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Anima Solaris
No.14 , Jul.2001
毎月八日公開

読切短編
夜走曲 北野勇作
連載小説
アダムたちの檻 岡本賢一
第五居住圏 Al Vickers
シャンダイア物語 福田弘生
Sugar Room Babies 中条卓
時代遅れのラブソング 高本淳
連載
mitch の American Movie Express mitch
六畳間シアターより愛をこめて ゾンビ
Tarot-- Spiritual Journey Soma
著者インタビュー
ぶたぶた》シリーズ 矢崎存美先生
ブックレビュー
時と人》三部作 北村薫著
Other Contents
九月の文庫新刊情報 堀内優希子
伊藤@Trashメールの特選 Trash Collection

Jun Ito

 

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 有料コンテンツの読み物に、今月は日本ファンタジーノベル大賞を受賞された北野勇作先生の短編「夜走曲」が登場。不思議な感覚の北野ワールドをお楽しみください。有料コンテンツのお申し込みはこちらから!

 

 

Title Image
Tom 「ブラッディコア」

sf-fantasy.com

 


Contents HEADLINE (from 'Anima Solaris Digest')
■夜走曲
 方向音痴の癖に夜中に走るのが好きなおれは、走っているときは精神がハイになっているせいもあってとんでもない迷い方をしてしまったりするのだが、そんなおれがこのあいだ走っていて迷い込んだデパートのなかで買わされたのがランニング・ナビゲーションシステムでありこれは脳ミソのなかに流し込んだソフトウエアと人工衛星とで自分の走っている位置がわかるという優れものだということだったのだが、実際使ってみると新製品にありがちないろいろと困ったことが起こるわけで、ちょうど今がその困った状態というわけ。>>
■アダムたちの檻
 ここはどこなのか? なぜ自分たちは生まれたのか? 
 自分たちが更に最悪の状況下に置かれているという事実を、這い進みながら、ひとつひとつ認識してゆく接続された七人の男たち。
 そして――、新たな危険が彼らに迫る。
 著者渾身の本格異色SF、その初期ステージの全容が今、明かされてゆく。>>
■第五居住圏
 遺跡調査隊の一行は砂嵐をくぐって目的の山岳地帯にたどり着き、ローバーを乗り捨てて徒歩で山を登り始めます。やがてもうひとつの砂嵐が一行に襲いかかり、彼らは岩山のくぼみに身を潜めます。真夜中に彼らを襲った大音響の正体は……?>>
■シャンダイア物語
 ベリックやマルヴェスターと別れて南に向かうセルダンとブライスの船団は、いよいよユマールの将の支配海域に入る。
 一触即発のザイマンのドレアント王と南の将、その間隙を縫って暗躍する海賊王とバルトールマスター。
 そして放浪の魔法使いテイリンも南の将の要塞にたどり着く。
 第三部いよいよ開幕。>>
■Suger Room Babies
 神秘主義者たちによれば胎児は出生後の生涯の夢を子宮の中で見ているのだという。
 では生まれないことを選んだ胎児はどんな夢を見るのだろうか。>>
■時代遅れのラブソング
 時は遥かな未来。ところはいずことも知れぬ深宇宙。ローンで買ったポンコツ宇宙船に乗り込み古代の巨大機械捜しの旅へと乗り出した妻と夫。しかしふたりの期待むなしく星から星へのさすらいの日々は果てしなくつづく……。平凡な夫婦の非凡な日常を描く二度ともどらぬ古き良きSFたちへのオマージュ。時代遅れのささやかな愛の物語。>>
■mitch の American Movie Express
はい、サブタイトルからもこの連載が最終回だということがおわかりいただけるかと思います(笑)。昨年の10月号から始まったこの連載も何とか回を重ねて12回。ちょうど一年経ったというわけで、今回を持ちまして円満に(爆)終了させていただくこととなりました。
最大の理由はワタクシのアメリカ滞在がおそらくあと数ヶ月で終了するであろうということ(平たく言えば『帰任命令』が間もなく出るであろうということ)です。でまあ、帰任間際にバタバタしてご迷惑をおかけするよりも、早めの店じまいを選択させていただいたわけでございます。>>
■六畳間シアターより愛をこめて
逆襲シリーズは続きます。
前回に引き続き、雑誌の引用から。この夏「長岡鉄男ホームシアターのすべて」というムックが刊行された(音元出版)。長岡氏は去年惜しくも亡くなられたオーディオ評論家だが、生前のホームシアターに関する文を集めたのがこの本だ。
157頁、ドルビーデジタル対応スピーカー自作の記事に、以下のような記述がある。「AVにセンタースピーカーは不要、というのが筆者の主張。センタースピーカーの置き場がないのだ。(中略)センタースピーカーはセリフが中心だからレンジは狭くてもよい。この考え方は支配的で、センタースピーカーの選び方がAVのポイントとされた。センタースピーカーは何がよいかというアホな記事も多くみられた。この方式は人が喋りながらスクリーンのはしからはしへ歩いていくと、中央に来た時に声の質ががらりと変わり、身長ががくんと小さくなる。>>
■Tarot-- Spiritual journy
 火と風と水、そして足もとには大地――。
 タロットをシャッフル(カードを切りまぜること)する時、わたしはそれらと1つであるのを感じます。タロットカードには、わたしたちの内と外との宇宙が描かれ、今ここに存る喜びを伝えてきます。>>
■著者インタビュー
 書店で平積みにしてある《ぶたぶた》を見たことのある方はきっと多いはずです。そう、ぬいぐるみのぶたさんが表紙のあの本です。皆さん、どんな内容の本かと気になりませんでしたか?私は気になりました(笑)
 今月は、あの《ぶたぶた》シリーズの著者、矢崎存美先生に山崎ぶたぶた氏の謎について迫りました(爆)
 『刑事ぶたぶた』は長篇なので、ず〜っと刑事ですが、後の二冊は短編集なので色々な職業で登場します。タクシーの運転手、コック、サラリーマン、占い師、定食屋の手伝い、そしてなによりお父さんでもあるのです(笑)
 なにかほのぼのとした、心に爽やかな風か吹くような読後感をお望みの方にも、絶対のお薦めです。>>
■ブックレビュー
 今月は、何れも時間に関係した設定で、女性が主人公である北村薫先生の《時と人》シリーズを取り上げました。
 普通の常識人なら『スキップ』は記憶喪失、『ターン』は臨死体験、『リセット』は生まれる前の記憶か生まれ変わり(これは常識では無いけど)。しかし、愛の作家でもある北村薫氏の手にかかると、ここまで感動的な物語に昇華するんですね。>>
■伊藤@Trashメールの特選Trash Collection
 ただいまの収録Trashは[ ] !!

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