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相対性理論を数式なしで説明する、という課題のもとで、8回にわたって連載を続けてきましたが、今回でそれも終ります。
相対論の理解には実に数学の助けなしにはできない部分が多々あります。特に特殊相対性理論の数学など高校レベルの数学で十分理解できるようなものなので、是非とも類書を参考にしていただけるとよいかと思います。
相対性理論はその核心となる部分に関しては比較的理解が簡単なものなのですが、非常にわかりにくいところも多く、誤解を生むような内容もあるかと思います。私の連載そのものに関しても、おそらくは多くの間違いが含まれているものかと思います。
ですから、興味のある方は是非参考書にあたって自分で理解してみようとすることをおすすめします。
参考文献
1. 「アインシュタインとファインマンの理論を学ぶ本」竹内薫、工学社
2. 「次元の秘密」竹内薫、工学社
3. 「Aha! 相対性理論がわかった!」一石賢、日本実業出版社
4. 「相対論の正しい間違え方」松田卓也・木下篤哉、丸善
5. 「相対性理論」内山龍雄、岩波書店
いずれも数式を扱った本ですが、特に1,2はかなり説明をはしょっているところもあるので、初心者にはよいかと思います。
3は相対論の計算をこまかく追っていくことで、数式嫌いの人でもついていけるように工夫した本です。
4はいわゆるパラドクスや誤解について解説された本です。読み物としてもおもしろいのではないかと思います。
5は私が最初に相対論を勉強したときの本ですが、コンパクトにまとめられている分、ちょっと難解なところがあるかと思います。
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