『All
You Need Is Kill』 ISBN4-08-630219-5 桜坂洋(集英社)
イラスト:安倍吉俊 ¥571 '04/12/3 ☆☆☆☆1/2☆ 帯に「神林長平氏の推薦文」があります。 と、いくら何でもこれだけで紹介を済ませるわけにはいかないよな。
ギタイと呼ばれる謎の敵の侵略に負けかけている統合防疫軍、そして地球人類。訓練校を出たばかりの主人公・キリヤの所属する機動ジャケット部隊が千葉・フラワーライン戦線に投入される。そして最初に参加した戦闘で一体のギタイと相打ちで戦死したところで、なぜか自分だけが記憶を持ったまま30時間ばかり前に戻っていることに気が付く。そしてまた出撃、戦死、また30時間前に戻る。この同じ一日ちょっとを繰り返す中で、少しずつ状況を変えていける事に気が付いたキリヤは「どうにかしてループを抜けるために、戦闘技術を知識として頭に刻み込んでいく」という気の遠くなるような地道な作業を続ける。そしてとうとうそのループを抜け出る方法を見つけだすのだが、その先にあるラストは…。 この「謎の侵略者に負けかけている世界」と言う設定で思い出すのは、Play Stationゲーム『ガンパレード・マーチ』。ゲームの中でもパワードスーツのみで敵陣の中に躍り込んで舞うように敵を撃破すると言う、超絶した技能を習得できたりするのですが…。と言うことで、このゲームも☆4つぐらいのお勧めですな。 |