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レポーター:[雀部]
  「ハナシをノベル」が6年ぶりに復活し配信もされるというので、配信を購入(当日まで購入可で、配信期間はちょうど一週間でした。)
 前回はまだ配信されてない頃だったので、大阪まで出向いて聞いてきたのですが、配信があると落語鑑賞のハードルが下がるので、まことに助かります。ただ、当然ながら客席の雰囲気等はあまりわかりません。
 以下、演者と演目ですが、演目はめくりに書いてなかったものは想像です(汗;)

桂健枝郎「一目上がり」
 ネットでググると桂文枝師匠のお孫さん(?)みたいです。まくらが受験勉強の話で繋がりもスムーズでした。

月亭文都「ユキ様の抜け穴(作・北野勇作)」
 歴女のハナシ。二人の女性が、近所の神社から色々あって、真田幸村(ユキ様)の抜け穴に落っこちてと……
 最後は地口オチで(笑)

月亭秀都「丁稚蔵」
 月亭文都師匠のお弟子さん
 まくらは、小学生を前に演じた時のハナシ。秀逸な謎かけがどんどん出てくる。

月亭文都「戯作者の恋(作・飯野文彦)」
 「繁昌亭 de ハナシをノベル!! vol.5」でも聞かせて貰った噺。 当時は、「月亭八天」というお名前でした。
 若くて貧乏な戯作者が、なんと住み代をもらえる(逆家賃)ということで幽霊の出る長屋に住み出し懇ろになるが、その幽霊は大家さんの娘で戯作者は段々と痩せてきて……
 2007年には、実演CDが付録になった『ハナシをノベル!! 花見の巻』が出ていて、これにも「戯作者の恋」は収録されてます。

ハナノべブラザーズ(田中啓文・北野勇作・田中哲弥・牧野修・我孫子武丸)「トークでノベル!!」
 グダグダトークショー(爆笑)
 我孫子先生が「おじさんがおじいさんになって……」と
 牧野先生は「また始まってよかった」
 田中哲弥先生「特に話すことはない」「最近は子ども向けの仕事が多い。」(第62回日本児童文学者協会賞を受賞)
 北野勇作先生「『ユキ様の抜け穴』について。今日も聞いててドキドキしていた」
 田中啓文先生「ハナノベは、11年間大変だった。無くなってほっとした面もあった」「でも新作落語を発表する場所が無いのは……」「今日は今日で、しんどい。緊張すると胃にくるタイプ」
 田中啓文先生が「がしんじょ長屋」について、「こんなど−しようもない脚本と思っていたら、八天師匠がこういうのを求めていた!と言われた。」「落語は、作り手と書き手と噺家がつくるもの」
 途中でそれまで全くトークに参加してなかった田中哲弥先生がボソッと「このトーク要ります?」と(爆笑)

月亭文都「がしんじょ長屋2024(作・牧野修)」
 落語版『ブラッド・ミュージック』のようなハナシ←違うか(笑)
 実際には無いものを見せようとするハナシでもあります。
 文都師匠の語りと所作(羽織を脱いだり、首だけ出したり、寝転がったり)が爆笑モノの江戸時代不条理噺。
 「でんでろでん」とか「これはこれでなかなかえーもんやなぁ」はかなり受けていた。

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