===== アンソロジー『魔法』 =====
『魔法陣』/高本 淳
時は十四世紀。所は南仏ラングドック。フランチェスコ会修道士ロジャーは所用で訪れた修道院で予期せぬ依頼をうける。たまたまピレネー山中で発見された大量の古文書の鑑定を博識で知られる彼に頼みたいというのだ。翌日愛弟子トマスとともにそれらが収められている洞窟を訪れた彼だったが、しかしそこでふたりは想像を絶する恐るべき事態に遭遇することになる。
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===== アンソロジー『魔法』 =====
『夢見る乙女』/舞火
片田舎に住む私はあやうく寝坊しかけたが、なんとかいつもの電車に乗ることができた。
その電車には、彼がいるのだから。
ただ見ているだけしかできない私。
話しかけられたいのに。付き合いたいと言われたいのに。
だけど、そんなの絶対無理。でも願うことは誰にもとめられない。
頭の中に浮かんだたくさんの願望は、どうせそのまま消え去る運命。
だったら、どんなに願ったっていいじゃない。
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===== アンソロジー『魔法』 =====
『博士、オカルトに傾倒』/木谷太郎
自称発明家にして僕が住むアパートの大家でもある「博士」が今度はオカルトの研究に手を染めたらしい。怪しげなラテン語の稀覯書を買い込み、ついには悪
魔の召還に成功したかのような口ぶり。やがて月末、家賃を納めに訪れた居宅に博士の姿はなく、僕が見いだしたのは革表紙に手書きの一冊の本。博士はどこ
に?
その時、僕の携帯が鳴った…
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===== アンソロジー『魔法』 =====
『マーシアン』/白田英雄
時は未来。所は火星。
ふたりの魔法使いの対決を見守る男がいた。
伝統的な魔法をふまえつつもSF的な魔法への再解釈を取り入れた意欲作。
どうぞ御覧下さい。
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===== アンソロジー『魔法』 =====
『手紙』/憑木影
緑なす森奥深くに封じられた洋館。その洋館に滞在する女性科学者のもとへ、一通の奇妙な手紙が届けられる。差出人の名は、死んだはずの恋人であった。
そして手紙にはこう記されている。『あなたは目覚めなければならない。その
深く果てしのない眠りから。そのためには、魔法使いと会う必要があります』
魔法使い。闇を纏ったその男と彼女が出会ったそのとき、物語が始まる。
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===== アンソロジー『魔法』 =====
『吹上法螺之承開眼次第』/doru
ちょっぴりえっちで楽しい学園生活の平凡な1日。学園生活の中には、授業あり、放課後の球技あり、そして、級友とのちょっとした恋もあり、嵐の中の学園には定番の番長との死闘もあり、夜中には世界的悪の元締めとの対決もあり、楽しめる人には楽しめる。そうでない人は。。。どうかなって作品です。
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■シャンダイア物語
第十三章 第五の島 剣の試練
シャンダイアに女王は戻った。しかし軍を率いるのはカインザーの王子の使命である。剣の王子の試練、それは荒々しく血にまみれたものだった。セルダンの戦いはクラハーン神の心に届くのか。
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■著者インタビュー
『フィニイ128のひみつ』 紺野あきちか先生
亡くなった叔父が握りしめていた紙切れに導かれ、私がヨットのキャビンで見つけたメモには、『フィニイ128のひみつ』と書かれていた。その一週間後、英語のニュースグループのなかで、偶然"finney128"という文字列を見つけた私は、その投稿者からの返事に書かれていた「暁の舞踏会」を調査すべくア
メリカ探索行に出発した。
「暁の舞踏会」が何かを調べる私のもとに届いたのは、熱狂的な参加者が全世界規模で展開しているノンヴァーチャルRPG『W&W』への誘いだった。
Webの書評でも、良く分からない・難しいとの評が多く見られるこの本のひみつを明かすべく、紺野先生に著者インタビューをお願いしました。ほんとは、そういう要の所を著者に聞いちゃうというのは、タブーなんですけどねぇ。紺
野先生ご免なさい(爆) >>
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■「星間戦争」 (第9回)
上巻:火星人の襲来
第9章 戦闘開始
ついに戦闘の火蓋が切って落とされました。火星人たちの反撃はすさまじく、丘の上に建っている主人公の家も熱線の射程内にあることが判明します。貴重品をとりまとめ、二輪馬車を借り出しての逃避行…主人公夫妻の運命やいかに?
なお作中はじめて「タコ(octopus)」という単語が登場します。 >>
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■プサイにファイ
(SF読者のための量子力学入門)(10)
原子核のまわりを電子がまわっているという古典的な描像はまちがっていると以前紹介しましたが、ぐるぐるまわるときに関連する量である角運動量を原子のなかの電子は持ちます。ただ、その角運動量も古典的な形ではなく、不思議なかたちであらわれてくるのでした。。 >>
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