○荒巻氏
179冊の著作がある。《艦隊》シリーズは売れた。評論のデビュー作は『夏への扉』的な、年齢差を縮める話。
3.11、現在の専門家は本当に分かってるのだろうか。
身体(皮膚感覚)で分かる世界を作るが理想。これはSFの使命だ。
○呉 岩氏
環境破壊、新しい北京にフレッシュエアーを導入。先生を育てる大学がいる。大学はローテクで構成。色々聞いたので新作にいかしたい。
○パット・マーフィー女史
3Dプリンタを使っている友人が居る(マッドサイエンチスト・ラボ)
パオロの話―経済活動にどんな影響が出ているか。非営利活動―生態系を守りましょうではダメで、活動を広げるにはパンダのような可愛いシンボルが要る→手法としては経済活動効果も考慮に入れないといけない。
中国→アメリカでは、マスコミを通じた情報しか伝わらない。
パオロの話―わからないものを見えるようにしたい。
○高野史緒女史
SF関係者は様々な方面に関心があるのではないか。多くの人にSFが楽しいことをわかってもらって、SF的な考え方を広めたい。文化的差違を肯定的にとらえられる世界を創りたい。人間の心の中にフロンティアを抱きたい。人文学的アプローチにはSFの方法論が活かせると思う。
○パオロ・バチガルピ氏
浮かんだインスピレーション―警告・理解を深める,補助線を引く
SFは楽しめるものでなくてはならない。陰惨な世界を書いているが楽しめる作品にしたい。アメリカは、フロンティア・拡張主義―先住民を押しのけている。環境の持続性が大事。工業化社会は、もう止めようという時代になってきている。
○巽孝之氏
つい先日デトロイト市が破産した。アメリカも今後どうなるか判断できない時代になっている。
○ドゥニ・タヤンディエー氏
環境問題について。誰が正しいかどうか判断が難しい時代。
フランスでリリースされた『モンサントの不自然な食べもの』。モンサント社はヨーロッパでの生産を止めた。輸入は?
アメリカでは美味しい牛のクローン増産。論理的想像力が大事。
○林譲治氏(SF作家)
社会と工業化についてお聞きしたい
○パオロ・バチガルピ氏
文化は自然的適応力がある。農業も自然の一環として考えたい、エコロジカルなプロセスに組み込まれたものである。農業や自然系が脆弱なものであることを知らなければいけないと思う。
○デイヴィッド氏(福岡大学)
ユートピアとディストピアに関心がある。異なるアスペクトを考えた場合どうなるか。対立するか補完するか。
○荒巻義雄氏
人間の思想の問題をどうコントロールするか。ある者にとってはユートピアであるものが、べつのある者にとってはディストピアである可能性がある。
○パオロ・バチガルピ氏
自由な形での資本主義は、利益以外に価値を見出しにくい。みんな共通なことに興味を持ちにくくなっている。
日本の新幹線に驚いた。日本は技術が上手く活かされていてユートピアのようだ。
○パット・マーフィー女史
ディストピア小説は陰々滅々としていて書きたくない。楽しいディストピア小説を書きたい。