SkyEye12 by はるやっち
contents

◆SFファンクラブ探訪

◆著者インタビュー INDEX

『90分でブラックホールがわかる本』

福江 淳先生

相対性理論をわかりたいとか、ブラックホールのことをもっと知りたい文系読者に読んで貰いたい! そんな編集者の願いに福江先生が応えられた本書について、福江先生をはじめ、 福江先生の教え子でもある天文博物館の粟野先生、担当編集者の長谷部さんを交えて、面白い座談会となりました。

◆ブックレビュー

◆ 読切短編小説

SFの小箱(1)テラフォーミング

小林ひろき

科学の発達の光と影。火星テラフォーミング黎明期に起きた、悲喜交々な史実と先達のエピソードが語られます。

この国の空を飛ぶことは

糸井翼

初登場、糸井翼先生の作品。現代社会の中の魔法のあり方を切り取った、ちょっと苦目のショートショートです。

◆ 連載長編小説

ようこそ大宇宙へ!  超古代の巨大宇宙船で宇宙を征く

『第四章  銀河団を越えるトラブルバスターの章』

「第三十七話 銀河のプロムナード(伏線編)おまけ付き」

稲葉小僧

銀河間宙域でガルガンチュアはフロンティア部の拡大増設・増強作業中……  そして明かされるシリコン生命体が製造した巨大宇宙船群の行方と謎の数々、先史種族と楠見キャプテンと郷の繋がりとは?

◆ コラム

シン・アトム今昔物語

軽茶一かるちゃいち成助なりすけ

シン・ゴジラでもなく、シン・ウルトラマンでもない「シン・アトム」についての考察。 4月7日の誕生日が、もうすぐ来るじゃありませんか(笑)

アトム、お茶の水博士、天馬博士の年齢と史実の考察あり。 タイムパラドクスを避けるとなると年表に矛盾がと、軽茶さんの苦労談(汗;)

アトムファンの方もそうで無い方もご一読あれ。

SF随想録パンセ

おおむらゆう

編集後記

コロナ禍もまだまだ終息とはいえず、戦時下のウクライナ情勢も気がかりだし、 加えて東北地方にまた大きな地震が……

ハインライン氏ではないけれど「大当たりの年」が来ているのではないかと思う今日この頃であります。皆様ご自愛下さいませ。

雀部陽一郎 (監修/書評子)

大昔の話ですが、あるSF大会で本邦初上映の映画が上映されました。 字幕がまだ完成してなかった記憶があるのですが(私の目が悪かっただけかも)、 2時間45分映像だけで衝撃を受けました。ロシアの映画監督アンドレイ・タルコフスキーの「惑星ソラリス」です。

チャイコフスキーの交響曲がコンサートのプログラムから外されたという話も聞くのですが、 仕方の無い事とはいえ芸術とスポーツは戦争と無縁であって欲しいものです。

もう一つ思い出したのがウクライナのマリウポリ生まれの画家アルヒープ・クインジの「ドニエプルの月夜」。 ご存じない方は検索してみてください。素晴らしい絵画です。 描かれているドニエプル川はキエフの中央を流れています。 平和であれと願うばかりです。

福田弘生 (Anima Solarisプロデューサー)

つい先日まで幼女戦記の再放送があったのですが、 主人公の人類に対する痛烈な批判が、 今の世界情勢を的確に言い当てているかのようで薄ら寒い物を覚えます。

架空の(でも現実とどこか似ている)世界の世界大戦を描いているこの作品は、 色々とタッチイな内容も含んでいたので、 よくもまぁ放映中止とならずに完走できたものと思いますが、 むしろ、この主人公の心の叫びこそが人類の抱えている悩みなのかもしれないなぁ、 と思ったのでした。

おおむらゆう (編集)