これは神話世界、『最後』で『最初』の物語……。
堕天使として地上へと下ったルシフェル=式部蓮の任務は、神に逆らった「落」を狩ることだった。VRヘッドセット型の宝具を携え、リリスやベルゼブルと共に世界の敵アイオーンと戦い続ける。
「さあ、始めよう」
蓮が勢いよく剣を振ると、大気がはじけた。
人間とアンドロイドの戦争が終わり、気の遠くなるほどの時間が経った世界。
カメラマンのドレ・リクサーはニーナと共にフェルメイユ行きの汽車に乗って、千年の間旅を続けてきた。戦争を終わらせた街『フェルメイユ』まであと少し。
道中、ドレは人間とは何かアンドロイドとは何かについて考える。
しかし、そんな考えを揺るがすような事件が幾度となく彼に襲いかかる。
収録作:
「ベッドタウン」SF―天才研究者と彼女の作ったアンドロイド
「雫町ジュークボックス」プロローグ
「過去日記」恋愛―“想い”を過去に飛ばす過去日記
「始まりは雪のように」青春―想うひと、想われるひと
「水龍伝説」ライトミステリー―先輩とめぐる水龍伝説の地
「色づく人生をもう一度」現代ドラマ―受賞後ぱっとしない僕の元にやってきた天使(笑)
「僕の星、どうだろう」SF童話―突然壊された自分の星を後にして僕は星廻りの旅に出る
「じゃがたくら伝説」民話・原文のまま―食い意地が張ったため大蛇になった男
「雫町ジュークボックス」エピローグ
日本語・英語版
未来へと向かう列車に乗る僕とカンパネラ。震災後、よそへと移ることを余儀なくされた人々が再び集う場所。やがてそこにも日は昇り、花は咲くだろう。
「クトゥルフ」震災と神話と
「黒雪」真っ白ではなく、黒い雪
「障がい者が障がい者として生きられる町」住民の1/3が障がい者の街で
「あの時みた雪の輝き」テケリ・リ。テケリ・リ。降り積もる雪と幻想カメラ
「私は見ている」永く人々を見守る存在があった。
「春夏秋冬」暑いし寒いし、春はどこへいった。
「とある国で」オーストラリアでは何でもデカい
「そして僕はあの星になった」突然ロケットのように飛び出した六畳間
「ロスト・ブルースフィア」地球に付いたカビ、人類が受けている試練の果ては。
「アマノガワ」天の川から生まれた石は「意志」だった。
「特別な体」筋ジストロフィーの僕が学校に通う方法
「今日は特別な日だ」ボイスレコーダーに入っていた謎の声の秘密
「死ぬ火星」マイクロチップを埋め込まれた選ばれた火星の天才児たちと、「星」を見つけ出す任務
今月の著者インタビューは、今年の3月に『幻想とクトゥルフの雫』を出された杉村修先生です。
杉村先生初めまして、よろしくお願いいたします。
初めまして、杉村修と申します。「誰?」とお思いの方がほぼすべての方だと思います。故・伊藤計劃氏の貴重なインタビューを拝見した時から、このインタビューに参加できることを夢にみてきた一人の作家です。何卒よろしくお願い申し上げます。
それは、ようこそですが、恐縮でもあります(汗;)
杉村先生には、既に「流れる季節と優しい時間」と「僕と君の左右世界」の二作品を投稿して頂いていますが、「アニマ・ソラリス」に投稿して下さったのは、なにか理由があるのでしょうか?
私とアニマ・ソラリス様との出会いはSFマガジンの広告を見た時からになりますね。
すぐに、ネットで検索をしました。サイトに入り調べると、SF界の重鎮方のものすごい数のインタビューに圧倒されたのが今でも印象に残っています。
そしてよく調べると、原稿を募集していると知り、ちょうど賞に出そうか迷っていた作品があったので、最終的に「アニマ・ソラリス」様で掲載できれば「凄いことだぞ」と思い投稿いたしました。とにかくアニマ・ソラリスというSFサイトに圧倒されてしまったんですね。
その後、見事に「流れる季節と優しい時間」の掲載が決まったときは素直に嬉しかったです。
ありがとうございます。SFマガジンへの三回目の出稿の時ですね。
『幻想とクトゥルフの雫』は、題名からしてクトゥルフものの影響がある短編集と思って良いのでしょうか。クトゥルフに詳しいわけではないのですが、宇宙/怪奇が上手くミックスしている感じがしましたので(汗;)
クトゥルフものとして考えていただいて問題ありません。ただ、私の中ではこの作品は、クトゥルフ神話の欠片を各作品にちりばめた幻想SF短編集と考えております。
例えばわかりづらいと思いますがラヴクラフトは生前猫好きと言われており、そこで「猫」というキーワードを作品に取り入れたりと『幻想とクトゥルフの雫』のほとんどの作品にクトゥルフ神話に関係のある欠片が散りばめられていたりします。あとは、全くクトゥルフ神話をしらない方でも読めるよう、または興味を持てるようにも作られています。
なるほどよくわかりました。私のような門外漢でも違和感なかったです。
そもそもクトゥルフ神話に魅せられて、作品をお書きになろうと思ったのにはどういう経緯があったのでしょうか?
最初は神話ファンタジーを書くのが好きだったんです。
それをクトゥルフ出版社の創土社様に原稿を送ったところ「クトゥルー・ミュトス・ファイルズ」から出しませんか?と、お話をいただき原稿をクトゥルフ作品にアレンジし出版することが決まったんです。
そこからクトゥルフ(クトゥルー)という分野に深く入っていくようになりました。今度『アポカリプスエッジ』というタイトルで発売予定です。時間はかかっておりますが皆様にお届けできるよう頑張りたいです。
『アポカリプスエッジ』、巻末のプロフィールのところに“創土社(2022)”と書いてあったのでアマゾンでチェックしたら何も出てこなくて、ググったら杉村先生のツイートが引っかかり、何となく事情が分かったんですよ(笑)
今は色々と事情がありまして、読者の皆様にはお待ちしていただいてる状態です(汗)
これ以上は何も言えなくて大変申し訳ありません。
ただ、期待以上の作品にはしたいと思っております。
杉村先生とクトゥルフ神話ものは相性が良いように感じたので、期待してます。
クトゥルフと関係あるかどうか分からないけれど、収録作に「黒雪」というショートショートがありますが、これって根雪のことですか?
大学が仙台だったので少し分かります(笑)
雪国だとよくある頑張り屋の『雪』です(笑)
仙台は住みやすくて素敵な街ですよね。
仙台、最近地震が多いので心配ではあります。
『幻想とクトゥルフの雫』所載短編の中でほぼ半分をしめる「死ぬ火星」には、“ナイアーラソテップ”とか“ヨグ=ソトース”などの単語とともに、“ラヴクラフト”氏の名前も登場してますね。「死ぬ火星」は、言ってみれば火星滅亡の話で暗い色調だけど一本筋の通った清々しさも覚える好短編だと思います。
“滅びの美学”というと、思春期に岩手に疎開していた光瀬龍先生の作品が有名なのですが、意識されてましたか?
もしくは、藤原三代の“滅んで奥州を守った”歴史のほうからきているのかなとも思いました。
誠にありがとうございます。故・光瀬龍先生(氏)の作品は意識してはいないんですが、自分が書く作品はどこか似ている(作品)とは言われます。
『アポカリプスエッジ』の原稿を創土社さまの編集さんに見せた時も「百億の昼と千億の夜」を想起させますねというようなことを言われたので、「そうなのか」と、納得しました。光瀬先生の作品はしっかり読んだことはないのですが「百億の昼と千億の夜」は家にあるので、後程、深く読みたいと思っております。
『幻想とクトゥルフの雫』の「死ぬ火星」では滅びの美学なのかは分かりませんが、確かに藤原三代のことは頭の隅にあったのかもしれませんね。私的には「滅び」から「誕生・創造」までの過程を読者に意識してもらうことにより、様々な考えや答えを、大切にしてもらいたいという気持ちはありました。
私も太古の火星の話か、それとも遥か未来の火星の話に続くのかと考えましたね。
もう一人、岩手というとどうしても宮沢賢治先生を思い起こすのですが、『始まりのフェルメイユ』は『銀河鉄道の夜』へのオマージュに思えました。ラストで、ニーナとドレの真の関係性が明かされるところは、ちょっとゾクゾクとしましたよ。
ありがとうございます。『始まりのフェルメイユ』は私の中で今のところ一番好きな小説かもしれません。
宮沢賢治氏の『銀河鉄道の夜』は私にとって偉大ですので、それを含めやりたいことを全部詰め込んだロードノベルとなっております。SF、アンドロイド、特殊な能力、カメラ、旅、書いたときは爽快でした。
ひょっとして、趣味がカメラとかということはおありでしょうか?
趣味といえば趣味ですが、「ニコン1 J5」で昔は撮っていました。
今はコロナとかで遠出もしなくなったので機会が減りましたが……。
昔、旅行用に「Nikon 1 AW1」という防水カメラをポチろうと思ったけれど、拡張性が無さそうなのであきらめた記憶が(汗;)
自分も取材用にということで購入したんですが結局は使いこなせませんでした……。
私は、キャノンとパナのコンデジ、RICOH THETAとGoProとパナの4Kビデオを旅行先と旅行手段で使い分けてましたが、このご時世で全然出番がありません。最近はもっぱらペンタの一眼とPowerShot PICKしか使ってません(汗;)
旅行といえば、『雫町ジュークボックス』所載の「僕の星、どうだろう」も宇宙船で変わった星々を訪問する話でした。
「ベッドタウン」にはアンドロイドが出てくるし、確かにお好きなテーマみたいですね。
ご出身の雫石というと、どうしても事故のことを思い出すのですが、作風とかテーマに影響していることはあるでしょうか?
『雫町ジュークボックス』は地元を題材にしましたが、まだまだ書き足りないですね(笑)
その中でも「僕の星、どうだろう」は宇宙での旅のお話ですが、心から出た言葉をそのまま書いた作品です。
雫石の事故は当時最悪の飛行機事故と言われていましたが、自分が物心つく頃には話の中での出来事で、まるで昔話を聞かされているような感じがしました。東北震災後に生まれた方々もこんな気持ちなのかなと今では思います。
まあそういう世代間のギャップはありますね。うちの親から戦時中の話(グラマンに機銃掃射されたとか)を聞いたことがありますが、どうも現実感には乏しかったですから。
ちょっとうかがいたいのですが、「心から出た言葉をそのまま書いた」とはどういう意味なのでしょうか。書いている時に小説の神様が降りてきたとかは、たまに作家の方から聞くことがあります。
そうですね。小説の神様が降りてきた……に近いかもしれません。
この場合は「心で思ったことや情景」をほぼ純粋な形で物語へ流し込んだという感覚ですかね。
それこそ、『幻想とクトゥルフの雫』に収録されている「春夏秋冬」に近い作品です。
最近の気象変動から鑑みるに、なにか未来の日本を思わせるショートショートでしたね。最近、「夏夏冬冬」になったとしか思えないし。
実は、『雫町ジュークボックス』の中で一番好きなのは、SF系ではなくて「過去日記」なんですよ。アイデアと雰囲気が実に良くマッチしていて。
「過去日記」うれしいですね。死というのは生きている限り絶対に逃れられない出来事です。
そんな出来事に何か救いのある物語を書きたかった、というのが出発点だった作品です。
この作品を選んでくださって、誠にありがとうございます。
死から逃れられないというと「イーハトーブの風の音に」にもそのテーマが使われていて、悲しくて切なくて……。
そうですね。自分の作品には「死」をテーマにする作品が多いかもしれません。
死に近づいていくにつれて失われていく時間。その大切な時間をどう使うかはそれぞれですが、一度、歩みをやめて考える時間も必要だと思うんです。
私の小説に出てくる「死」については、私自身が歩みを一度止めて考えた時間なので非常に重要なテーマになっているんです。
生と死というと、先ほど話題に出た故伊藤計劃氏の作品にはそれが濃密な形で表出されていました。
ご自身が病気がちだったことと無関係ではない気がしますが、杉村先生の場合はどうなのでしょうか。
私が死生観というものを考え始めたのは、神話について調べ始めた頃(中学生とか)でしょうか。神々の戦いはカッコいい程度のものでしたが、それに付き従うように死生観についても考え始めるようになりました。
神様はいるとかいないとか、天国や地獄はあるとかないとか、正直どちらでもいいんですが、とにかく、色んな本を読んでいるうちに、「自分が存在、意識していることが全てかな?」という考えが定着していったので、「目に見えるもの、見えないもの」を大切にしていこうと思ったんです。それ自体はサンテグジュペリの『星の王子さま』からきているんですが。なかなかなうまく言えないものですね……これ以上はお許しください(笑)
ありがとうございます。『星の王子さま』からも影響を受けられているんですね。
好きな作品ということでは、杉村先生の著書の中で一番好きなのは『注文の多いカウンセラー』なんです。
どう形容すれば良いのか迷うのですが、「若き宮沢賢治がラノベを書いたとしたら」みたいな感じに仕上がっていて、愛にあふれた一冊ですね。
誠にありがとうございます。『注文の多いカウンセラー』は私の「始まり」ですから一番悩み、苦しみ、愛した作品だと思っております。
この小説は絶版状態なので、電子書籍やもう一度別の出版社から出したいとも思っています。
それか、誰かが「杉村修傑作集・全集」を出してくれることを未来に期待しております(笑)
(笑)>「杉村修傑作集・全集」
電子書籍化はぜひに。出版する敷居も低いですし。
“処女作には、その作家のすべてが詰まっている”とは良く言われるフレーズですが、『注文の多いカウンセラー』の主人公佐藤司(童話作家志望、若干引きこもり傾向あり)のモデルは杉村先生のように読めました。
とにかく、うまくいかなかった主人公・司に咲という救いを与えてしまったというのが誤算でしたね(笑)
自分の願望だろうとよく言われてしまうんですが、まあ、小さく見積もって願望です(笑)
咲ちゃんの存在は救いであり癒やしでもあるので、大切でしょう! 司君が、あの生活を抜け出すためには、優しくケツをひっぱたく存在が必要だと思うので←これも願望(笑)
それと「坂口書店」(『イーハトーブの風の音に』所載)の主人公の悠斗も。どちらも等身大の主人公で好感が持てるのですが、「杉村成分」は何%くらい入っているのでしょう?(笑)
成分でいったら30%自分、30%本で読んだ主人公たち、20%はニュースで特集を組まれた人達、残り20%が想像で補った感じでしょうかね。自分一人の成分だとあまりにも薄い主人公が出来上がるので色んなところから主人公要素を頂きました。
おや、意外に杉村成分少ない(笑) モデルがある部分と、想像力の部分が半々ということですね。
岩手県というか東北地方の3.11震災はいまだに心に引っかかっています。原発事故の直後には、「あ、なんてことだ。これで福島県は住めなくなってしまったのでは」とまで。
震災小説である「あの綺麗な花のように~震災~」は、二カ国語版で驚きました。
海外からの反響はあったのでしょうか。
「あの綺麗な花のように~震災~」は、東北に住む作家として絶対に避けてはいけない震災をテーマにした小説です。
この作品こそ宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を意識した作品なのですが、売れる売れないにかかわらず、世界に向けて書かなくてはならない使命のような小説でした。
本当は無料で公開するつもりでしたが、この小説の売り上げは震災関連の寄付に回すので、あえて値段をつけさせていただきました。
今はまだ海外からの反響もなく静かなものですが、いつの日か見てくださる方が増えることを願っております。
大規模な震災を日常的に経験している日本人にしか書けないテーマの小説だと思うので、広く読まれて欲しいです。
『いわて震災小説2020』に入選作として収録されている「さよならプレゼント」は杉村先生らしい、最新技術と心情風景が上手くマッチした作品だと思いました。
ありがとうございます。正直「さよならプレゼント」は文章がうまく無かったので入選することはないと思っていました。
選考委員に柏葉幸子先生がいらっしゃったので入選したときは嬉しさよりも驚きました。
存じ上げなかったのですが、超有名な方なのですね>柏葉幸子先生
あと、『いわて震災児童文学2022』と『詩集「いわて震災詩歌2017」』も読んでみましたが、ふだん詩集は読まないのですが詩も良いですね。
杉村先生が岩手児童文学の会の理事であることはおいといても、杉村先生の作風は児童文学と相性が良いのではないかと感じたのですが、いかがでしょう。
ありがとうございます。自分と児童文学の相性はわかりませんが、誰にでも伝わる読みやすい文章と自分の心の言葉を何より大切にしたいと思っております。
児童文学は抜きにしても、読みやすい・分かりやすいというのは確かに大切だと思います。
「一本桜の会」の同人誌『Jigsaw』所載の「始まりは雪のように」は、『雫町ジュークボックス』にも収録されてますが、「青春・恋愛」ジャンルの短編ですね。5人の作家の方の短編が収録されてますが、内容にわりと統一感があるように感じました。これは最初からコンセプトを決められていたのですか?
とくにこれといった決まりはありません。皆さん自由に書かれたと思います。多分岩手という土地柄なのかなと個人的には思います。
土地柄ねえ。そういえば平谷美樹先生も根底に流れているのは優しさだなあ。
では、「一本桜の会」について簡単にご紹介下さい。
一本桜の会は、岩手の文学サークルです。メンバーの中には岩手芸術祭の最高賞(芸術祭賞)を受賞した方や岩手日報主催の「北の文学」で入選者もだしているという実力あるサークルです。
書くことも好きな方々ですが、取材などで外に出ることも好きな方も多いサークルです。
毎年、書店に並ぶ文芸誌も発行しており、個人的には『第二のアザリア』だと思っています。
ブログも開設していますので何卒よろしくお願い申し上げます。
「アザリア」は宮沢賢治先生が参加されていたサークルですね。なるほど。
『神話世界のプロローグ』は、書くのがお好きだとうかがった神話ファンタジー系ラノベだと思いますが、この作品と『始まりのフェルメイユ』は、主人公と女性のペアがメインキャラなのですが、これは意識してそうされているのですか?
『神話世界のプロローグ』までお読みくださり、誠にありがとうございます。
この未完成な作品を読むことで、後に発売予定の作品がきっと面白くなると思います(これ以上は内緒なんです……笑)
ペアは意識してます。個人的に昔からペアで組ませたいというのがあるので。
人ならざるものになった日菜子ちゃん(『神話世界のプロローグ』の登場人物)の行く末が気になるのですが、続編の構想はあったのでしょうか?
日菜子の物語はあれで終わりなんですが。続編の構想は……申し訳ありません。
これも楽しみにしていただけますと幸いです。きっとわかりますので(笑)
全ては『アポカリプスエッジ』で!
総ての道は『アポカリプスエッジ』に通ずるですね(笑)
私の作品は万人に受ける作品ではありません。ただ、ひとりでもいいのでその人の心に何か残る作品を目指しています。
これからも物語を書き続けるでしょう。
ラヴクラフト、宮沢賢治、その背中をこれからも追い続けたいです。
そんなことはないと思います。いまの作風は、広い読者層に受け入れられると思うので、大勢の読者の心に残る作品を目指して書き続けて下さいませ。
次作、楽しみにしてお待ちしております。