ゴールデンウィークのはじめと六月の土日を利用して、合計五日間万博に行って来ましたので、ちょっとレポートしてみます。
ただし、今回、私と連れが行った万博旅行はかなりの強行軍であり、しかも事前予約をしっかり取った上でのことです。これだけの短期間に、私達と同じだけパビリオンを回ろうとしたら、かなり大変なことになるということだけはおことわりしておきます。
ただ、部分的な情報は役に立てられる人もいるでしょうから一通り記録しておきます。 |
|
1. 事前予約
企業パビリオンや、マンモスのあるグローバルハウス、それから外国館のうち韓国館はインターネットの事前予約ができます。
入場の一カ月前からできるのですが、これがまたなかなかつながりにくい上にすぐにうまってしまいます。
ログインの手間とかも結構かかるみたいですね。
私達の場合、連れが朝からパソコンの前に陣取って、一日中かけて事前予約を取ってくれました。
この事前予約ですが、全期間入場券をもってる人は注意が必要です。一回の予約につき二つのパビリオンの予約ができるのですが、全期間入場券の場合、どれか一日にしか予約ができません。てっきり、期間中毎日二件づつ予約できると思っていた私達はあせりましたね。
事前予約は入場した時点で予約が確定するのですが、その予約したパビリオンを利用したあとから次の予約ができるシステムになっているらしいです。
私達は二回に分けて行ったので、合計四つのパビリオンの予約しかできませんでした。
あとは朝早く行って当日予約を取るか並ぶしかなかったのです。 2. 移動手段
東京と名古屋の間を夜行バスで往復しました。
こうすることで朝早く現地に到着できる分早くから並ぶことができるのでした。
ゴールデンウィーク中はまだ入場者数が少なかったかったこともあって、名古屋駅から出ているJRのエキスポシャトルで万博八草駅まで一挙に行き、そこからリニモにのって万博会場駅まで行き、北ゲートに並んでも十分、間に合いました。
ところが、五月から六月にかけての間に入場者数が十万を越えてしまい、北ゲートでは間に合わない状況となって来ました。
そこで、私達は企業館に行く時は東ゲートを用い、ドイツ館に行く時は西ゲートを利用するようにしました。どちらも、いかに早く現地に到達するかがうまく入れるかどうかの分かれ道となります。
東ゲートと西ゲートはそれぞれ万博会場駅の前後の駅で降りればすぐに行くことができます。ただし、ある時刻まではゲート前の門を通過できません。警備員の指示によくしたがってください。
値段としては地下鉄で藤が丘駅まで行ってそこからリニモに乗るのが安くて早いのですが、午前七時以降は非常に込み合ってすぐに乗ることができませんのでおすすめできません。早くから並ぶ気がない方などは、エキスポシャトルを利用されるか、名古屋駅から出ているシャトルバスを利用するべきでしょう。
なお、名古屋市内から万博会場までリニモの料金まで含んだ往復切符がJRから販売されていてお得になっています。この切符で万博会場から万博八草駅までのシャトルバスにも乗れます。会場内でも、キッコロゴンドラなどの割引が効くので結構便利です。
帰りは、進行方向に対してひとつ手前の駅から乗って行くと座って帰れます。藤が丘方面に行くなら東ゲートから、万博八草方面に行くなら西ゲートからそれぞれリニモに乗ると楽です。くれぐれも、反対方向に乗らないように気をつけましょう。
3. トヨタ館
事前予約で行きました。
事前予約と整理券発行だけでしか入れないのですが、集合時刻になってからさらに延々と待たされました。
内容は微妙なパフォーマンスとロボットの共演でした。
下馬評と違って、ふうんという感じで、取り立ててこれというほどのものでもなかったような気がします。
空中浮揚の釣りのパフォーマンスはまぁ、御苦労様という感じでしたが。
内部は撮影禁止です。
|
|
4. 三菱館
朝一で当日予約を取って昼過ぎに行きました。
もしも月がなかったら というテーマでやってました。
ロボットの演技はトヨタ館に比べて地味でしたが、こちらの方は撮影可能でした(笑)
ある意味とても万博的な展示だったのではないかと思います。個人的にはトヨタ館よりもこっちの方がよかったなぁ。
三菱自動車とかいろいろ問題を起こしてますけど、パビリオン的にはよかったなぁ。
三菱館を出たところで水筒の水を二人とも飲み切ってしまいました。今回は知人のおすすめで水筒をもっていってたのです。ちょうど三菱館の出口のあたりにペットボトルの自動販売機があったのでお茶を買って水筒につめておきました。ペットボトルは持ち込み禁止なんですが、中では定価で買えるのでした。水筒をもって行ってたのでずっと冷たく飲めました。
|
|
5. 三井東芝館
会場と同時に当日予約に走りました。
ちょっと、入場場所が分かりにくかったのですがなんとか見つけて入場。
ここは観客一人一人の顔をスキャンして取り込み、登場人物の顔に張り付けて、登場人物がまるで観客一人一人であるかのようにするシアターがありました。自分の顔はすぐに見つけられたのですが、連れの顔は見つけられませんでした。早くて短いカットのところに使われてたみたいなので。これまた、とてもおもしろかったです。
SFファンなら、いえ、そうでなくても行ってみる価値があるのではないでしょうか。
ここも人気のあるパビリオンのひとつです。
|
|
6. 日立館
事前予約を取り損ねたので、入場と同時に駆けつけました。北ゲートに並んでいたらアウトでしたね。
日立館には結構早くつきましたがもう既に待ち時間が一時間となっていました。並んでるうちに列はどんどん長くなって行き、ついには当日予約も終わってしまいました。さすがに人気館です。
日立館はバーチャルリアリティーを利用したライドがメインでけっこうおもしろかったです。それにしても双眼鏡を手に何もないところをいっせいに見渡しているところは、はたから見ていたら奇妙だったんだろうなぁ。
ライドの前に絶滅種とかの説明があったのですが、なんとかオランウータンがヒト科だというのがへ?という感じでした。
そういえば、万博のチケットの中にICチップが埋め込まれてるのですが、それも日立の製造らしいです。 |
|
7. 大地の塔
大地の塔には巨大な万華鏡があるのですが、朝一番なら別の予約を取ってきたあとでも入れるかなと当たりをつけたのでした。
予想は違わず、さほど待たずして大地の塔にはいることができました。(ただし、これはまだ入場者の少なかったゴールデンウィーク中のことです。今はかなり並ばないといけないのではないでしょうか。)
そこの万華鏡は世界最大ということでした。それだけあって、とても見ごたえがありました。 |
|
8. 長久手日本館
事前予約で行きました。
長久手日本館の360度全周映像は私が見たときはバージョン2の上映でした。奇数日と偶数日で上映内容が異なるのです。みんな感嘆して見ていました。
最後の演出で、森の中でいろいろ探したり森林浴したりするようなところはなかなかおもしろかったです。霧が出たりする演出もあったのですが、子供が周囲ではしゃいでました。
そうそう、そこのところでナノテクノロジーの話をしていたのですがナノテクノロジーの泡を利用することで淡水魚と海水魚が同じ水槽で飼えるようになるのでした。どうしてそうなのかはよくわかってないそうです。でも確かに鯉といっしょに鯛やエンジェルフィッシュとかが泳いでいました。奇妙な光景です。
|
|
9. グローバルハウス(オレンジホール)
ゴールデンウィークの時は最終回に予約してしまって、閉館時間が迫っていたのでゆっくりと見て回ることができませんでした。そこで六月は雪辱戦で再び事前予約しました。
集合時間が迫ってきていたのでバイオラングの方へ。バイオラングは微妙に涼しかったです。
オレンジホールは待ち時間のうちにスーパーハイビジョンによる映像を撮影するのですが、集合時間ギリギリに行くとそれに間に合わなくなります。二回目のときはゴールデンウィークの時よりも後ろになりましたがなんとか間に合いました。
スーパーハイビジョンの放映は前回と微妙にプログラムが変わってました。時々入れ替えてるんですね。
オレンジホールの展示には見所が一杯でした。トゥーマイと呼ばれる最古の人類の化石とか、ベスピオ火山の噴火で埋もれてしまったポンペイの邸宅にあった大理石の像とか、月の石とか。ポンペイの邸宅関連で3Dの映像があったのですが、待ち時間が50分とかだったり、14名しか入れないとかの制約があります。(うちらはなんとか滑り込みました。)
宇宙関連の展示も充実してました。日本の人工天体の はやぶさ やセレーネの展示ではビデオで解説してました。はやぶさ
は小惑星イトカワへのサンプルリターンを計画してるそうです。土星探査機のカッシーニや惑星探査機のボイジャーの解説もありました。
遣唐使で中国で没してしまったが、皇帝から死後官位を授けられて墓誌銘も残している井真成についての展示もありました。
最近保護活動が成果を上げてきているコウノトリについての展示もありました。そうそう、源氏物語の絵巻の絵を再現しようというプロジェクトの展示も最後の方にありました。かなり昔のは極彩色だったのですね。
冷凍マンモスは前回も見たのですが、二回目もしっかりと見てきました。動く歩道でいやおうなく運ばれてしまうので、本当に一瞬でしたが。
オレンジホールでは結局2時間も見て回ってました。
10. グローバルコモン1
トヨタ館のあとでグローバルコモン1のイラン館に行きました。ちょうど十二時から紅茶を売っていて、それを飲みました。角砂糖を口に含んでそのまま熱い紅茶を飲むという独特の方式だったのですが、濃い紅茶ともあいまってとてもおいしかったです。展示も、昔のものと現在のものをごたまぜにした感じで不思議な感じでした。
イエメン館に行きました。モカコーヒーが飲めるというので。中身はスーク(市場)状態で不思議空間となっていました。
それから、ここでも飲み物が飲めるというのでカタール館へ行きましたが、商店は未整備な状態でした。(ゴールデンウィーク時)
その後で適当なところ、ということでインド館に行ったのですが、暑さで頭がボーッとなってしまい、展示に集中することはできませんでした。そこで見るのを半分で打ち切ってマンゴーラッシーを飲みました。ラフでしたがおいしかったです。
朝一でサウジアラビア館をみてきました。いつもだと列ができてるようなところだったのですが、この日はまだ早かったのですぐに入れました。中で映画をやっていたのでそれで時間を取っていたのでしょうね。
あの国は教育費と医療費がただなのですね。それで教育水準が高いせいか、いろんなパンフレットがもらえました。
ネパール館は入り口のところにマニ車がおいてあって、ぐるぐる回していました。中はほとんどショップで、曼陀羅二百万とかしてました。
中央アジア共同館。カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタンでした。カザフスタンは貴金属が多く、妙にリアルな人形が展示してありました。宇宙関係の展示もちょこっとありました。宇宙服しかありませんでしたけど。
キルギスタンには羊毛製品が多くあるようでした。タジキスタンには涅槃仏の13メートルもある石像のレプリカがありました。説明によると、仏の教えが薄れて行くとそれに反して仏の大きさは大きくなって行くのだそうです。大仏があるということは末法の世ということなんですね。
ブータン館には仏像があってみんながお賽銭をいれていました。世界最高の未踏の山の写真がありました。ブータンの王室は日本の皇室と結構関係を持っていたんですね。
モンゴル館は世界最大級の岩塩がありまして、おみやげに岩塩を買って来ました。ゲルのなかで民族衣装を着て写真を撮るサービスもありました。恐竜の化石とか、マンモスと同じ時期に生きていた犀の化石があったような気がします。犀の角は毛が固まったものなので化石には角は残っていないのだそうです。
昼は中央アジア共同館のところの民族料理を食べました。うまいけどしょっぱいぞ。
バングラディッシュ館では黄麻(ジュート)のじゅうたんを売っていました。派手な三輪自転車もかざってありました。
パキスタン館にはインダス文明より古い時代の像のレプリカがありました。結構古いのですね。真ん中で民族楽器の演奏と歌を歌っていました。
バングラディッシュもパキスタンも名物はカレーのようでした ^^;;;
中国館は竹のイメージの展示でした。なんかフィリピン館の巨大版という感じです。本物の青銅器とか唐三彩みたいのもありましたが、足元に目立たないように展示されてました。壁画は鐘とかソロバンとかのレプリカだけど手で触れるという展示に好感を持ちました。でも、演奏会はウソっぽかったな。上海万博の予告もやってました。
スリランカ館は落ち着いた感じの展示でしっかりやってるなという感じでした。スリランカは地震と津波の影響で一時期開場が危ぶまれていたみたいですが、なんとかなってるみたいです。中のレストランで椰子の花の蜜からつくられたお酒を飲みました。蒸溜酒ですが結構甘い感じでした。スリランカティー(セイロンティー)の葉っぱも購入しました。
真ん中で太鼓のリズムにあわせて踊ってる人がいました。
11. グローバルコモン2
四十センチの長さのあるソフトを食べました。
ドミニカ共和国館は半分がコロンブスの関連の展示なのですが、もう半分はフードショップになっていました。そこで連れはコーヒーを、私はビールを頼んで飲みました。そこにあったマンゴークッキーがおみやげによさそう。
中米共同館はエルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、ニカラグア、パナマ、ベリーズ、ホンジュラスの共同出展でした。結論。このあたりはコーヒーなのね。あと、コスタリカには巨大な石球があちこちに見かけられるそうなのですが、現地のお姉さんの説明によると、石球が石油みたいに発音されていたりして。
昼を食べようと思ってメキシコ館へ行ってみました。展示は説明の文字がものすごく小さくて読むなという感じでした。レストランは並んでいたので断念。
その近くで、メルハバという屋台みたいのでドネルケバブを買って食べました。あとでそこのサバサンドがうまいという情報を得て、次の日食しました。美味。
暑くなってきたので、ふたたびドミニカ共和国館へ行ってマンゴーシェイクを飲みました。果実がしっかり入ってる感じで、ちょっと生っぽかったけどおいしかったです。
カナダ館は列が長くて断念しました。
ゴールデンウィークの時はまだ開館していなかったアンデス共同館へ行きました。展示は結構無難にしていました。ベルギー館でやっていたようなパノラマの映像もやっていましたが、ちょっと画質が粗かったです。あとベネズエラの異国情緒ただよわせている映像がおもしろかったです。
ここは売店に力をいれてるみたいでした。カムカムのジュースがあったので飲んで見ました。珍妙なものがいっぱい売っていておもしろかったです。オカリナを売っていたので、連れはお土産に買って行きました。
12. グローバルコモン3
グローバルコモンの2の前からトラムに乗ってグローバルコモン3まで行きました。
まずはギリシャ館。まったりとした展示でした。アテネオリンピックの時のトーチが展示されてました。
トラムの説明でおすすめだったヨルダン館へ。死海の水でプカプカ浮くのを体験できるところなのですが。上の方から他の人達がプカプカやってるのをみただけでした。ヨルダン館ではサンドアートって色のついた砂をビンにつめて模様を作るものをやってるのがおもしろかったです。
チュニジア館ではミントティーにピスタチオのたっぷり入ったものを飲みました。おいしかったです。
ブルガリア館ではフローズンローズヨーグルトを食べました。
ブルガリア館の外ではバグパイプを吹いてる人がいました。
万博に行った最後の日のしょっぱなにドイツ館に並びました。
西ゲートからドイツ館を目指してまっしぐらに行きました。それでも、待ち時間一時間程度のところに並ぶことになりました。ドイツ館は開館が9時半でしたので、それから一時間ということになります。
あっというまに列は伸びて行って四時間待ちのところでいったん列は切られてそれ以上並べないようになりました。
ドイツ館は6人乗りのライドに乗って内容を見るものだったのですが、絶叫系に激弱い私は内容がほとんど頭にはいりませんでした。生物工学をテーマにしていたみたいです。動きはなんか古き良き時代の特撮を思わせるものでした。
内容は後の展示のところでも繰り返していました。記憶に残ったのは、ハスの葉と、素材の軽量化と強度の強化を徹底化してる技術のことでした。
ハスの葉はミクロの構造の上にナノスケールの構造があるそうです。それが水滴を弾き汚れを吸収するために、ハスの葉は汚れないのだそうです。
軽量化と強度の強化は生物の構造を模倣したものみたいですが、デザイン無視でとにかく合理化してるみたいです。ドイツ人らしいな。
ドイツ館の売店(フランス館と共同になってました。)で連れはおみやげのマドレーヌを買ってました。
ドイツ館の後でイタリア館に行きました。踊るサテュロスの像が展示されていたほか、いろいろとデザインに凝ったものの展示がありました。そこらへんドイツ人と対照的で合理性よりもデザイン重視という感じでした。
イタリア館のカフェで昼を食べました。おいしいと評判のレストランはこことは別にあるらしいです。パニーノと赤ワインを取りました。ワインは雑味がなくおいしかったです。
イタリア館の後でクロアチア館に行こうと思っていたのですが、さっきは空いていたのにイタリア館を出るころには込み合って来て、列が長くなっていたので入るのをあきらめました。
ボスニア・ヘルツェゴビナ館へも行ってきました。
内容はシンプルで特にこれというところはありませんでした。
ドイツ館のレストランはかなりの列ができてましたがさくっと進みました。早くできるものしか出してないんですね。ビールも飲みました。やっぱりドイツのビールはうまい! 列が階段のところまで出来てることがあるかも知れませんが、回転が早いのでその程度なら是非並ぶべきです。
13. グローバルコモン4
ベルギー館へ。
フランドルの画家の絵を立体的に見せる展示とか、ぐるっと回りがパノラマになった映像があってとてもおもしろかったです。
そこについていたレストランで待望のベルギービールを。
外観的にはどうかと思いましたが、ロシア館にも行ってきました。
ネタ的には満載のところでした。マンモスの化石がなにげに展示してあったし。(こちらはグローバルセンターのマンモスと違って撮影可能ですし。)
宇宙開発もなんか夢物語みたいなことを描いていて、ある意味万博的でした。
それと、エレヴィット
Elevit 社のノースフェア住宅
Noospheric House がネタ的にぶっとんでました。(正確にはノーアスフェア住宅だな。)
震度9(!)の地震でも壊れないし、他の家が壊れてしまうほどの強風でも平気で、洪水になっても水に浮かんで平気という、一体どんなコンセプトなんだという住宅でした。これは笑えます。ロシアにある万博のサイトの日本語ページでは人智圏的住宅って説明されていました。直訳ですね。
中央の映画はロシアマンセーでどうかと思いました。
北欧共同館、アイルランド館のあとでイギリス館へ。なんというか、イギリスによくある博物館ののりで、体感タイプの展示でした。
オランダ館。ちょっとしたシアター形式で完全入れ替えで10分交替で見れます。よく長久手日本館の360度全周シアターが話題になりますが、オランダ館の展示もシンプルながらよくやってるなと思いました。
混んでるスイスとルーマニアはすっ飛ばしてオーストリア館へ。
時間によっては子供たちのそりすべり競争で込み合ってることがあるのですが、ちょうど終わる時間だったので、すんなりと入れました。入ってすぐに、ちょっとしたウィンナーワルツの踊りのステップの講習会がありました。シンプルなステップの組み合わせなのですが結構難しいです。売店のわきの氷の壁が人気で、みんな手を当てて楽しんでました。売店のカウンターの下も氷になってました。売店でオーストリアのビールがあったので飲んで見ました。ドイツ館のレストランのビールの方がおいしかったですが苦みが効いていて結構おいしかったです。つれはここでおみやげのウェハースをを買っていました。
次にチェコ館に。
グラスと音楽の国なのですね。体験型の楽器の展示がいっぱいあって、叩いたり弾いたりして楽しめました。体全体を使って楽しめるような感じです。映画もやっていて、ガラス細工の人形がガラス工房で女性のガラス細工をつくって行くアニメーションをやっていました。
レストランは別に列ができていて入れ無さそうでした。チェコの生ビールは気になったのですが。
次にリトアニア館へ。
こじんまりとした展示でみんな中で休んでいたり、売店でビールを買ってたりしました。私達はすぐに出ましたけど。
ウクライナ館では不思議な土器とか十字架がありました。時代が不明なものばかりです。
出口の近くにナポレオンの時代の軍隊のシミュレーションゲーム、コサックス3の紹介がありました。リアルに当時の戦争をシミュレートしていて、おもしろそうでした。
ウクライナ館の隣のポーランド館は列が長かったので断念しました。
グローバルコモン4のパビリオンにはレストランがついてるところが多く、そういうところが回転が悪かったようです。
14. グローバルコモン5
エジプト館でコシャリという料理をたべました。エジプト館もその後でみました。
アフリカ共同館をまわったのですが、そのころには疲れと睡眠不足でうつらうつらしてしまっていました。とにかく言えるのは、どこも珈琲があって楽器があるということでした。
アフリカ共同館を出るころには雨が降っていたのですが、エジプト館のまえの屋根の下でちょっと休みました。
舞台でかなり涼しい格好をした人達が民族音楽を奏でていたのですが、この日は雨も降って寒かったので、見ていて気の毒になってしまいました。暑い国の人たちなので、さぞかし寒かったことでしょう。
15. グローバルコモン6
オーストラリア館では完全に真っ暗になった状態での投影があったのですが、周りにいる人の影が全く見えなかったのが感心しました。巨大カモノハシの展示とかあっておもしろかったです。
マレーシア館にはラフレシアの育つジャングルとか洞窟、海を模した展示があって楽しめました。ちょっとうけたのはパームディーゼル。まぁ、たしかに材料は一杯ありそうな気がしますが(笑)
全体的に言って、外国館は非常に愛知博のテーマに沿った展示をしていたような気がします。
ラオス館は寺院みたいになっていました。コーヒーも飲みました。
ブルネイは熱帯雨林の上の橋の上を模した展示でした。
フィリピン館は国のお宝とかおいてありました。
南太平洋共同館にはヤシの実のジュースがのめました。ヤシの実そのものをお土産にもって帰る人も多かったみたいです。私達は荷物になるので断念したのですが。(六月に再訪した時は買って帰りました。最初白っぽかったのですが、だんだん茶色になってきています。)
インドネシア館は建物中身の上の方に精巧な建物ができていて、万博が終わってからつぶしてしまうのはもったいない気がしました。
カンボジア館はアンコールワットの展示がありました。
タイ館はスパイスの展示があってくさかったです。
16. 総括
とにかく、そんなに並ばなくて住むようなところは並んで、予約できるところは予約して回れる限り回ってきました。
万博が始まったころは企業館ばかりが取り上げられていたようですが、万国博覧会というほどですから、外国館に行ってなんぼのものでしょう。
今回の万博は自然に配慮したものだということが強調されますが、それでも現地のひとに言わせればかなり自然破壊をしてるようなところがあるようです。そう言ったことも記憶の片隅に置いておいた方がいいのかも知れません。
長久手会場をぐるりとまわっているグローバルループという通路は、日を遮る物が少なく、とにかく暑いです。これから会場に訪れようという方は、水分の補給と日光対策はよく考えた方がよいでしょう。
次は上海で万博が開かれるということです。
おそらくはこの愛知万博とは全く毛色の違った万博になるのでしょうね。 |