4月20日に思い立って、お台場の日本科学未来館まで『T展(ターミネーター展)』と『立体プラネタリウム BIRTHDAY』を観に行ってきました。 ここは、我が家からは大変交通の便が悪く、先ず、バス、続いて、東急目黒線、東急大井町線、東京臨海高速鉄道りんかい線、モノレールゆりかもめ、などに乗り継いで行かなくてはなりません。所要時間:約1時間半。
現着後、入館のチケットを購入(1200円。シニアー料金はなし!)後、即、奥のマシンへ行って、14:00から上映される『立体プラネタリウム BIRTHDAY』のチケットをゲット(入館のチケットがあれば無料)。
それから、企画展示ゾーンで開催中の『T展』へ。 6月13日から公開される『ターミネーター 4』に引っ掛けた展示で、展示会場の入口を入ると直ぐの真っ暗な部屋では、幾つもの赤い目を光らせたロボットの頭がお出迎え。 その他、本邦初公開と称する映画に出てくる各種ロボット、映画撮影の裏話やトリック、ターミネーター4に至るまでの物語の歴史、何種類かの予告編の上映、そして、最後は現在最先端のヒューマノイド型ロボット(表情も変わり、ちゃんと口が動いて喋ります)が展示されていました。 指が動く手首から先の手も展示されていましたが、これは本当に自然な動きで驚きました。ロボット用の人口皮膚にも触れることができました。
続いて、館内のレストランで昼食。べとべとしたものばかりで、私には不向き。 食後、科学未来館周辺を散策。
その後、常設展を眺めて時間つぶし。常設展はいつも同じかと思っていたらば、量子コンピュータの解説なども加わって、各所が新しくなっており、もっとここに時間を費やせば良かったと残念に思いました。
そして、13時45分に6階のドームシアター“ガイア”へ行ってみたらば、既に、長蛇の列。それでも、一人だったのでまあまあの席へ着席。25分ばかりの『立体プラネタリウム BIRTHDAY』を楽しむことができました。
物語は、先ず、我々の身の回りのものを細分化していくと最後は素粒子となり、この素粒子は開闢時の宇宙と繋がっているのだ、というところから始まります。 そして、地球の月の誕生、太陽系惑星の誕生、太陽や銀河系の誕生、最後には、宇宙初期の密度揺らぎから、泡状大規模構造形成ができるまでのCGによるシミュレーション映像を立体で見せてくれます。 最後、プラネタリウムの満天の星空を眺めながら、未だ解明されていない物質、ダークマターの話で物語は締めくくられます。 この宇宙空間映像での立体視のための両眼の距離は、何光年ぐらいだったのでしょうか?
因みに、以前ご紹介しました『宇宙エレベータ』も好評のようで、まだ、上映していました。
退館時、この周辺を巡回している無料シャトルバスがあることを発見、10分ばかりでりんかい線の「東京テレポート駅」に直接行け、時間も足代(300円ばかり)も節約できました。
今月紹介する映画は以下の二本です。 『ベッドタイム・ストーリー』『ウォッチメン』
■『ベッドタイム・ストーリー』
4月9日は、16時35分からの『ベッドタイム・ストーリー』を観に、「ワーナー・マイカル・シネマズ 港北ニュータウン」まで出掛けました。 未だ公開半月ほどで、しかも、ディズニー映画なのに、もう既に昼間の上映はなく、夕方から夜間に掛けての2回、吹き替え版のみ。 入ったのは“スクリーン4(座席数:196)”、上映10分前、お客は私一人。そして上映時間、場内は暗くなり、CMが流れる。入場者が私、たった一人だけという最悪の事態を覚悟していたらば、お母さんと小さい娘さんが二人入場。「独りぼっちで、どうなるかと思っていました」と話しかけたらば、お母さんが「怖いですよね」と言ってくれました。その後、続いて、ドリンクの紙コップを持った、若い女性がもう一人入ってきましたが、だだっ広い劇場内に観客は、最後までたった5人でした。
物語: モーテルを経営している父親と暮らす姉弟は、毎晩、眠る前に父親からお噺、ベッドタイム・ストーリーを聴かせて貰っていた。が、やがて、モーテルは破産、土地は人手へ。 そして、歳月が過ぎ、その姉弟が成人し、姉は小さな学校の校長先生となり、別れた夫との間には、男と女の子供がいた。一方、弟、スキーターは破産したモーテルの跡に建てられた大型ホテルの従業員として働いていた。 その姉が、新しい就職口を探すためにアリゾナへ行くというので、その留守中1週間、スキーターは姉の子供二人を預かる羽目になる。 そして、せがまれるままに、彼は甥“パトリック”と姪“ボビー”に出任せのベッドタイム・ストーリーを聴かせていた。が、彼が話に詰まると、子供たちが勝手に噺の続きを語るようになる。 しかし、子供の噺が、あまりにも“ハッピーエンド”になるので、彼は、現実はそんなに甘いもんではないと、わざと意地悪な噺をする。 しかしやがて、子供たちの噺が、翌日になると、そのまま彼の生活の上で実現されることを知るにおよんで、彼は、自分がホテルの経営者になれるように、子供たちの噺の舵を取るが、子供たちは最後、必ずシビアな噺にしてしまうので、彼の現実は惨めな結果となる。 やがて、その子供たちが通っている学校が買収、潰されて、自分が勤めている新しいホテルがそこへ建設されるということを知り、彼は、姉や子供たちのために、物語に頼らず、ハッピーエンドになるよう一大決心をする。 果たして彼は、その学校を救う英雄になれるのであろうか。 そして、思いを寄せていた、その学校の女教師と結ばれるのであろうか。 そして、また、彼の夢、ホテルの経営者になれるのであろうか。 最後、物語は、“ハッピーエンド”へまっしぐら。
この映画は、日本で紹介される以前からwebで知り、観たいと期待していた映画でした。 ベッドでお噺を聴く、二人の子供が可愛く、嬉しくなります。それにしても、現、ホテルの経営者が、ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースにそっくりなのは何故? この映画の中で、ディズニーは教訓として、「ベッドタイム・ストーリーはハッピーエンドでなければならない」ということを説きます。が、今回の映画で私は、「“ハッピーエンド”の影には、努力しても、報われない人が必ずいるものだ!」という教訓を学びました。 スキーターが出任せに語るお噺の中には、子供たちの願いで、アクションとロマンス盛り沢山の、ローマや中世時代、西部劇、スター・ウォーズもどきの噺までが出てきます。 そして、その主人公の英雄は、いつもスキーター自身。 期待通り、必ずハッピーエンドになると安心して観ていられるディズニー映画です。
(原題)BEDTIME STORIES 2008/アメリカ/ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給 監督/製作指揮:アダム・シャンクマン 脚本/ストーリー:マット・ロペス 脚本:ティム・ハーリヒー 出演:アダム・サンドラー、ケリー・ラッセル、ガイ・ピアース、ラッセル・ブランド、リチャード・グルフィス、テリーサ・パーマー、コートニー・コックス 2009/03/20公開 1時間39分
◇ 今回、初めて映画館で観た予告編。
★ |
『カールじいさんの空飛ぶ家』(米) |
2009年12月 |
|
原題:『UP』。ウォルト・ディズニー。 78歳のおじいさんが、8歳の冒険家と出会い、風船で浮かぶ家に乗って奇跡の旅にでる。
|
■『ウォッチメン』
4月15日は3月28日から公開された『ウォッチメン』を観に「ワーナー・マイカル・シネマズ 港北ニュータウン」まで出掛けました。 もう既に、上映は1日3回に縮小。今回は、一番早い13時35分からの上映で、スクリーンは“9”。上映1時間前に着いたのに、私の定席は既に無く、3番目の希望の席がやっと取れました。さぞかし混んでいるのではと思いましたが、99席に10人。私以外は、いずれも若者でした。
物語: 地球に酷似した別の世界。時は1985年。場所はアメリカ。そして、大統領はニクソン。6人のヒーローたちの働きによって、ベトナム戦争は勝利に終わったが、ソ連との核戦争は一触即発の状態にあった。 アメリカのために活躍したヒーローたちではあったが、自衛活動を禁止するキーン条例の制定により、ヒーロー活動も禁止されていた。 丁度そんなとき、ヒーローの一人、“コメディアン”が何者かに殺害される。密かに、ヒーロー狩りが始まったのではないかと考え、調査に乗り出す、ヒーローの“ロールシャッハ”。映画の物語はここから始まる。 ヒーローたちは、ある時は協力し合い、また、ある時は、考え方の違いから戦いながら、物語は進んでいく。 果たして、コメディアンを殺したのは誰か? そして、米ソの核戦争は回避され、世界に平和は訪れるのか?
この映画は、2時間43分ということで初め躊躇していましたが、実際には、未だ後何分かなと思いながらも、知らぬ間に観終わっていました。 同名のDCコミックスの映画化で、原作のグラフィックノベルはヒューゴー賞を受賞したそうですが、残念ながら、読んだことがありません。 各所に、6人のヒーローの出生の秘密や、生い立ちなどがフラッシュ・バックで挿入されているので、話はかなり複雑です。 これは何、ここは何処、的なことは無理に考えずに頭にしまって観ていくと、その後で分るようになっています。 ベトナム戦争のシーンに、ワーグナーの 『ワルキューレの騎行』が流れます。『地獄の黙示録』へのオマージュでしょうか。この他にも、聴いたことのあるメロディが幾つか流れますが、残念ながら、関連が分りません。
蛇足:『ワルキューレ』といえば、現在上映中のトム・クルーズ主演の映画のタイトルが 『ワルキューレ』。戦死した兵士を天国へ運んでいく女神だとか・・・。
◇ 今回、初めて映画館で観た予告編。
★ |
『スター・トレック』(米) |
2009年 5月29日 |
|
11作目。エンタープライズ号乗組員の若き日を描く。 カークとスポックの出会い!? 『エピソード0』的な映画。 若き日のカーク役は、“彗星の如く現われた新星 クリス・パイン”とのこと。 初っぱなから、かなりの激戦?!
|
この他、大分中身の濃い『天使と悪魔』の予告編が上映されました。この機会に全国、一万何千人かに前作『ダ・ヴィンチ・コード』の無料招待上映会があるとか。
(原題)WATCHMEN 2009/アメリカ/パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給 監督:ザック・スナイダー 脚本:デイヴィッド・ヘイター、アレックス・ツェー 出演:ジャッキー・アール・ヘイリー、パトリック・ウイルソン、ビリー・クラダップ、マリン・アッカーマン、マシュー・グード、ジェフリー・ディーン・モーガン 原作:デイブ・ギボンズ 2009/03/28公開 2時間43分
|