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Author Interview

インタビュアー:[雀部]

『グイン・サーガ・ワールド1』
>栗本薫・久美沙織・牧野修・宵野ゆめ著/加藤直之カバーイラスト/天狼プロダクション監修
>ISBN-13: 978-4150310325
>ハヤカワ文庫JA
>660円
>2011.5.15発行
外伝三作同時連載
収録作:
「星降る草原」久美沙織著:草原の民たちの愛憎を描くミステリロマン
「リアード武侠傳奇・伝」牧野修著:ノスフェラスに暮らすセム族の冒険譚
「宿命の宝冠」宵野ゆめ著:沿海州レンティアの陰謀劇
「ドールの花嫁」栗本薫著:幻の外伝
「エッセイ いちばん不幸で、そしていちばん幸福な少女――中島梓という奥さんとの日々――」今岡清著

『グイン・サーガ・ワールド2』
>栗本薫・久美沙織・牧野修・宵野ゆめ・今岡清著/天野喜孝カバーイラスト/天狼プロダクション監修
>ISBN-13: 978-4150310431
>ハヤカワ文庫JA
>660円
>2011.8.15発行
外伝三作同時連載
収録作:
「氷惑星再び」栗本薫著:遺稿発掘(グイン・サーガの原型である「氷惑星の戦士」の続篇)
「星降る草原」久美沙織著:幼いスカールが草原の王子として登場
「リアード武侠傳奇・伝」牧野修著:スノフェラスのさらなる深奥が描かれる
「宿命の宝冠」宵野ゆめ著:王家をめぐる陰謀が徐々に明らかに
「日記より」構成・解説:今岡清(初公開)
「エッセイ いちばん不幸で、そしていちばん幸福な少女――中島梓という奥さんとの日々――」今岡清著

『グイン・サーガ・ワールド3』
> 栗本薫・久美沙織・牧野修・宵野ゆめ・今岡清著/末弥純カバーイラスト/天狼プロダクション監修
> ISBN-13: 978-4150310493
> ハヤカワ文庫JA
> 660円
> 2011.11.15発行
外伝三作同時連載
収録作:
「スペードの女王」栗本薫著:遺稿発掘(伊集院大介シリーズ最新作)
「手間のかかる姫君」栗本薫著:遺稿発掘(ユーモラスな初期グイン・サーガ外伝)
「星降る草原」久美沙織著:スカールとリー・ファの出会い
「リアード武侠傳奇・伝」牧野修著:サーガ最大の禁忌が
「宿命の宝冠」宵野ゆめ著:レンティアの陰謀が引き起こすさらなる悲劇
「日記より」構成・解説:今岡清(初公開)
「エッセイ いちばん不幸で、そしていちばん幸福な少女――中島梓という奥さんとの日々――」今岡清著

『新版 小説道場1』
> 中島梓著/石川勝カバーデザイン
> ISBN-13: 978-4875199137
> 光風出版
> 1100円
> 1992.8.20発行
 中島梓=栗本薫、評論家と作家のそれぞれの立場から小説創造の楽しさ、小説作法の厳しさ等々を、具体的かつ実践的に説き明かす。
 '86/2月に出た『小説道場』(新書館)のリニューアル版。ただし内容は相当変えられていて、門弟諸氏の作品は省略されていて、JUNE誌上に連載された「小説道場」のみを収録。後書きにある“現代人はコミュニケーション不全症候群である”に始まる、JUNEが何故男と男の性愛でなければいけないかの解説は熱弁で、女史のJUNEにかける熱い思いがほとばしり出ています。

雀部> さて今月のインタビューは、『グイン・サーガ・ワールド1』執筆者の三人目、宵野ゆめ先生です。宵野先生よろしくお願いします。
宵野> おはようございます。ペンネームはこのようですが、じつは朝型なのです。
 このような「場」にまねいて頂きありがとうございます。馴れてませんもので、妙な云いまわしも多々あるかとおもいますが、よろしくおつきあい下さいませ。
雀部> え、朝型なんですか。それは本当に意外です(笑)
 では、なぜに「宵野ゆめ」というお名前なんでしょうか。
宵野> 「中島梓小説ワークショップ」の初日に、中島先生から貴重なお話をいろいろうかがって、その帰り道にふいと降りてきたのが「よひの」という言葉だったんです。後に「名字は漢字のほうがよい」を他の編集氏から聞き、それに中島先生が乱歩先生の言葉を引用されたのを聞いて、これだ! と。
雀部> なるほど。そういう経緯があったのですか。
 では、そもそもこういうファンタジーものに興味を持たれた契機をお教え下さい。
宵野> 1960年代おわりごろ、萩尾望都さんはじめ24年組といわれる少女漫画にハマり、1970年なかば、散文(小説とは云ってならない気が)を書きだすようになります。
 1970年代後半に分水嶺(セカンド・インパクト的なにか?)があったらしく、SFのほうに傾倒、高校生になると図書館でSFマガジンのバックナンバーをあさりだした……。
雀部> なんと、突然SFマガジンから読み始められたのですか?(笑)
宵野> それ以前もドイルや、バローズの火星のプリンセスなどはよんでましたけど、ジャンルとかカテゴリーとして意識したのは高校生になってからです。たぶん。
雀部> 《火星シリーズ》が始まったのは、高校生のころなんです。それはもう夢中に(笑)
 宵野先生は、漏れ聞くところによれば、実はトレッキーであられるとのことなのですが、《スター・トレック》シリーズの魅力とは、どんなところでしょうか?ちと意外な気がしまして(笑)
宵野> えええー! って焦ることもないですよね。
 やっぱり各シリーズの、登場人物とエピソードの深い絡みでしょうか?
 ネクスト・ジェネレーションが特にすきなのですが、エンタープライズが遺伝子がどんどん修復される惑星に不時着した時、ラ=フォージ君がバイザーなしで視力を得るんですよね、あのラストシーンには泣かされましたっけ。あと映画「ネメシス」での、アンドロイドのデータ少佐の自己犠牲とか。
 シリーズはちがえど、ホログラムの「ドクター」は毎回いい味だしてるし。
 おっと、そう云ってしまうと脇キャラ萌えみたいですね(笑) わたくしの「理想の男オールタイムベスト」の上位にはピカード艦長がさん然と!(大爆)
雀部> 確かにピカード艦長は、燦然と輝いてますな(笑)
 まあ、《スター・トレック》は、宇宙を舞台にしたヒロイックものとも言えますからね。
 では、栗本先生の作品との出会いはいつからなんでしょう。
宵野> 1978年12月号で「ケンタウロスの子守歌」を読み、感涙(というか号泣)たぶんこの瞬間より「ついてきます」となったと思います。以降の栗本先生のSFマガジン掲載の中〜短編はすべてよんでます。
 そして1979年5月号にて「豹頭の仮面/第1回」と遭遇……これは事件レベル。たぶんヒロイック・ファンタジーへの嗜好はこの時から以後30うん年(さすがに中休みはありますが)、そんなに変わってない気がします。

 そうそう1979年には、もうひとつ重大な事件と遭遇しておりまして(オオゲサですか?)まよてん(真夜中の天使)刊行の広告がSFマガジンに載っているのをみて、これはゼッタイゼッタイ「セイレーン(1979-02SFM掲載)みたいな話にちがいない」とにかく思い込みがはげしいもので即本屋へ、手にいれたハードカバー上下2巻を一日半ぐらいぶっ通しでよんで……重篤な脳内事件をきたし、たぶんそれもそのまま変わってない……と。
雀部> 度々起こる脳内事件!(笑)
 一人で読まれていただけなんですか、当時お仲間は居なかったのでしょうか。岡山の田舎の高校でも、《火星シリーズ》とかを読む友人はいたんですが。
宵野> いなかったのですよ。友達いなかったのかな(爆)。あ、高校の美術部の男子にジュネを読んでた方いたよな……。
雀部> 男子でジュネはさらに珍しいのでは(笑)
 私の時代では、社会人になってからですね、ジュネが創刊されたのは。全く興味は無かったですが。
宵野> まだ担当氏にも告白してませんが、1980年代のどこやらかで、SFマガジンに2編投稿してますわ。でも袖も擦らなかったという……過去の蛮行にすぎず元原も保存してなくて、ヘタすぎて笑えない若者の落咄としてながしてくださいませ。
雀部> あ〜、はい、恥ずかしい投稿歴があると(笑)
宵野> ですね。

 投稿とはべつの個人のたのしみで、ヒロファン的なものはえんえん書いてました。愛読書がグイン・コナン・ムアコック・ハリィディールに宝石泥棒にウルフガイ、のちに魔界行メフィスト先生らぶ、絵にかいたようなうら若き女性時代をおくってました。おして計ってくださいませ。
雀部> 確かに、ヒロイックファンタジーに伝奇モノ一直線(笑)
 昔から書くことはお好きだったんですね。
  今でこそ腐女子とか言われますが、当時だと「絵にかいたような」とは言えないんじゃありませんか?
宵野> どんなもんでしょうかね。ただ、栗本/中島先生の文章やあとがきや評論にしたしむうち「そんな多くはないかもだけど、この種族も棲息が確認されているのだわー。いつかーめぐりあうー♪」みたいな能天気に(笑)
 実際になかまがいなくても、孤独ではありませんでした。

 ヒロファン熱はここらで一段落し、グインは読みつづけるんですが、こんどは小説道場に夢中になります。初版は1980年代後半? ジュネ本誌ではじまってたのはすでに知ってたんですが、クラスメートの定期購読者にみせてもらってたので時機ははっきりしません。
雀部> まとめられた最初の『小説道場』が出たのは、'86/2月なんですね。中島梓先生、講評ではばっさり切ってますなぁ(笑)宵野さんは、そのころは何をされていたのでしょうか。
宵野> 地味に地上で仕事についておりました。しかし日本橋の地にあった大型店はいまや地上にはなく(懐)
 ほかにこれといった大きな事件、変転も、暴挙もしでかさず、おとなしく、イシュトの霸王への道をよこめに、ナリス様いんけん〜つか、わっかんない性格〜あたしならついてけない、などつぶやきつつ歳月は疾くながれさり。グインどうしてたんだ(爆)シルヴィアさがしの旅ですよね。
 もうしばらく世間並みに実人生をおくったのち、インターネットをはじめまして。いやその前にMacてにいれたがありまして……。
 ああ、うらしま現象のようですね。すでに21世紀にはいっておりました。

 1990年代には小説措いてハマったものがありますが、ここでは……隠しときます(爆)
雀部> ん〜、知りたい(笑)
宵野> 云わぬが花ということでひとつ(微笑)

 2003年初頭、ネットはじめてから毎週毎週いりびたっていたジュネット(電脳ジュネ)のネット文豪の、ページ脇に「中島梓小説ワークショップ開講」をみつけたんです。たぶんこれがトドメの大事件。悩みになやんだ末、ヤンダルにおのれのイチブさしだすぐらいの覚悟をきめ、自作掌編を添付(それが入門審査でした)事務局へ送信……
 たしか10分ぐらい〆きりの期限を超えておりましたっけ。いやそんくらい及び腰だったということでありまして。。
雀部> そりゃ、ドキドキされたことでしょう。
宵野> ええ。人生で、これだけの決断は、ほかに一回しかおもいつきません。オオゲサでなく。
 そしていよいよです。2003年4月最終週の土曜、神楽坂ローズビルをたずね、この第1回目の時、2階から降りてみえたスラリとしたおじさまが、というかヘソだしルックのヘソにビーム(視線)集束させてしまいましたが、栗本/中島先生のだんな様でSFマガジン編集長だった今岡清氏そのひとだったとは……。
 こうして中島/栗本先生という大魔道師の「小説いや物語の魔にとりつかれ、一篇をものするためのお教室」の門戸をたたいたのであります。
雀部> 私が今岡さんに最初にお会いしたのは、もう20年くらい前ですねえ。まだSFマガジンの編集長をされてました。ま、当時から女物のブラウスなんぞを着てらして、細いからそれが良くお似合いでした。
 「ワークショップ」ではどんなことをされていたのでしょう。
宵野> わたくしが所属したのは、土曜クラスのジュネ(白ジュネ)でした。日曜に開催されるエクササイズクラスのほうがヒロイック・ファンタジー向きかともおもいましたが、仕事の関係で日曜やすめなかったのと、いちばんの目当てである「長編コース(何枚かいてもいい!)」が土曜だったことが大きかったのです。

 ワークショップでは、同一プロットで視点だけかえて書く、時代劇に挑戦する、長編だけでなくショートショートも書いてみるという多種多様な「課題」を毎月いただきました。ジュネクラス、エクササイズクラス時代の作品を、現在小説置き場「たぬきの肉球」にあげてあります。ご興味ありましたらどうぞ……。
雀部> 何が何でもヒロイック・ファンタジー長編がお書きになりたかったと。
宵野> たぶん、ふふ。

 神楽坂天狼プロダクションにて、はじめてお目にかかった中島梓/栗本薫先生は、いやもう、すごいオーラをかんじると同時に、ふしぎな既知感というか、以前なんどかお目にかかっていたような……錯覚なのに(笑)をおぼえました。はい。

 初期に提出した作は、けっこう叱られましたけどね。めくるめく妄想の垂れ流しだと、いやマッタクその通り言訳もできないのですが、怒られても全然堪えない、むしろうれしい。妙な心理ですが、ふり返ってそうとしか云えない。批評いやさに行きたくないとかないんです。ないどころか人生でこんなに集中できたのは、掛け値なし、講評をうけていた時と、先生に講評してもらうため夢中で書きつづけた日々だと云いきれます。

 以後、初年度〜最終年度まで、全課題提出し、越境して日曜のクラスにも講評作品をもちこみ、どんくらい書いたんでしょう? ちゃんとカウントすればわかると思いますが、質はさて措き(笑)生徒のだれよりもたくさん書いて提出していたとおもいます。休講したのは3回のみ、1回は当時はたらいていた店のオープニング、もうひとつは義父の葬儀、そして最後……先生の体調がかなりお悪くなった時で、自分の仕事の都合もあったのですが、結局おうかがいしなかった……。
 中島先生はやはり元気なお姿がほんとうだと思いたかったのかもしれません。オーラのようなもので弟子のひとりひとりを包んでくれるのが……。
雀部> それは濃密な、かけがえのない時間を持たれたんですね。
宵野> そうですね、これも告白になるのか……。はずかしいものですね。

 「宿命の宝冠」はグイン・サーガの「よひの解釈」ではございますが、ワークショップで先生から得たものは反映しているなあと自分でも納得しております。
 ワークショップに入ってなかったら外伝の原稿依頼はありえなかったわけですが、ヒロファン好きが齡をかさね、でもそれだけでは出力できなかった、栗本薫という名料理人の仕上げ――エッセンスがふりかけられ完成したと考えております。
 1年目の自分の発言「ヒロファンは青春でした」「イシュトとはまじに結婚かんがえました(いやでもリンダのことがあるので断念したとは申し添えました)」「まよてんはバイブルです(現世を旅立つ時はお棺にいれます)」を、先生は「よひのはおかしい、狂っている」とおっしゃいました。(懐かしすぎ涙)「今まで妙な手紙をくれたのはおまえだな(ずいぶんふしぎな、思い入れのつよいファンレターがあったそうです)」と云われてしまい、教室ではすっかりそのイメージが定着して、神楽坂日記にも書かれたことがあるし。誌面だと2003年12月号のジュネ「ご隠居小説道場」ですか。それしかないのかオレは……悩みもしましたが、書きだすと《小説脳》はまたオカシゲなほうにいってしまう……と。
 それでもとにかく、わたしの小説との蜜月は、書きだした当初(14,5ですな)をぬかすと、中島先生に講評してもらいたくって書きまくった数年間だと断言はできます。
雀部> 「中島梓小説ワークショップ」で書いて書いて書きまくって、今の宵野先生があるわけですね。
宵野> そうです。

 中島先生がお亡くなりになられてから、自分のなかの小説のタネも尽きたか……とさえ思っておりました。

 今回、グイン・サーガ外伝「宿命の宝冠」を書くことが、書き上げたことが、自分自身の再生にもつながると信じております。依頼していただきました編集様、監修様、それに「がんばれ!」とエールを送ってくれた旧ワークショップ・メンバー、もお関係各位東西南北朝寝昼寝のときも足むけて寝てはならぬ……たまに寝オチはしますけど。
雀部> (笑)
 最初の三人に選ばれたという緊張感とかプレッシャーはありましたか?
宵野> それがふしぎなんですが……プレッシャーの感覚が欠落しているとしか思えないんですよ。
 久美沙織先生、牧野修先生、につづき三人目に加えてもらうなんて望外の光栄、自分史上ありえない、これこそ事件! と理解はできるのですけど。どうやら「グインの外伝が書ける、グインがかける」で、脳のキャパつかいきってしまったようです。
 企画のはじめに、監修のおひとりから「肩の力を抜いて、書いてください」という、たいへんありがたいアドバイスをいただきました。この場をおかりして、深く御礼もうしあげます。
雀部> 牧野修先生と久美沙織先生は、どちらも大ベテランですので、まあグインの世界をご自分の味付けでちゃんと料理されることは予想できるんですが、宵野先生の場合はそのお立場上、より濃厚な栗本薫らしさを要求されるという点が悩ましいですよね。
 それに、どう書いてもファンは納得しないだろうというのも予想できるし(笑)
宵野> もちろんそこはよーく了解しておりますよ。
 なにせ、自分こそが、グインの最も初期からの熱狂的ファンを自負しておりますからね!
雀部> 中島梓先生に「よひのはおかしい、狂っている」と言われたほどの筋金入りのファンの書かれる〈グイン・サーガ〉ワールド楽しみにしています(笑)
 それでは最後に。
 連載中の「宿命の宝冠」は、これからどうなるんでしょうか。個人的には、遊学生タム君が大好きなのでなんとか役に立って欲しい。ひと癖もふた癖もありそうな畸姫ティエラちゃんも、ほんとうはいい人のような気がするし(笑)
宵野> はい。ここは宣伝でしめるところですよね。
 2月8日早川書房より刊行される「グイン・サーガ・ワールド4」、連載の外伝3篇はそれぞれ完結いたします。
 わたくし宵野ゆめの「宿命の宝冠」沿海州レンティア国の陰謀劇(お家騒動)でございますが――
 第4話「宿命の戴冠」において、主人公レンティア王女アウロラ、パロから来た遊学生タム(じつはわたしも好きです)、イレズミ師ナイジェル、畸姫ティエラ(うう、この人に関しては何ゆってもネタばれになりそうだ)、それに従う女騎士、はそれぞれ王位継承者の宿命たる宝冠をめぐり、ヤーンのつむぐ運命にあやつられ、レント洋上、王廟の島にて奇(あや)しい帰結をみることにあいなります。
 どうか、最後までよろしくおつきあい下さいませ。

 新年から、雀部さま、ありがとうございました。
雀部> こちらこそ、本業と締め切りのお忙しい時期にありがとうございました。
 〈グイン・サーガ〉以外でのご活躍も楽しみにしております。


[宵野]
1961年 東京都江戸川区生まれ。千代田工科芸術専門学校(商業デザイン科)卒。 中央区佃、目黒と都内西方移転、現在は杉並に住まう。 福島県二本松市にも出没。 お城山の桜と菊人形は必見、ときたま廻し者です(笑)
[雀部]
1951年 岡山県倉敷市生まれ。これは内緒の話ですが、宵野先生は、最初の本を読んだときの印象では、もっとお若い方を想像してました(笑)

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