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爺ぃが入院して・・・

doru

 

まあちゃんとえっちゃんの爺ぃが前立腺の手術で病院に入院中です。ママとまあちゃんとえっちゃんは手術の後お見舞いに行きました。えっちゃんはまだ小さいのであんなに優しかった爺ぃが弱弱しくベッドに寝ているのを見てショックを受けました。そしてぽろぽろ涙をこぼしました。「えっちゃんなぜ泣いているの」とママが聞くと「爺ぃが生きているのが嬉しい」と言って泣きました。
病院からの帰り、ままはえっちゃんに「帰って手を洗うまで指しゃぶりをしちゃあ駄目よ」と言いました。
以前えっちゃんがもっと小さいときに婆ぁが入院して耳の手術をしたときに、病院の中でべちゃべちゃ指をしゃぶっていて、病院の中できつい菌に侵されて苦しんだ経験があります。その時は42度の熱が出て、白目をむいて夜間緊急病院に夜の1時にママが車でえっちゃんを連れていったことがあったのです。
だから今度も病院で病気をうつされたら大変と指しゃぶりだけは駄目と先手をうってえっちゃんに言い聞かせました。まあちゃんも面白がって、「前のときえっちゃん熱出て白目剥いて貞子のように怖かった」とか、「熱出たらかんちょうとかざやく入れるのだよ」とえっちゃんに言い聞かせました。えっちゃんは薬は飲むのは平気ですが、かんちょうとざやくをおけつの穴からいれるのは大嫌いなのです。ぶるぶるっと震えて「指しゃぶりしないもん!」と言いました。
家に帰って、洗面所で手を石鹸で一生懸命洗って、お風呂入ったときも身体を一生懸命洗って、その夜は熱もでずすやすや眠りました。
一カ月後元気になった爺ぃは、まあちゃんとえっちゃんに玩具を買ってあげました。まあちゃんとえっちゃんと爺ぃは縁側で春の日差しの玩具で楽しく遊びました。


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