あした行きのチケットをもって、南行きの列車に乗る。「わたし」の探す「あした」はどこなんだろう。目の前の席に座っている少女は、その答えを知っているのだろうか。「あなたが望むなら、あたしの「あした」を、あなたに譲ってあげてもいいよ」。そしてふたりは列車のなかで「あした」に向かう…… 「あした行きのチケット」も「南行きの列車」も、大好きなモチーフです。「わたし」がたどりついた「あした」ははたして「わたし」に幸福をもたらすでしょうか。楽しんでいただければ嬉しいです。
トップ/読切短編/連載長編/コラム ブックレビュー/著者インタビュー/連載マンガ/BBS/編集部日記 著作権/プライバシーポリシー/サイトマップ