| TOP Short Novel Long Novel Review Interview Colummn Cartoon BBS Diary |

レポート[雀部]


 
 四月二十九、三十日に開催された平成14年度小松左京研究会「春の旅行」に参加してきました。
 岡山県のJR児島駅に、午後4時前に集合した小松左京先生を含む十三名の面々は、三台のクルマに分乗し、取りあえず鷲羽山の展望台を目指しました。
 あいにくの曇り空ながら、遠く香川県まで見通せ、瀬戸大橋の偉容を見ることが出来ました(タイトル画像も当日のもの)

 

 展望台からの眺望を楽しんだ一行は、地元の川村さんのクルマの先導で(私も一応地元民なんですが、全然土地勘が無い^^;)橋脚部にある駐車場に降りました。遠くから見るとさほどでもないのですが、間近で下から見上げるとその巨大さに驚きます。小松左京先生は、飛行船でこの上空を通ったこともあるとのことで、一同また驚き。
 川村さんは工事中になんども来たことがあるそうで、小松先生におとらず蘊蓄を披露されていました。

 将来は対岸同士に「橋の種」をまいておけば、自然に橋がかかるようになるとかいうSF的なジョークも飛び出していました(小松先生の短編の「黴」のような話ですね。あ、いまだとナノテクということになりますが)
橋脚部で、蘊蓄を傾ける小松左京先生。相変わらずご存知ないことは無いですね。 小松左京先生の後は筆者(汗)
どさくさに紛れてツーショット(笑)
 

 ホテルについて、食事の時間は、初めての方(私も^^;)が多いということで、まずは恒例の自己紹介から。
 他の方達が、小松左京作品との出合いとかどういう影響を受けたかについて話されたのに、私は「アニマ・ソラリス」の宣伝をしてしまいました。ちょっとまずったな。反省(汗)
 聞くところによると<小松左京研究会>は、1978年設立で、今年が24年目とのこと。
 小松左京作品の舞台化の話から、SKDで舞台化された『果てしなき流れの果てに』について、小松先生が「あれは忘れてくれ」とおっしゃったのに対し、すかさず乙部さんが、「私は認めるけどなぁ」と突っ込まれていたのが印象的でした。そう言えば上映されたビデオにも、一瞬その舞台のシーンが映っていました。あと、劇団GMG公演の音声と手話で織りなす『日本アパッチ族』も良かったそうです。私は全然知らない舞台ばかりなので欲求不満が(爆)
 和歌山からご参加の迫間ご夫妻は、大阪芸大のご出身で、小松左京先生の特別講演を聴かれたことがあるそうで、小松左京先生とその話題で盛り上がっておられました。それに、なんと士郎正宗さん(『攻殻機動隊』)が同級生で、平谷美樹さんが一年先輩とのこと。なんと羨ましい環境。
 愛知県の歯科医師(おお、ご同業!)、武藤さんが、小松左京先生も呼びかけ人として参加されている<飛行船サポーターズクラブ>の紹介をされました。メンバーになると優先的に飛行船に乗船できるようです。
 次の日が仕事で、後ろ髪を引かれつつ、この食事会の後ホテルを後にしました。
 もちろんその前に、オンデマンド版『虚無回廊3』に小松左京先生のサインをゲットしました(家宝にします。感激!)
 

拡大画像にリンク
 くつろがれる小松先生(拡大画像にリンクあり)
お隣は、株式会社イオ(小松左京事務所)の乙部さん
前回のコマコンの時流されたコマケンの記録に編集追加したビデオと、リニアモーターカーの搭乗の記録を流すプロジェクターの準備。

 

小松左京研究会はこちらから:http://nacos.com/komatsu/

「小松左京マガジン」(現在第6号好評発売中)発行元株式会社イオ(小松左京事務所)は、以下から
URL:http://www.iocorp.co.jp

<飛行船サポーターズクラブ>はこちらから:http://www.hikosen.jp

 

トップ読切短編連載長編コラム
ブックレビュー著者インタビュー連載マンガBBS編集部日記
著作権プライバシーポリシーサイトマップ