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金魚
doru

 うちの姪っ子が花火大会の屋台の金魚すくいで小さな和金4匹すくってきました。ちょうど熱帯魚を飼っていたときに使っていた45cm水槽があったので、井 戸水じゃちょっと冷たすぎるとお湯をたして普通の水道水と同じぐらいの温度にして、金魚をいれました。フィルターは外付けのもの4匹は居心地がよかったの かすくすくと育ちました。最初は金魚の色あげをよくする小さな餌4匹ともすぐに懐いて人の手から直接食べるようになりました。そして秋になり、冬になりま した。金魚水槽を外に出していたものだから、外付けフィルターを動かすと水温がますますさがるものだからフィルターなしで一冬越させました。

 そして春、金魚は冬場寒い思いをすると春には発情します。どうやら4匹のうち1匹はメスで3匹はオスのようです。1匹のメスの後を3匹のオスがおいかけます。1匹の美少女金魚に野郎3匹がおっかけていじめます。やがてメスはいじめられて昇天してしまいました。

 さて残った3匹は何事もなかったかのように夏を迎えました。私が金魚水槽の中に何もない殺風景だからホームセンターからウオーターレタスを買ってきてあげました。3匹は退屈していたのでしょう。一日にして食べつくしてしまいました。このやろ〜って感じでした。

 数年がたち、餌の大きさも小型から中型大型へとかわっていきました。3匹とも20cm近く大きくなりました。3匹とも人間に慣れて人が近づくとわかるのかぱくぱくと口をあけて餌くれ餌くれと請求します。人間は金魚たちの奴隷です。金魚は3匹の王様でした。

 でもそんな金魚にも弱点がありました。猫といたちです。ある朝金魚3匹は腹を裂かれて水槽のそばに落ちて死んでいました。オス金魚3匹をメス金魚を埋めたところに埋葬しました。

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