私の頭のメモリーには、「ジャック・フィニイ=『盗まれた街』」となっていましたが、先日、書店のSF以外の棚でジャック・フィニイの『夢の10セント銀貨』(ハヤカワ文庫 FT2)を発見、彼はこんなものも書くのかと思って買ってきました。
読んでみるとこれが面白く、あとがきを読むと、彼はSFよりか、むしろこのジャンルがお得意とか。
続けて、本屋を探した結果、彼の短編集『ゲイルズバーグの春を愛す』(ハヤカワ文庫 FT26)を見付け、これも購入、読了しました。
面白いとなると、一気に読みあさる習性があるので、今度は図書館から、同じく短編集『レベル3』(早川書房 異色作家短編集 13)を借用し、これも読了。
更に、続けて、現在、『盗まれた街』と並ぶもう一つのSF、『ふりだしに戻る』を図書館に申し込んであります。
彼の小説を読んでいたらば、何となく『ある日どこかで』を思い出しましたので、調べてみましたらば、こちらの原作は、リチャード・マシスンでした。
9月1日は朝一(10時20分)の『ハンコック』を観に、蒸し暑い中、渋谷ピカデリーまで出かけました。上映、40分ほど前に着き、私の定席“K-15”の指定席をゲット、本屋で暫く時間をつぶしてから、映画館に入りました。入りは、約30%。
最近は、昔のアメコミ・スーパーヒーローの映画化が盛んですが、このハンコックは全くオリジナルなアメリカの新スーパーヒーロー。この駄目ヒーロー役を演じるのがハリウッドのドル箱、ウィル・スミス。
物語は、上に書いたところまでで、全体のほぼ三分の二程度。ここまでは、予告編や、雑誌などでほぼ公知の内容で、極めて平凡な物語ですが、ここからは流石に現代の映画、一転して、新たな展開と結末が待っています。しかし、最後は、ハッピーエンドで一安心。
有名なウィル・スミスはさておいて、レイ役のジェイソン・ベイトマンは『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』(2007)で、また、レイの奥さん役のシャーリーズ・セロンは『スコルピオンの恋まじない』(2001)でそれぞれお目に掛かっていました。
モーガン・フリーマンは、今年の8月3日深夜、自動車を運転中、横転、重傷を負ったとのニュースがありましたが、現在、無事回復に向っているとのこと。居眠り運転の模様。