| TOP Short Novel Long Novel Review Interview Colummn Cartoon Diary |

Sugar Room Babies

第六章~Phase III (G)

中条卓

   

G: 異界
 フロントガラスに無数の亀裂が走った瞬間、彼は理解した。彼は自ら望んでこの世界に生まれてきたのだが、今の今まで自分の請願を忘れ果てていたのだ。ようやく思い出した、もう恐れることはない、彼はひとりごちた。体の奥底から笑いが込み上げて来る。銃弾と化した無数の破片に切り裂かれながら、彼は高らかな笑いを笑う。

   



トップ/読切短編/連載長編/コラム
ブックレビュー/著者インタビュー/連載マンガ/編集部日記
著作権/プライバシーポリシー/サイトマップ