===アンソロジー『異邦人』=== 
                    『イムカヒブ族とともに』 高本 淳
                     
                     ラクールの武官であるわたしは徴税監察官を護衛し極青の地ベルコーに赴いた際、 予期せぬ事故によって吊り索が破断し『大翼』漁視察の籠からひとり放 
                    り出されてしまった。言うまでもなくひとたび『下空』に堕ちた者はふたたび生きて地上に戻ってくることはない。むなしく虚空に浮かびつつ乾き死ぬか、岩塊に激突し五体がはじけるか、あるいはどう猛な『鮫』の餌食となるか、いずれかの運命が待つのみだ。しかし神が愚直な軍人を哀れんだか、千載一遇の僥倖により浮遊する樹林のひとつがたまたまわたしの軌道と交差した…… 
                    。 >> 
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                    ===アンソロジー『異邦人』=== 
                    『WからAへ 異邦物管理所』 田中彼方
                     
                     ただ流され受け入れてきた男は見慣れぬ部屋で目を覚ました。  
                     (ここは?ここはどこだ?) 
                     「私は、異邦物管理所の者です」 
                     「息抜きは必要です」 
                     「思い出より今です」  
                     自分の気持ちを彼女に伝えるのだ。そして、男は扉を開ける。  
                     たまにはいいじゃないか。こんな話でも。軽い気持ちで読んでください。。 >> 
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                    ===アンソロジー『異邦人』=== 
                    『深夜の出来事』 林 義典
                     
                     リストラされて、深夜のコンビニでバイトすることになった俺。  
                     そこには毎夜、珍客達が押し寄せて…… 。 >> 
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                  ===アンソロジー『異邦人』=== 
                  『楽園再び』 木谷太郎
                   
                   クラーク・アシュトン・スミスに捧ぐ 。 >>  | 
              
               
                 
                   
■シャンダイア物語 
                      第六部 統治の指輪  第十四章 海の凱歌
                       
                       要塞を背に海岸を埋めるソンタールの大軍、攻撃を開始するベロフとクライバー、そして港を制圧するデル・ゲイブのザイマン艦隊。ついに決着戦が開始される。 
                       同じ戦場でシャクラは魔法使いメド・キモツから魔法に関する興味深い謎を聞き出すが、それはシャクラの理解を超えたものだった。緑の要塞編完結。 
                       一方、ミルトラの泉に着いたセルダン王子は、北からの知らせを受け取る。。 >>
                   
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                  ■読切短編小説 
                    『フェイズ・シフト』 
                     
                     ロボットの話です。いや、リサイクラーの話だったかな。ルンペンの話ではなかったような気がします。 >> 
                   
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                  ■著者インタビュー 
                    『血液魚雷』 町井登志夫先生
                     
                     放射線科の医師・石原祥子のもとに心筋梗塞を起こして搬送されてきた若い女性。彼女の冠動脈の血栓を除去する手術中に、X線透視画像に映りこんだのは、血流に逆行して高速移動する不気味な影だった。この未確認物体を検証するために、試験稼働中の最新鋭の血管内観察用カテーテル〈アシモフ〉が投入されることとなった。それは挿入したカテーテルから、ビームを照射し、血管内をリアルタイムで映し出す世界初の血管透視装置だ。 
                     ということで、名作SF映画『ミクロの決死圏』におけるSF的考証の最大弱点であるミクロ化の問題を取り除いた、第二回小松左京賞受賞者が送り出す21世紀の小説版『ミクロの決死圏』。 
                     
                     一見、ハチャメチャなようでいて、その実、しっかりとした医学的考証に裏付けされているというこの作品。その著者である町井先生に、現役の放射線科医師の松崎さんとともにインタビューさせていただきました。。 >> 
                    
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                  ■星間戦争 
                    第2章 破壊された家で我々が目にしたもの(承前)
                     
                     引き続き火星人と地球人の相違が語られます。文明論の大家ウェルズらしく、火星の生態系の特徴から火星人のコミュニケーション手段、そして機械文明へと話題は尽きません。火星人の機械には車輪や歯車、滑車といったものがほとんど使われておらず、疑似筋肉ともいうべきアクチュエータが主動力源として用いられているという記述は現代ロボット工学のさらにその先を見通していたようでスリリング。結末に至る重要な伏線が隠されているのでお見逃しなく。 >> 
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                   ■魔獣大陸 
                    第2部 第4章 蕃神たち
                     
                     黄昏の魔道帝国の聖都デルレスの神官クラカーシュは陰謀の気配を悟りひとり魔道師エズダゴルのあとを追うが……思いがけぬ罠にはまってしまった彼はやがて身をもってこの世ならぬ恐怖を体験する。時は超古代、魔獣の跳梁する神秘の大陸を舞台に神聖帝国の興亡を描く剣と魔法の叙事詩。その幕開けとなるエピソード。 >> 
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