『モトリー・クルーのディザスター!アルマゲドン 危機一発』というSF(?)映画が、2月21日から上映中ということが分かり、チェックしてみました。 この映画は、2005年にアメリカで製作されたクレイ・アニメ。 「ショーン・コネリーという小惑星が地球に衝突するというので、7人のヒーローが・・・」というストーリーで、基本は『アルマゲドン』。 しかし、内容がエロ、グロ、ハチャメチャで、本国アメリカでは上映禁止になっているとか。
そして、現在、この映画は「関東」では「シアターN 渋谷」だけ(3月6日から)で上映中。 しかも、21:20〜22:53の深夜興行のみ。 短い予告編を観る限りでは面白そうですが、これを83分も見るのは疲れそうです。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD13917/index.html
もっとも、この時間帯では、どっちにしても観に行かれませんね。
もう一つ『タイム クライムス』というスペイン製(2007年)のSF映画が、4月3日から上映されそうです。 が、例によって、情報不足(雑誌による情報と、下記siteの情報とでは、いろいろと食い違いがあります)。
森の中の逃げ込んだ小屋で、主人公は1時間前に逆行、自分と遭遇する。 何度も同じことが起こり、その都度、自分の数が増えていく。 デビッド・クローネンバーグ監督のハリウッド版リメイクも決定している由。 http://eiga.com/movie/54064
3月23日、Yahoo!のトピックで、こんなのを見付けました。 残念ながら、こういう話には弱いのです。
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約20年前のUFO目撃証言を新たに公開 英公文書館 3月23日15時33分配信 CNN.co.jp
ロンドン(CNN) 英国立公文書館は22日、1987年から1993年にかけて国防省で記録された未確認飛行物体(UFO)目撃証言約1200件を新たに公開した。「宇宙人に話しかけられた」という女性の報告などが含まれている。 同省は昨年から4年計画で、UFO証言文書の公文書館への移管を開始。これに合わせ、すでに1970―80年代の文書などが一般公開されている。 新たな証言の中でも「異色の報告」として紹介されているのは、英南東部ノリッジで89年、宇宙人と遭遇したと主張した女性のケース。犬の散歩中、近所の運動場で飛行服姿の男性に声をかけられた。「北欧系」のなまりで、別の惑星から来たなどと話していたという。女性は約10分間の会話で「すっかり恐ろしくなり」、あわてて帰宅した。その途中、木の向こう側から大きな光る物体が真上へ上っていくのが見えたとされる。女性は翌日、地元の軍基地にこの「遭遇」を報告した。 今回の公開では、スコットランド上空で90年に撮影されたUFO写真について、国防省が各省に異例の状況説明を行ったことも明らかになった。大きなダイヤモンド型の物体で、上空に10分間ほどとどまった後、高速で上方へ去ったとされる。メディアが写真に注目することを想定して、対策を講じたケースとみられる。 国防省は通常、こうした報告を「敵国などによる領空侵犯があったかどうか」という視点からのみ検討し、「地球外生命が存在するかどうかに関心はなく、回答も試みない」との立場を取っている。
■『マダガスカル 2』
このところ、SF映画に限らず、本当に観たい映画が少なくなりました。 そんな訳で、3月16日は、殆ど一ヶ月ぶりに、11時55分からの『マダガスカル 2』を観に、「ワーナー・マイカル・シネマズ 港北ニュータウン」まで出掛けました。 昨日は月曜日で、女性は1000円の“レディース・デイ”。 思った通り、殆どが、お母さんと小さなお子さんたちで、入りは50人程度。 “スクリーン4(196席)”のいつもの席“L−5”を確保。
物語: 2005年の夏に公開された『マダガスカル』の続編であるが、この物語を構築する必要上、そもそも主人公のライオン、アレックスが、何故、ニューヨーク・セントラルパークの動物園に来たのか、という説明から映画は始まる。 場所はアフリカの自然保護区。父親のライオンが目を離しているちょっとの隙に、好奇心旺盛な小さな赤ちゃんライオンは、ハンターに騙されて捕まり、小さな木箱に入れられトラックで連れ去られてしまう。それを追いかける父親。しかし途中、箱は車から海に墜落し、流れ着いたのがニューヨーク。そして、動物園へ。 さて、話は変わって、場所は前編の最後の場所、マダガスカル。 ニューヨークに帰ろうと、修理したポンコツ飛行機の残骸に乗り込むアレックスと仲間のシマウマ、キリン、カバ、そして4匹のペンギンたち。 飛行機は、一旦、飛び立ち、成功したかに見えたものの、燃料切れで不時着。そして、そこはアフリカの自然保護区。 ここで、アレックスは両親と涙の再会を果たす。 しかし、父親のボスの座を狙う悪いライオンがアレックスを利用し、父親を追放してしまう。 また、一方、シマウマ、キリン、カバは、沢山の同じ仲間たちと出合い意気投合、今までの仲良しの関係に亀裂が生じ始める。 果たして、父親とアレックスは協力して、悪いライオンを懲らしめ、元のボスの座を奪還できるのであろうか。 また、4匹の間柄は元に戻るのであろうか。
いろいろと、教訓的な内容はあるものの、それはそれとして、動物たちはコミカルで可愛いし、景色も綺麗、音楽も楽しく、小さなお子さんたちは大喜び。 大きな大人は、また、それなりに映画や、ミュージカルのパロディなどが分って、大喜び。 字幕版は夜2回の上映だけなので、仕方なく日本語吹き替え版を観ることにしました。
(原題)Madagascar: Escape 2 Africa 2009/アメリカ/PDI・ドリームワークス作品、パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給 監督・脚本:エリック・ダーネル、トム・マクグラス 脚本:イータン・コーエン 声の出演:玉木宏、柳沢慎吾、岡田義徳、高島礼子 2009/03/14公開 1時間29分
◇ 今回、初めて映画館で観た予告編。
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『トランスフォーマー/リベンジ』(米) |
2009年 6月20日 |
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続編。主演、監督は前編と同じ。 米軍が保管していたメガトロンが、ディセプティコンに奪われる。 前編に比べ、動きも早く、過激に・・・。 http://www.tf-revenge.jp/
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『モンスターvsエイリアン』(米) |
2009年 7月11日 |
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結婚式当日、隕石の不思議な力で巨大化した少女。 政府が集めた怪物と共にエイリアンに立ち向かう、が。3Dも。
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後日談: 昨年、ロボット・アニメ映画『ウォーリー』をご紹介した時、「今年一番の期待に十分応えてくれた映画でした」と書きましたが、矢張り、この『ウォーリー』が、第81回 2009年アカデミー賞「長編アニメ賞」を獲得しました。 “ウォーリー”自身が、「主演男優賞」を取るのでは、といった憶測もありましたが、冗談で終わってしまったのは残念。 また、『ベンジャミン・バトン』は「美術賞」になりました。
■『イエスマン “YES”は人生のパスワード』
3月21日は土曜日でしたが、20日から上映の『イエスマン “YES”は人生のパスワード』を観に、「ワーナー・マイカル・シネマズ 港北ニュータウン」まで出掛けました(残念ながら、今回も、SFではありません)。 未だ、上映2日目、しかも、新聞や雑誌での評判もいいのに、昼間の上映は14:15からの1回のみで、後は早朝と夜間の各1回だけ(上映劇場も僅少で、渋谷にはひとつも無し)。 劇場は“スクリーン8(99席)”の小さいところでしたが、入りはほぼ半分。映画館で、自分の席の八方にお客さんが座っている、ということは久し振りのことでした。
物語: 舞台はロサンゼルス。 そこに住む銀行員のカールは、全てが引っ込み思案で、面倒なことや、友人からの誘いには全て「NO」。そんなために、3年前には妻には逃げられ、毎晩、一人で淋しくレンタルビデオを観ている。 そんなある日、カールは一人の友人から誘われた「自己啓発“YES”セミナー」で、そのカリスマ的な教師(教祖?)に洗脳され、全てのことに「YES」というように誓わせられる。 全てに「YES」ということにより、彼の性格は明るく、積極的になり、友人も増えていく。 ギターを習い、韓国語を勉強し、飛行機の操縦やバンジー・ジャンプにまで挑戦する。 更に、ビルの窓から飛び降り自殺しようとする男を説得して助け、英雄になる。 やがて、新しい恋人も見つかり、人生はバラ色に輝くが、ある時、どうしても「NO」といわなくてはならない事態に陥る。 そして、段々と真の「YES」の意義を、カールは会得していく。
この十数年間で、ジム・キャリーの映画を幾つ観たでしょうか? 初めは、臭い芸をする喜劇俳優で、直ぐに飽きが来てしまいましたが、段々、シリアスな映画にも主役で出演、見直していたところ、最近はシリアス度が過ぎ、ジム・キャリーらしさが無くなり、また詰まらなくなってきました。 が、今回のこの映画は、適当に臭い芸もブレンドされ、ジム・キャリーでなければできない、楽しい、元気の出る映画に仕上がっています。 この物語には原作があり、その作者のダニー・ウォレスはイギリスのユーモア作家で、彼は実際に7ヶ月間、全てのことに「YES」と答え続けた結果の回顧録をこの本に纏めたとのこと。
(原題)YES MAN 2008/アメリカ/ワーナー・ブラザース映画配給 監督:ペイトン・リード 脚本:ニコラス・ストーラー、ジャレッド・ポール & アンドリュー・モーゲル 原作:ダニー・ウォレス著(タイトル『イエスマン “YES”は人生のパスワード』、発売元:バジリコ) 出演:ジム・キャリー、ゾーイ・デシャネル、ブラッドリー・クーパー、ジョン・マイケル・ヒギンス 2009/03/20公開 1時間44分
■『ナットのスペース アドベンチャー 3D』
30日には11時40分からの『ナットのスペース アドベンチャー 3D』を観に、「ワーナー・マイカル・シネマズ 港北ニュータウン」まで出掛けました。 当日は月曜日で、女性は誰でも1000円の“レディース・デイ”、ということは承知していましたが、いつもはガラガラなので高をくくって出掛けたところ、矢張り春休み、お母さんと子供でホールは超満員でした。 切符売り場もフル稼働で頑張っていましたが、切符が買えるまで15分掛りました。 が、この映画が上映される“スクリーン6(187席)”の入りは、50人程度で、どうやら、あの夥しい人数の子供たちは『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』に流れ込んだ模様。
物語: 時は1969年7月。場所はフロリダ州のケープカナベラル。 おじいさんの影響で冒険好きな“ナット”、そして、頭のいい“IQ”と、食いしん坊の“スクーター”の3匹のハエは大の仲良し。 人間がロケットに乗って月に行くという話を聞き込み、人間と一緒にロケットに乗って月世界に行く計画を立てる。 計画は見事成功、アポロ11号で月世界に人間と共に着陸するが、このアメリカのハエの月面着陸を妬んだソ連のハエが、スパイをコントロールセンターに潜り込ませ、装置を破壊、月面からの帰還を不可能にしようと画策する。 そうはさせじと、このスパイに立ち向かうナットのおじいさんたち。 果たして、アポロは無事地球に戻ってこられるのか・・・。
ハエの世界の物語は、全くハエの世界の物語として、また、人間のアポロ11号のお話は、ほぼ忠実に記録に基づいたお話として進行し、その二つが、うまくマッチングが取れた映画に仕上がっています。従って、人間の方のお話は、先日、観た『ザ・ムーン』のシーンを3D CGで観ているような感じです。 最後、「The End」の文字が出てきたところで、突然、「エンド・ロール、ストップ」の声が掛り、アポロ11号着陸船のパイロット、バズ・オルドリンが現われ、「本物の宇宙飛行士からひとこと。実際のアポロ11号は十分滅菌されていたので、ハエはいませんでした。皆さん、これからも宇宙への挑戦を応援して下さい」とのメッセージが入ります。 無重力の中で3匹のハエが喜び、踊るシーンには、例の『美しく青きドナウ』の曲が、また、使われています。ハエの幼虫が出てくるという話だったので、ちょっと躊躇しましたが、この幼虫も可愛く出来上がっていました。 映画の原題は『FLY ME TO THE MOON』。オープニングでこの歌が流れますので、矢張り原題の侭の方が『ナットのスペース アドベンチャー』よりか、格好がよかったのではないかと思っています。 しかし、何でこの映画がベルギー製なのかと思い、調べたところ、アニメはアジアでは日本、ヨーロッパではベルギーといわれるほど、多く生産されている由。 そういえば、「タンタンの冒険旅行」シリーズもベルギー。 道理で月からの帰還を、敵が邪魔するという筋書きが、タンタンの『めざすは月』、『月世界探検』に、それとなく似ていると思いました。 売店で、この映画のパンフレットが見当たらないので訊いたところ、「この映画は特別公開なのでパンフレットの製造はしていない」とのこと。最初から、入場者数を当てにしていなかった模様。
(原題)FLY ME TO THE MOON 2008/ベルギー/配給:株式会社ティ・ジョイ、株式会社さらい 監督:ベン・スタッセン 製作総指揮:エリック・ディレンズ 共同製作者、脚本、製作総指揮:ドミニク・パリス 2009/03/28公開 1時間25分
◇ 今回、初めて映画館で観た予告編。
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『ボルト』(米) |
2009年 8月 1日 |
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TVでスーパー・ヒーローを演じるハリウッドのタレント犬、ボルトがNYで迷子に。スーパー・パワーが自分にもあると勘違いするボルトが奮戦、悪を懲らしめる。
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■Coming Soooon(2009年)
3ヶ月が経ちましたので、独断と偏見で、2009年、年末までの「Coming Soooon!」をお送りします。 ☆印は、新しい映画か、最新情報が盛り込まれたものです。 現在、上映中のものも含みます。 最後の方は、未定、詳細不明のものが幾つもあります。
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