| TOP Short Novel Long Novel Review Interview Colummn Cartoon BBS Diary |

BookReview

レビューア:[雀部]&[伊藤]

『黄金の羅針盤』
> フィリップ・プルマン著/エリック・ローマン画/大久保寛訳
> ISBN 4-10-538901-7
> 新潮社
> 2400円
> 1999.11.5発行
 両親を亡くし、オックスフォード大学寮で暮らすライラと彼女のダイモン(守護精霊)は入ることを許されていない奥の間で、偶然おじのアスリエル卿の殺人計画を耳にする。北極に現れる謎の物質<ダスト>を調査している卿が、戻ってくる日なのだ。どうにかその計画を阻止したライラだが、噂ではゴブラーが町で子ども達を何人もさらい、北極に連れていくという話だった。
 学寮の食事の席で出会った魅力的な女性コールター夫人に預けられることになったライラだが、見るもの聞くもの全てが、驚きで目新しかったが、あるパーティの席で、卿が北極で囚われの身となっていることを知り、夫人の元を逃げ出した・・・

『神秘の短剣』
> フィリップ・プルマン著/エリック・ローマン画/大久保寛訳
> ISBN 4-10-538902-5
> 新潮社
> 2100円
> 2000.4.20発行
 精神的に不安定な母親と同居しているウィルは、怪しげな二人組の男たちに付け狙われていた。どうも彼らは、ウィルの父親の残したなんらかの物品を探しているらしい。家に侵入してきた男たちと出くわしたウィルが逃げようとした時、男の一人に体当たりしたのが原因で階段から転げ落ちてしまい、その男は死んでしまう。いまやお尋ね者となってしまったウィルは、逃げだし道路脇に隠れていた時に、猫を見ていて奇妙なことに気づいた。なんと猫が空中に消え去ってしまったのだ。その隙間を通り抜けたウィルは世間の常識を何も知らない女の子に出会う。その女の子こそ、別世界からやってきたライラだった。

『琥珀の望遠鏡』
> フィリップ・プルマン著/エリック・ローマン画/大久保寛訳
> ISBN 4-10-538903-3
> 新潮社
> 2800円
> 2002.1.30発行
 ライラと共に逃亡中の母親であるコールター夫人は、洞窟に隠れて教会勢力の目を逃れていた。一方、神秘の短剣を手に、二人の天使とともにライラを探すウィル少年は、ライラを見つけた後、父親であるアスリエル卿に会いに行く手筈となっていた。
 反オーソリティ派のアスリエル卿とライラを亡き者としようとする教会勢力の闘いとスパイ合戦が盛んになる中、ウィルと出会ったライラは、かつて彼女が見捨てたために死ぬことになったと思っているロジャーと会うため、ウィルは、死んだ父親に再会するために、死者の国へ赴くことを決意するのだが……

“子供が読んでも面白いファンタジー”

雀部 >  さて今月のブックレビューは、《ライラの冒険シリーズ》全三巻が完結したということでちょっと遅いんですが(笑)
伊藤 >  はっはっは。うン年ほど遅いけど、猫も杓子もハリポタ効果とゆー事で〜。
雀部 >  私的には、《ハリー・ポッター》が、“大人も楽しめるファンタジー”だとしたら、《ライラの冒険》は、“子供が読んでも面白いファンタジー”だという印象を持ったのですが。
伊藤 >  うぃ。そのココロは、『これ、子供向けじゃないやん!』でありますな。
 いや、もちろん子供の読者層も視野に含めてるけど、中心に据えたテーマといい、素材の扱い方といい、展開の壮大さといい、むしろダークファンタジーに近いノリ。
雀部 >  『エヴァが目ざめるとき』('94、ピーター・ディッキンソン著)というイギリスの児童文学書があるのですが、これが<交通事故で身体が滅茶苦茶になり大学病院に運び込まれた少女エヴァは、両親の希望もあり、その記憶一切合切をチンパンジーの雌の脳に転写する手術を受ける>という設定で、セックスやら死やらが赤裸々に描かれていて、しかも人間としてのアイデンティティとか尊厳とかにまで踏み込んだ作品なんですよ。だからイギリスでは、きっと《ライラの冒険》もバリバリの子供向けだと思うのですが(笑)
伊藤 >  うぉう! さすがはモンティパイソンのお国!
 むぅ。ポケモンと遊戯王の国、日本のお子様はどーかなー。ついてけるのかなぁ?
 ちなみにコレの一巻をしゃあしゃあと『クマ萌え〜!』な表紙で出した出版社は確信犯ですね。
 あ、でもハリポタより出たの先でしたっけ?
雀部 >  一巻目が'99/11に邦訳出版('95)三巻目が'02/1('00)。ハリポタの一巻目は'99/12('97)
伊藤 >  あ、日本でのスタートはハナの差だったんだ。
 それが今じゃ……むーん。
雀部 >  ハリポタは、お化けですから別格(爆)
 一巻目では、ちょっと異色な異世界ファンタジーかとも思って読み始めたのですが、伊藤さんはどうでしたか?
伊藤 >  以前、雀部さんが『オーラバトラーが現代に現れるような話』とおっしゃったのが未読の時にはどうにもイメージ結び付かなかったんですが一読膝をポンと打ちました。

 ♪〜***ロードが開かれたぁ〜
雀部 >  アスリエル卿は原子力を使って、ウィルは神秘の短剣で、異世界への窓を開いちゃうわけですが、この設定が最後まで効いてきますね。子供向けファンタジーでこれだけ伏線張りまくりというのも珍しいかも。あ、純然たる子供向けではないか^^;
伊藤 >  コレとコレがどーして同じ効果なのねん!――とツッコむのは野暮ってもの。(笑)
 次から次へとガジェット/伏線が詰め込まれ、どんどん展開がデカくなり、読者の予想を超えたとんでもないトコに連れてってしまうテイストって、なんかもうワイドスクリーンバロックですよね。一巻読んでる途中でよもや『アレ』と戦う方向に話が進むとは誰も予想もしませんわな。
 なお、個人的にはオーラバトラーもさる事ながら『イデオン』や『◯"スター◯"』なんぞ連想しました。
雀部 >  それを言うなら《ナルニア》とか《ゲド戦記》とかも〜
 根底には、著者であるプルマン氏の、子ども達に対する無神論的というか神や宗教を盲信することの愚かしさを諭すメッセージが流れているような気がしました。
伊藤 >  ですね。
 決して宗教自体を否定するのでなく、恐怖で人を縛り、盲信を押しつける事の愚かしさを嫌っている感じ。物語の根本を成す「ダスト」の扱いといい、そこから派生するアレコレといい、汎神論的というか、どっちかってゆーと万物全てに八百万の神々を感じる日本古来のアニミズム的宗教観に近いですよね。

設定の魅力

雀部 >  そこら辺りを詳しく語ると、ネタもバレバレになっちゃうんでさらりと行きますがちょっと山田正紀さんの『神狩り』を思わせるところもありましたね。
 このシリーズは、読みどころが多くて紹介に困るほどなんですが、伊藤さんが一番魅力を感じたのはどこでした?
伊藤 >  魅力的設定はたくさん詰め込まれてるんですが、何はともあれミ・フェラリオ――じゃねぇや「ダイモン」という存在を設定した段階でこのシリーズは半分勝利したも同然!と思ったのですがいかがでしょう?
雀部 >  ダイモンは、人間の魂が形をとって外にあらわれでたもので、子供の頃は様々な動物や虫の姿をしているという設定ですね。SFファンなら、すぐにクレメントの『20億の針』を思い出しますが、常に自分の身近に励まし支えてくれる存在が居るというのは、ほんとうに魅力的ですね。あ〜、私もダイモンか<探偵>が欲しいっす。
伊藤 >  おお、<探偵>と来ましたか。
 今のお子様に説明するには「一人に一匹、変身出来るポケモンがついてるんだよ」つーカンジなんでしょうね。
 どんな時でも一緒にいてくれる変幻自在の「心の友」。うーん、魅力的。
 『爆笑ダイモン題』でいうところの太田にツッコむ田中。(笑)
 子供の頃は色々変身出来るけれど、大人になるにつれ変身出来なくなり、最後は本人の本質を表すような動物に姿を固定する、てのもいいアイデアですね。
 もし僕にダイモンがいたら、断然ミニチュアダックスフントだな。黒のロン毛。
 雀部さんだと何ですか?
雀部 >  う〜ん、名前からしてスパロウかも(笑)
 ダイモンは実は我々も持っていて、見る気になれば見られるというのにもちょっとワクワクしますよね。本人の性格がそのままダイモンに如実にでたら嫌だなぁ。ナマケモノがダイモンだったらどうしましょう(笑)
伊藤 >  むむ。それはそれで粛々と受け止めるしかないのではありますまいか。
 ダイモン、腫れモン、トコロ嫌わず〜。
 ともあれ、一目でその人のキャラが掴めるとゆーのはマコトに便利ですな。
 さてさて、このダイモンの設定だけでも魅力的なのに、
 針が指し示す謎めいた記号により全ての答えを得られる「真理計」。
 あらゆるものを切断出来、異世界への入口を開く「神秘の短剣」。
 意思を動力源に自在に天空を駆ける「意思機」。

 ……作者のプルマン、密かに『ドラえもん』読んでますなー、きっと。
 あ、石原藤夫センセの惑星シリーズも。(笑)
雀部 >  ま、それは読んでからのお楽しみですよね。
 知性を持った熊というと、古くは「ロボット植民地」(マレイ・ラインスター)とか「熊が火を発見する」(テリー・ビッスン)あたりも読んでいるかなぁ(笑)
 それはそうと、ライラ嬢ちゃんは、オックスフォードのジョーダン学寮住まいで、両親は居ないという設定でしたっけ。一巻目から、アスリエル卿とコールター夫人は、素知らぬ顔をして登場してますが。
 この二人の、児童文学書とは思えないユニークな性格づけも、読みどころの一つでしょう(笑)
伊藤 >  有無を言わさず手段を問わず目的のために次から次に周りを魅了し従える天性の激情的革命家と、ほんとに児童書に出してエエんですか?!というくらいのチョ〜悪女。
 この二人のパワーゲームが結局、終盤近くまでず〜っと影響し続けますからね。
 アクの強さ的には他のキャラを完全に圧倒し、ある意味、まさしく裏主人公。
 やたらな善人よか悪いヤツの方が読む人間を惹きつけるというのは、実は良く出来たシリーズものを支えるポイントなのではないでしょうか?
 特にコールター夫人に関しては、捕虜を拷問するシーンまで正面きってキッチリ描いてますからね〜、スゴいですわ。
雀部 >  主役を喰っちゃうくらい敵役が魅力的でないと冒険小説は面白くないっす。
 コールター夫人は、その意味でも希有なキャラですね。あれとかこれとか、色々楽しませてくれます。
伊藤 >  欲を言えばアスリエル卿については、異世界でどのように勢力を伸ばしていったかまで踏み込んで書いて欲しかったかな? まぁ、それやっちゃうとダンバイン二十六話くらいかかっちゃうだろうからムリな話と分かってはいるんだけど。
 僕、アスリエル卿に関しては、脳内補完でアントニオ・バンデラスをあてて読んでました。むりやり日本人で選ぶと……うーーーーん、猪木?
雀部 >  アントニオ・バンデラスって「ゾロ」な人?ちょっと格好良すぎやしませんか(笑)
 猪木さんにはわるいけど、どう考えても学者の顔じゃないからなぁ(爆)
伊藤 >  あ! そーいえば学者でしだっけ。すーっかり忘れてました。(笑)
 きっとね、アスリエル卿にはドラマがあるのですよ。ウラに。
 弱気になった司令官達に張り手で喝を入れるアスリエル卿、クマの王に素手で立ち向かい「ウッシャ〜!」とガッツポーズを見せるアスリエル卿……う、だめポ。
 ちなみにバンちゃんは「ゾロ」の頃のじゃなく、「スパイキッズ」のパパ・バンデラスが野望を燃やしちゃったらこうかな〜、と。

結局は『納得させたモン勝ち』なんですよね

雀部 >  あと、ファンタジーでありながら最新科学をさりげなく取り入れているところはどうでした?たとえば、ライラの世界でダストと呼ばれている粒子は、我々の世界ではダークマター(暗黒物質)のことですよね。
 それから通信手段として天然磁石共鳴器というのが出てくるですが、その原理がなんと<量子ペアは、遠くに離されても片方になにか変化があると、もう一方にも同じことが起こる>という量子力学ネタ。アーシュラ・K・ル・グィン女史の考えた超光速通信アンシブルの原理もこれがネタ元なんですが、これにもびっくりしました。
伊藤 >  あんしぶる 神代も聞かず 天の川
 カラクリ内に ペアくくるとは

 いや〜、取り入れてるちゅーか、ぶっこんだっちゅーか。(笑)
 帚に乗った魔女とかしゃべる熊とか変幻自在の妖精(?)とか、そういういかにもいかにもなファンタジー的小道具でシリーズを始めといて、いきなり暗黒物質とかコンピューターとか原人の頭蓋骨なんてモノを登場させ、んでまたファンタジー、とゆーか神話的おとぎ話的方向にグググッと戻っていく。
 これはまったくの私見なんですが、作者のフィリップ・プルマンって、実は<<あんまり先の事考えないヒト>>なんじゃないかな〜、と思うです。
 同じファンタジーの書き手でも、たとえばミヒャエル・エンデなんかはお話の始まりから終りまでピンと一本計算された構成を感じさせるじゃないですか。
 『はてしない物語』なんて、あらかじめ最後までキッチリ考えておかなきゃ絶対に書けない作品ですよね?
 比較すると、なんちゅーか、この混ぜ具合は「絶対に計算ではないなぁ」と。
雀部 >  ふひゃひゃ。それは当たっているかも〜(笑)
 コールター夫人の性格付けなんかも、たぶん一巻目と三巻目で違ってきているような気がしませんか。
伊藤 >  ですね。
 ワタクシ、一巻の頃は『シリアス系ドロンジョ様』とかそーゆーのを思い浮かべておりましたの事よ。
雀部 >  “シリアス系ドロンジョ様!”ちょっと深いかも(笑)
 ドロンジョ様は懲りないお方ですけどね。
伊藤 >  コールター夫人は書いてるうちにこーなって作者もビックリ――なのかも。
 もちろん、おおまか「こうしよう!」という方向性というか目算はあるのでしょうけれど、とにかく思い付いたモノを突っ込んでおき、キャラクターが進みたい方向にまかせて書いてるうちに「アラ、どうにかなっちゃうものなのね〜」という、いわゆる『言魂使い』系の作家さんのような気がします。
 例えば、途中で「神秘の短剣」が砕けちゃうシーンがありますよね。後でサラっと理由が説明され、読んでる時は「ああ、なるほどね〜」と納得するんだけど、よく考えたらなんの説明にもなっていない。
雀部 >  意志の力でしょう!(爆)
 というか、精神が物質に及ぼす影響もありうる世界なのでは無いかと……
伊藤 >  切〜リ〜貼〜ル〜魂〜! ってね。
 ちゅか、理由付けなんかは読んだヒトそれぞれが『きっとこーゆー事なんでしょ』って後で各自テキトーに補正するじゃないですか。
 結局は『納得させたモン勝ち』なんですよね、おそらく。
 ファンタジーとSFのアプローチの違いというのかな。
 どっちも目指すのは「突拍子もないモノを如何に読者に納得させるか」なんだけど、SFは先に理屈があり、論理に従ってソレを展開させる事で読者から『納得感』を引出し、ファンタジーは描写のパワーによって有無を言わさず『そーゆーモノだ』と感じさせ、理屈は後から付いて来る。
雀部 >  なるほど。ということは、ファンタジーの場合、作者の腕力が必要ですね。
 SFでも、ベイリー氏みたいに、そっち方面の腕力もある人もいますが(笑)
伊藤 >  あ、なんかアイデアのぶっこみ具合と処理の仕方は似てるかも〜。
 プルマンせんせはおそらく、キャラ萌えの情動パワーと発想エンジンに支えられた“ウルトラ描写マシーン!”なのです。
 「琥珀の望遠鏡」を作るシーンなんかも、かなり事こまかに作り方が描写され、読んでると『自分でも作れそう!』って気持ちにさせられるんだけど、これまたよーく考えると「なんでソレでそーゆー働きするの?」という説明には全然なってない。
 けど、お話の中では気にならない。だって納得しちゃうから。
 こんな風に「夢の中のロジック」というのか、端々に「よく考えると合理性もへったくれもないのに、読むとなんだかストンと納得しちゃう理由付け」が施され、それがある種異様な説得力を発揮し、物語を支えている。
 たぶんね〜、プルマンせんせの額には穴があいてるんですよ。ええ。
 そっから『アレ』を取り入れてるに違いない。
雀部 >  各々の世界で違った名前を持つ『アレ』ですか!
 いままで挙げられた以外では、伊藤さんのお気に入りのキャラはどれですか? 
 テキサスの気球乗りリー・スコーズビー、「琥珀の望遠鏡」を作るダスト研究学者メアリー・マローン、魔女の女王セラティナ・ペカラー、蜻蛉を操るガスベリアンのペア等々。私は、熊の王イオレク・バーニソンがお気に入りなんですが。
伊藤 >  しゃべる熊の傭兵にして放浪の王子――イオレク・バーニソンは『ファンタジー読みなら魅了されないハズはない!』ってくらい“エエ味出してる”キャラですよね〜。
 ワテも魅了されました。ええ。海洋堂で着脱可能なヨロイ付きフィギュアとか出したら即買っちゃうかも。
 気球乗りのリー・スコーズビーも、最初はイマイチ掴みどころのないキャラだったんだけど、描かれるうちにどんどん魅力的になりましたね。二巻の終りの方なんか、そりゃもぉ――あ、ヤバ! なーいーしょ。(笑)
 対する敵方、特に総大将の『アレ』とか『いわゆるソレ』とか『その追従者ども』が極めて極めて魅力に乏しい上になんちゅーか『間抜け』というか『アタマ足りない』のは、まぁ、作者自身の好みがモロ反映されてるんでしょうね。
 むーん。どうりで禁書呼ばわりされるハズだわ。
雀部 >  わはは、そうかも(爆)
 まあ、アリシアvsエッドール対決みたいにしたら、全然別物の物語になっちゃいますからねえ。
 では、最後にどういう方に読んで貰いたいですか。帯には“『指輪物語』『ナルニア国物語』『はてしない物語』に熱中したすべての人に”と煽りの文句が書いてありますが。私的には、キャラ立ちもそうとうなもんだし、ジュニア小説の熱心な読者の方なんかには特にお薦めできると思いますが。
伊藤 >  このページ数と奇想について行けるとしたら、正確には“『指輪物語』『ナルニア国物語』『はてしない物語』を<<投げ出さずに最後まで読めたすべての人に>>”と煽るのが正しいような。 (^^;
 とりあえず「特定の宗教に帰依していない全ての日本人に」ですかねぇ?
 あ、特にク◯スチャンの方は『どう考えても読まない方がよさげ』。(笑)

   『注:こっから先はネタバレ放題!
   未読の方は読まない方がいいかも〜』 続き>>


[雀部]
50歳、歯科医、SF者、ハードSF研所員。
ホームページは、http://www.sasabe.com/
[伊藤@trashメール]
行住座臥、いかなる時もスキあらばオチをつけようと、虎視眈々と機会をうかがうチョッピリお茶目なSF中年。
でも、元ネタが古いのでお若い方に通じにくいのが悩みのタネ。
コードネームは「老いたる霊長類のオチへの参加」(嘘)
http://www.sf-fantasy.com/magazine/cgi-bin/joke/index.cgi

トップ読切短編連載長編コラム
ブックレビュー著者インタビュー連載マンガBBS編集部日記
著作権プライバシーポリシーサイトマップ