■鯨時計 
             ニミッツ級原子力空母『セオドア・ルーズベルト』を旗艦とする米艦隊は作戦航海の途上バミューダ海域において突然“白い嵐”に遭遇し別世界へと送り込まれてしまう。そこはかつて人間たちが絶滅させたはずの鳥や動物たちの住まう生き物たちの楽園、無人の地球だった。いったい何事が起こったのか? どうすればふたたびもとの世界に戻れるのか? その答えを求めて同様にこの世界に引き込まれた海洋生物学者一家と変わり者の戦術情報担当士官が生命進化という壮大な宇宙の謎に挑む。>> | 
          ■薔薇と黒龍の守り 
             “おじいちゃんが死んだら、知鶴には時計をやろうな。《ろさがりか》の絵がついた、綺麗な金ぴかの時計を……” 
             祖父の形見の時計を探しているうちに、少女は、不思議な人々の集会へ足を踏み入れた。彼らとの出会いが、少女を閉じられた空間へと追い立てる。 
             《逢魔が時》に繰り広げられる奇妙なストーリー。>>
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          ■銀河の時計直し 
             自転車で坂道を下る途中で、おれは天に向かって懐中時計を差し上げている奇妙な盲目の老人に衝突してしまった。ガラスが割れ、針が止まってしまったその時計を自分で直すと言い張る老人の家におれはついていったが…>>
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             ■アダムたちの檻 
              広間から管制室へと移動したアダムたちは、次々とモニターに映し出されるおぞましいドラゴンの姿を目にする。 
               なぜ、こんな怪物が船の中に? 
               これもすべて、ネフラ教授とRの意志なのか? 
               エヴァから、着陸船に構築された不可思議なそのシステムの説明を受けていたアダムたちに、新たな危険が迫る――。>>  
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          ■見えない旅人 
             最終回です。占いにも使える「読み方」付です。易経の64卦を64の物語に読み解き、かつ全体が大きな物語になるなんて本当にできるのか? できてしまいました。凄い。私が凄いのではなく、こんな試みを可能にする易経というテキストの懐の深さが凄い。こんな実験作を許してくれた編集部の太っ腹に感謝。そして読んでくれたみなさん、ありがとうございました。>>
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          ■シャンダイア物語 
             大航海の果て、ついにセルダン達は南の将の要塞に辿り着く。火花を散らして激突する聖なる剣と黒い剣、セルダンは今度こそ魔法使いザラッカの魂にとどめを刺せるのか。 
             いくつもの運命を背負って古い翼が落ち、新しい運命を切り開くために生まれたての翼が羽ばたく時、聖宝の守護者達にマルヴェスターの招集の便りが届く。 
             シャンダイア物語第三部『海洋民族の島』堂々完結。>>  |