はじめてクラークの『渇きの海』を読んだのは確か中学生になったばかりのころでした。その訃報に接し今あらためて数十年ぶりに読み返してみて、自分のなかに当時の感動がそのまま蘇ってきたことに驚きました。真にすぐれたSF作品は決して時代遅れなることはないという証だと思います。こののちもたくさんの若い人たちが彼の作品に触れ、必ずや新たな感動を得ることでしょう。その名が永久に記憶されることを信じつつ哀悼の念とともに謹んでこの小品を捧げます。
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