったんちゃうけ」

「はいはい 結局ユノは最後まで出てこやんかったデス」

「それはまー ヒッパルコス衛星は軌道に乗らなんだし」

「そんなん知りませんて 第4部で軌道修正するのでソ」

「第4部はないのぢゃ 3つでじゅうぶんですよである」

「あらま みんなにおこらえますで 本も売れませんヨ」

「えぃんとちゃう もともとそれは考えてないからのー」

「いや きっとまたサブテキストを出すのでは無いかと」

「バビロンの補習とかどうか ま単なる思いつきだがな」

「しょもな



エウロパは二人いた



「ハカセ 謎解きはないのかとゆうご質問が出てます」

「うーむ いくつか新しい知見はあるが真相は不明だ

 確かに月水金と火木土が地球の内側と外側に並ぶし

 ゼロ学的に前者は陽性で後者は陰性とゆえる また

 火星(+)と冥王星(-)

 木星(+)と海王星(-)

 土星(+)と天王星(-)

 との対応は全て外側であるが

 金星(+)と小王星(-)がメインベルト小惑星帯として

 月星(+)と魚王星(-)

 水星(+)と氷王星(-)この2つはわからん

 小王星の小惑星エリヤにセレスやデメテルやジュノーまであるとゆうのはどうゆうことか

 木星は歳星とゆうくらいで12年周期の公転だからか そもそも木星を(土星をさえ)フェイトンとみた歴史もある 木星の重力場によって惑星自体が生成できなかった?とゆう矢嶋先生説^^の真偽は探せなかったが やはり第5惑星はあったと見る方がロマンとゆうもの ケプラーの正多面体入れ子モデルやチチウスボーデの法則もあながち荒唐無稽な話ではない 今回ユノ連続体としたのはQ連続体からの発想だが コンビのピカードはカークのようにコマシではないからユピテルには相当しない 単にユピテルの素行調査として愛人であるよったりのガリレオ衛星に向かったとゆうとこまでは良かったのだがな

 ま 宿題としよう ディオニュソスの本もいったん図書館に返却しないとあかん」

「締め切りは過ぎてますよ」



第4部 『逆行する星ぼし』


・しょの1


承前 エウロパは二人いた


木星の衛星にパシファエ(群)とゆう第8衛星があって逆行(逆向きに公転)する小惑星の集団の中で最大のものである 1908年メロッテがグリニッジ天文台で観測した この段階では木星の衛星なのか小惑星なのかはわからなかった

パシファエとはギリシャ神話のミノスの妻でミノタウロスの母であるパシパエのこと

このパシパエとミノスの子供がアリアドネである

またミノスはゼウスとエウローペーの子供なのだが アリアドネーはアリアグネーとも呼ばれ アルゴスではアプロディーテー・ウーラーニアー(「天のアプロディーテー」の意、ウーラノスより生まれた女神をこの称号で呼ぶ)であり ディオニュソスの妃として知られる



サプリメンタル1


さっそくギリシャはナクソス島のアリアドネホテルへ行って来ました^^

この島の丘にはクーロスとゆう遺跡がありそこの石像がディオニュソス像では無いかとゆうもの



楠見千鶴子『ディオニュソスへの旅』から

ナクソス島のホテル・アリアドネに投宿してから考えこむ話だ。そこはアテナイの英雄テセウスがアリアドネを置き去りにした島である。

 実はディオニュソスの妻はクレタ島の王ミノスの娘アリアドネなのである。クノッソス宮殿(ラビュリントス)の怪物ミノタウロスを、「アリアドネの糸」をテセウスに渡して怪物退治を成功させた、あの王女アリアドネが妻なのだが、ただし事情はややこみいっている。そのこみいりぐあいにディオニュソスの面目があらわれている。

 楠見はそのことを確認しにナクソス島にやってきた。たしかにいくつかの話が交錯していた。

 Aの伝承は、ミノタウロスを退治したテセウスはアリアドネに求婚し、クレタ島から連れ出すのだが、途中のナクソス島(当時はディア島)に残したままアテナイに向かったというもので、アリアドネはそのまま産褥で死ぬ。テセウスはアリアドネを捨てたのである。プルタルコスが伝えてきた話だった。

 Bの伝承は、一人残されたナクソス島で嘆き悲しむアリアドネを見て、ディオニュソスがこれを救うように妻としたというもので、別の島に移ってそこで4人の子を産んだというふうになっている。

 Cの伝承は記述年代からするといちばん古く、ホメロス(999夜)が『オデュッセイア』に綴っていたもので、アリアドネはこの島で女神アルテミスによって殺されたというものだ。そのことをディオニュソスも承知していたというふうになっている。

 アルテミスは狩猟と弓が得意で(ディアーナ=ダイアナとも重なる)、アマゾネスまがいにニンフたちを連れて山野に君臨した女神である。ゼウスとレトの娘にあたり、アポロンとは双子の兄妹になる。この二人(二神)はなかなか象徴的で、アポロンは男たちのエロスとタナトスを握り、アルテミスは女たちのエロスとタナトスを律した。

 いずれもそれらしい伝承だが、どれが正統か、どの話に事実が反映しているのかは、むろん決めがたい。しかし楠見は島の丘の一隅に残る10メートルをこえるクーロス(青年像)を見て、たちまちそれがディオニュソス像であると感じ、そこからディオニュソスはアリアドネの闇を理解したり拒否したのではなく、ディオニュソス自身がアリアドネ性を内性として共有していたのだと確信する。そうだとすれば、アポロンもアルテミスも「ディオニュソスの内部がかかえていた神性」だったのである。

 以上のような楠見の見方は、従来のディオニュソスにまつわる一面的で忌まわしいイメージ、酒神バッコスとしての楽観的で寛容なイメージのどちらも払拭していくものだった。もっともこうした「問い」を連打できた楠見も、いったい何がディオニュソスの秘儀の核心になるのか、旅がすすむにつれてこの謎はかえって深まっていったらしい。



・しょの2


今回は宿題のディオニュソスの話だが


前項でその取り巻きとして知られるマイナスとは

マイナス(希: Μαινάδη, 英語: Maenad)はディオニューソス、バックスの女性信奉者である。ギリシア神話、ローマ神話に登場する。マイナデスはμαινάς の複数形。従って、現代語で熱狂した者を指す「マニア」と同語源である。「わめきたてる者 」を語源とし、狂暴で理性を失った女性として知られる。彼女らの信奉するディオニューソスはギリシア神話のワインと泥酔の神である。

酒池肉林とは違うが ディオニュソスの話は複雑なのでぼちぼち勉強するとして

ディオニューソスとアリアドネーの子供にトアースとゆうのがある

ドアーズはまた別物ですな こっちはブレイクの「知覚の扉」からなんだけど ジムモリソンはギリシャ神話特にディオニュソスやオイディプスからの影響が大きい


・しょの3


七夕である ほとんどの神事は「夜明けの晩」(7月7日午前1時頃)に行うことが常なのだ つるかめつるかめ

関連ネタは前に何度か取り上げた 主に日本や中国の行事だが西洋にも似たようなものがないわけでもない


彦星は わし座のアルタイル

これと白鳥座のデネブは どちらもゼウスの変身

前者はガニメデとの一件で

後者はレダとの一件で 生まれた子供が双子座のポルックスとカストルである

おりひめの星は こと座のベガ ちょっと長い話

これはオルフェウス 竪琴が上手でエウリディケとゆうニンフと恋仲になる 或る日毒ヘビに噛まれたエウリディケは即死 悲しんだオルフェウスはあの世へ行ってハデスにお願いしようと三途の川を渡る 途中で番人達に断られもするが悲しみの竪琴を奏でて通して貰う 冥王ハデスにも断られるのだが妃のペルセポネが頼んでくれて 条件付きで許可が下りる それは帰り道で振り返ってはならぬとゆうもの で まー 最後のとこでふりかえっちゃうわけですね アウチ 悲しみのオルフェウスは女性との愛を断ち オルペウス教を始めアポロンを唯一偉大な神と信仰するのだが それに怒ったディオニュソスが?マイナスたちに襲わせて八つ裂きにしてしまう 彼の首と竪琴はレスボス島に流れ着き これをゼウスが悼んで星空にあげてこと座にした


エウリディケ小惑星はある



ところでこの話は

イザナキ・イザナミの黄泉の国への話が酷似しているですよ

ギリシャ神話は紀元前で 古事記は8世紀頃だからこっちがまねしーごんぼかも知れない しかし日本には古来世界の神様がおいでになってます 青森にはキリストの墓もピラミッドもあるしね



ギリシャ語では夜空の光の帯を「γαλαξίας (galaxias)」もしくは「kyklos galaktikos」と言う。kyklos galaktikos は「乳の環」という意味。

ゼウスは、自分とアルクメネの子のヘラクレスを不死身にするために、女神ヘラの母乳をヘラクレスに飲ませようとしていた。しかし、嫉妬深いヘラはヘラクレスを憎んでいたため母乳を飲ませようとはしなかった。一計を案じたゼウスはヘラに眠り薬を飲ませ、ヘラが眠っているあいだにヘラクレスに母乳を飲ませた。この時、ヘラが目覚め、ヘラクレスが自分の乳を飲んでいることに驚き、払いのけた際にヘラの母乳が流れ出した。これが天のミルクの環になった。

英語での名称「Milky Way」もこの神話にちなむ。

今日は新月に近いので天の河がよく見えるはずだが雨模様で残念



紀元前500年頃 魯国昌平郷辺境の陬邑(現在の山東省曲阜市)

孔 丘 仲尼 "Confucius" つまり孔子

(子曰)為政以徳 譬如北辰居其所 而衆星共之

子の曰わく 政を為すに徳を以てすれば 譬えば【北辰】の其の所に居て 衆星のこれに共するがごとし

しかし北天のその位置にそのような【星】はなかった

孔子は何を見たのか?

こぐま座αポラリス(鉤陳大星)は北極から約14度離れていた

紀元前1年頃でもまだ こぐま座β(帝星)の方が近い(約6度)

1000年頃つまり朱子の時代でさえまだその位置には肉眼で見える星はなくキリン座Σ1694(天枢)があった

ちなみに紀元前2500年頃ではりゅう座のα

紀元前58,000年頃にはうしかい座α星のアークトゥルス

1500年以降(清代)になってようやく 北極星ポラリス が位置する

現在 北極星(Pole star)は2000年で約0.7度

2102年に最も近づき約0.5度

その後はまた離れていく

これは歳差運動のため約2万5千年周期でほぼ同じ行程を移行するのだが

一万年の後 その位置にあると云われるのは

はくちょう座α【デネブ】(11,600年頃)を経て

琴座αの【ベガ】である(13,700年頃)

もうひとつ付け加えると

ベガは紀元前11,500年頃にもその位置にあった


・しょの4


アリアドネについてもう少し調査する


火星と木星の間の小惑星帯メインベルトにあるアリアドネ小惑星は

ライトカーブ観測からアリアドネは非常に細長い形で、ひょうたん型、あるいはとても角度のある形をしていると推測されている。極が黄道座標に対してほぼ平行であり (β, λ) = (-15°, 235°)、赤道傾斜角がおよそ105°ある。このため、自転が逆行している。

また、理由は知られていないが Asteroid 43 Ariadne の名前がアメリカ航空宇宙局 (NASA) の彗星探査機スターダストの支援者名簿に含まれており、探査機の中のマイクロチップに格納されている。


スターダスト (Stardust) はアメリカ航空宇宙局 (NASA) のディスカバリー計画による宇宙探査機の一つである。ヴィルト第2彗星とそのコマの探査を目的として1999年2月7日に打ち上げられ、約50億kmを旅して2006年1月15日に地球へ試料を持ち帰った。宇宙塵を地球に持ち帰った最初のサンプルリターン・ミッションである。その後、延長ミッションとしてテンペル第1彗星を探査し、2011年3月に運用を終了した。



テセウスの入ったミノタウロスの迷宮での「アリアドネの糸」については既出したが ナクソス島の南にあるクレタ島(アリアドネの父ミノスが統治していた島)も重要な場所である ここには有名なクノッソスの迷宮がある



・サプリメンタル5


太陽系の生成過程に戻る


紀元前からバビロン人やギリシャ哲学者達も星ぼしに思いを巡らせていたのだが その後1000年以上も異端であった地動説がようやく17世紀に受け入れられ コペルニクス的開店が転回的スクニルペコした


現在の標準理論である星雲説を提唱したのは18世紀の

エマヌエル・スヴェーデンボリ(科学者・神学者・思想家)

イマヌエル・カント(哲学者)

ピエール=シモン・ラプラス(数学者・物理学者・天文学者)

である

当初はまだ受け入れられること無く理論も不完全だった

20世紀になって他の若い恒星観測結果と相対性理論などで太陽のエネルギー源に対する解釈が出来るように成り定着する


惑星の形成部分を見ると

岩石質惑星である内側の地球型(水金地火)と 

巨大ガス惑星である外側の木星型(木土)と

氷惑星である天王星型(天海※冥)

にわけられるのだが なぜそげなことになったかちゅうと

火星と木星の間に揮発性物質が凝結して固体になる雪線(フロストライン)とゆうものが存在するとゆうことを初めて知った 理科で習った覚えは無いぞ

水が昇華する温度がおよそ170Kであり 雪線の内側では水は気体の水蒸気に外側では固体の氷になる そのため雪線の内側では岩石の惑星がその外側には氷の惑星ができる とゆうことなのだ

ここになんぞ第五惑星の謎があるのだろうか


・しょの5


逆行とはどうゆうことか


逆行衛星(retrograde satellite)は逆行軌道にある衛星のこと 逆行軌道には「惑星の黄道の北極方向から見て時計回りに公転する軌道」または「惑星の自転と逆向きに公転する軌道」という2つの考え方がある 木星 土星 海王星ではこの2つの考え方に大きな差異はないが 公転とは逆向きに自転している天王星と冥王星では異なる意味を持つ

太陽系では 木星のアナンケ群 カルメ群 パシファエ群 土星の北欧群 海王星のトリトンなどが惑星の自転と逆向きに公転する逆行衛星である トリトン以外は中心天体となる惑星から離れた軌道を公転している とゆうことから太陽系の生成過程から見てもこれらは惑星と同時にできたものではなく捕獲天体では無いかと考えられた

これも捕獲天体かも知れないファミリーからはみごになった冥王星は約120度傾いた赤道傾斜角つまり天王星のように横倒しの姿勢を持っており 公転方向と逆向きに自転している 既知の5つの衛星の軌道はほぼ冥王星の赤道面上にあり 全て自転方向に順行しているため公転方向に対しては逆行している

プルートの衛星カロンは大きさの割合が太陽系でもっとも大きいほぼ?1/2で お互いに同位相回転しているので二重惑星とも考えられる 神の世代としてもカロンの方がひとつ上である



大昔 夜空の星を毎晩眺めて季節の移り変わりを発見したのは 暦とは作物を作るために必要であったからだ しかし季節とは別に妙ないごき方をする星がいくつかあった 回転する恒星達とは違って 止まったり逆向きに移動するそれらの奇妙な星を惑星と呼んだ 惑う星とゆうことだ 惑星の逆行は実際に逆行しているわけではなく 地球から見ると逆行しているように見えただけだが その理屈をコペルニクスが説明するまで2000年もかかったのである



太陽と月は逆行しない その他の惑星の逆行頻度は

水星:4ヶ月ごとに22日程度

金星:1年半ごとに40日程度

火星:2年2ヶ月ごとに60日程度

木星:1年ごとに110日程度

土星:1年ごとに135日程度

天王星:1年ごとに150日程度

海王星:1年ごとに160日程度

冥王星:1年ごとに160日程度

逆行前後にはほぼいごかない状態になる これをステーションまたは留とゆう



木星の逆行衛星群の中でパシファエ族のシノーペだけは他の捕獲天体とは少し違っていて起源が同じでは無いとゆわれる

シノーペはアレス(火星)の娘であり ゼウスに愛されながらお手つきにはならなかった珍しいパタン

パシファエはパシパエのことでヘリオス(アポロン)の娘であり クレタのミノス王の妻 アリアドネの母 ミノタウロスの母でもある



さて役者も揃ってきたので オリエント急行ではなく肝心のパエトン殺神事件のメインベルト問題についてだが 犯人はいや黒幕は誰だったのか 全員が犯人ではなかろう


大きさの順で

1ケレス(デメテル)

2パラス(トリトンの娘)

3ベスタ(ヘスティア)

4ヒギエア(医神アスクレピオスの娘)

6エウロパ(木星の衛星とは別)

11ジュノー(ヘラ)


小さいものでも

アリアドネ

ディオニュソス

プシケ

モイラ

テミス

ペルセポネ

レアなど


この錚々たるメンツがなしてここに揃っているのか


また依頼者のケレスがなしていっちゃんでかい顔をして居座っているのか


離れたところにいるアルテミス そのラグランジュのティアやリリスは関与したのか


一族ではない伝令メルクリウスのところに水曜日に来た友達とはだれか


実行犯ゼウスのところに木曜日に送っていったものとは


金曜日にモイラは糸巻きをしなかった



・サプリメンタル6


今回わかった意外なトリックスター そして事件の陰の協力者では無いかと思われるのが メルクリウス(ローマ神話)と同一視されるヘルメース(ギリシャ神話)である

「一週間の歌」にある水星メルクリウスの所に水曜日に来た友達とゆうのは ヘルメスのことだとゆうのはどうだろう 彼はゼウスの子分であり伝令なのだ 木曜日には木星に送ってゆくのである


殺人事件で犯人の知らないところに協力者がいたとゆうのは推理小説でよくある話


さらに最も内側で暑い水星のマイナスに陰にあたる氷王星は氷なわけだから外縁天体の筈である 場所は不明だが土星と天王星の間に位置すると御射山先生は述べた そげなところに星はない しかし木星である父ゼウスのバックアップなら? ゼウスの父と祖父の間に隠れていてもおかしくはない 土星までが発見されていた並びの外側と解釈もできる


一族では無い?としたが ヘルメスの父はゼウス 母はマイア

マイアはローマ神話とギリシャ神話では本来別だが後に混同された アトラスの娘プレイアデス(すばる)の一人


ゼウスはヘラに隠れてマイアに夜這いをかけていた 結果として生まれた息子のヘルメスには嘘つきと泥棒の才能が受け継がれる 幼い頃にアポロンの牛を盗んだりしているがごまかし通した ヘラは実母では無いがアレスに入れ替わってその母乳を飲み それがばれてもヘラの寵愛を受ける 子水銀である ゼウスがイオと密通していたときヘラにバレかけたのを助けたのもヘルメスだ ヘルメスも父親譲りのスキモノでアフロディテを口説いたり ペルセポネ他多数のニュムペと関係を持っている パーン(やぎ座)もヘルメスの息子とゆわれる



古代ギリシャにはヘルマとゆう道祖神があってこれはヘルメス像である ヘルメスとアフロディテの子供で美少年のヘルマプロデュトスは サルマキスに強姦され合体して両性具有となる オウィディウスの『変身物語』第4巻に登場する



ギリシャ神のヘルメスとエジプト神のトトが合体すると

ヘルメストリスネギストスになる これは3倍偉大なヘルメスとゆう意味である

第1のヘルメス:ノアの洪水以前にいた神。アダムの孫という。衣服、ピラミッドを作ったという。天文などを研究したという。

第2のヘルメス:ノアの洪水以後のバビロンにいた人。ピタゴラスの師という。医学、数学などに優れる。

第3のヘルメス:エジプトの人。医学者、哲学者。都市計画をしたという。

3倍の起源ははっきりしていないが 「全世界の英知の三部門を知る」という記述を根拠にするものがある この3つの分野の知識とは すなわち錬金術・占星術・神働術である

サプリメンタル7


もうひとりのトリックスターは アルテミスかも知れない


ゼウスとデメテルの娘で ペルセポネの娘ともゆわれるし ディオニュソスとエジプト神のイシスの娘とも ゼウスとレトの娘とゆう伝承まである

アポロンつまりヘリオスとは双生児である ヒュペリオンとティアの娘で月の女神セレーネや ペルセースの娘で闇の女神ヘカテと同一視され三通りに姿を変えるダダである

オリュンポス12神の1柱ではあるが アルテミスの名前が古典ギリシャ語を語源としていないことでそもそもギリシャ固有の神では無く 先住民族の神を古代ギリシャ人が取り入れたと現在では考えられている

ゼウスがカリストを拐かしたときは怒ったが ティタノマキアの戦いではゼウスに味方してガイアの邪魔をしている ギガントマキアの戦いにもゼウス側で参戦している トロイア戦争でもゼウスに泣きつく


ここでセレネの母のティアとは 仮説天体でジャイアント・インパクト説において およそ46億年前に原始地球に衝突し そこから現在の地球と月が誕生したと考えられている太陽系の仮説上の原始惑星である オルフェウス(英: Orpheus)と呼ばれることもある 位置は地球と太陽のラグランジュ点L4またはL5である


さらに月王星の陰である魚王星が 月のダークムーンであるとすれば やはりこれはリリスのことになる


パエトンが爆発してその破片が地球にぶつかって飛び出たものが月だとすると 出自がよくわからないとしても 黒幕では無かろうと以前は考えていたのである





ユノ(ヘラ)はいったい何を調べに行ったのだろうか モノリスはあったのか



グレイトマザーとは地母神のこと ギリシャ神話ではガイア 母系社会における母なる神 父なる天への信仰は遊牧民的で 母なる神への信仰は農耕民的なものである 遊牧民族征服説では遊牧民が農耕民を征服して女神を男神に置き換え母権制から父権制に逆転した しかしこれに対しては実証主義的反論もある


>

>たしかに、*dyeus-ph₂têr というインド・ヨーロッパ祖語名で再構成された男性の父なる天が、ギリシア神話にゼウスの名で、ローマ神話ではユーピテルとして現れたことは事実であり、北欧神話ではテュール、ヴェーダの伝えるインド神話ではディヤウス・ピターとして現れたのも事実である。これらは同源の神名であり、原インド・ヨーロッパ信仰の共通する箇所から引き継がれたものである。しかし、実際には、これが最も広く引き継がれたインド・ヨーロッパ語族の神名というわけではなかった。

インド・ヨーロッパ祖語で *aus-os- と再構成される暁の女神は、さらに広範囲に後世に伝わっている。ギリシア神話ではエーオース、ローマ神話ではアウローラ、ゲルマン神話ではエーオストレ(Ēostre)、バルト神話ではアウシュラ(Aušra)、スラブ神話ではゾーリャ (The Zorya) 、ヒンドゥー教ではウシャス(Uṣas)である。これらの神格はすべて、ゼウス同様、語源が共通する。このように、インド・ヨーロッパ文化が他の文化に比べ、特に女神をおとしめる傾向や宗教上男性優位に向かう傾向を持っていたわけではない。

神話においてゼウスの妹にして妻とされるヘーラーは、先住民族の地母神であったのではないかという説がある。この説に従えば、ゼウスの愛人とされる人間の女セメレーやニュムペーなども、本来はそれぞれの地方の地母神となる。

こうした原初的な地母神や狩猟と深く結びついた地母神に対し、デーメーテールとその娘ペルセポネーの神話は、農耕文化の周期的な季節の交代に特徴付けられた大地観をあらわしている(デー・メーテールとは「母なる大地」の意) -wikipedia



暫定的結論


モノリスとビッグブラザーもしくはグレイトマザーが黒幕だとすれば

ゼウス(ユピテル)つまり木星を太陽化するために かつてフェイトン(パエトン)でテストを失敗していたのだ


とゆうのはどうでしょう^ ^


ヘラ(ユノ)は夫のゼウス(ユピテル)の素行調査でそれをつきとめたのであった そして自分自身が黒幕であったことを



未完