「繁昌亭 de ハナシをノベル!! vol.5」を聞いてきました。
JR西日本ののぞみで新大阪、そこから各駅停車で大阪駅に行き、降りてから東梅田までとことこ歩いて地下鉄に乗り、南森町に到着。ここから「天満天神繁盛亭」までは徒歩3分のはず(「天満天神繁盛亭」のホームページ)にそう書いてあるし)。天神橋筋商店街をとことこ歩くと「天満天神繁盛亭」ののぼりがいっぱい立っていて、それを見ながら歩いていると、商店街が終わってしまった(汗)
路地をのぞき込みながら後戻りしてるとありました。目印となる「大阪天満宮」は、商店街に直接面してはいないのょねぇ。
切符売り場で、予約している事を告げ、切符を入手して入り口に行くと、先月著者インタビューさせて頂いた田中啓文先生がもぎりをしていらした(笑)
指定席制なので所定の位置に座って暫し……。客席は7割方は埋まっていたかなぁ。
『牛ほめ』笑福亭呂竹
私でも聞いたことのある有名な落語。笑福亭呂竹さんは、たぶん今回の演者のなかで一番お若いのかな(?)好感が持てて良かったです。 『踊る大迷惑』(魔人ハンターミツルギ作)月亭八天
ある会社で殺人事件が。被害者は副社長ということで、聞き込みにきた刑事が二人。まあ題名は、見ての通り『踊る大走査線』のパクリなんですが、容疑者全員が一癖も二癖もあって楽しかったです(笑) 『住吉駕籠』桂雀喜
月亭八天師匠のことを兄さんと呼ばれていたようなので、兄弟弟子にあたるのかも知れませんね。(聞くところによると、八天さんは月亭八方師匠の弟子で、雀喜さんは桂雀三郎師匠の弟子でということで、単に先輩だから"兄さん"と呼んでいたみたいです
)
酔っぱらいネタのところが面白かったです。「警察24時」とかで、飲酒運転の取り締まりの様子を見ると、酔っぱらったオッちゃんが愉快なのは、関西の伝統なのかも(爆)
『戯作者の恋』(飯野文彦作)月亭八天
若くて貧乏な戯作者が、なんと住み代をもらえるということで幽霊の出る長屋に住み出し、その幽霊と懇ろになるが、なんとその幽霊は大家さんの娘で……
結構シュールだけど、少しホロリ。 「トークでノベル!!」(原作者のグダグタトークショー(笑))
出演者:田中啓文・北野勇作・田中哲弥・牧野修・我孫子武丸・魔人ハンターミツルギ
我孫子武丸先生は、シナリオを担当されたゲームソフト『かまいたちの夜2』の話。でも出席されている作家の先生達はそろってゲーム音痴の方ばかりという(笑)
北野勇作先生は、雑誌「プレジデント」の話。奥さんが書かれた『年収150万円一家』がらみで、「プレジデント」が取材にきたと。「プレジデント」が年収150万円を話題にするようでは情けないと(爆)
田中啓文先生が、ほとんどこの場を仕切ってましたなぁ。合いの手を入れるのが北野先生で、他の先生方はほとんどしゃべってませんでした(笑)
牧野修先生は、新作の『死んだ女は歩かない 3』の話などを。あと自虐ネタで、読者からだけではなくて担当編集者からも、救いようのない暗いラストだと言われていると(笑)
魔人ハンターミツルギ先生(劇団「超人予備校」主宰)は、月亭八天師匠も出演された舞台の話などを。月亭八天師匠ご自身も、マクラでそれについてふれられていました。
田中哲弥先生は何を話されたか記憶が……(すみません^^;)
最後の方は、今日は出席されてない浅暮三文先生の酒癖がいかに悪いかということを全員で滔々と。欠席裁判です(爆笑) 『ぴゅうするる』(浅暮三文作)月亭八天
これはメタフィクションかな(笑)
次の一歩を踏み出そうとするとその先が無い、そこで「ぴゅうするるるるるる」と回転するたびに別の場面(場所・登場人物)に。なんか変な話だなぁと聞いていたんですが、はなしが現在「天満天神繁昌亭」で落語をしているところに場面転換し、そこから「ぴゅうするるるるるる」するようになったあたりで、俄然面白くなってきました。
しかし、私は終電の関係で、21時に「天満天神繁昌亭」を後にしたのでした。もうちょっとで終わりだったのに残念無念。また聞けるといいなぁ……
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